科学者の国防無知 学術会議は正しく対応すべきだ


 「研究成果は、時に科学者の意図を離れて軍事目的に転用され、攻撃的な目的のためにも使用されうるため、まずは研究の入り口で研究資金の出所等に関する慎重な判断が求められる」

 今、話題の日本学術会議が2017年3月に決定した「軍事的安全保障研究に関する声明」の恐らく最も有名な一節だ。

 これが頭に浮かんでずっと離れなかったのは、「週刊新潮」が4回にわたって特集した「日本の科学技術を盗む『中国千人計画』」の初回(10月22日号)を読んでいた、その時だ。


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