池永 達夫 2020/11/06 写真|アジア・オセアニア [会員向け]
1992年のスチンダ政権退陣を求めたデモは、前年のクーデターを主導したスチンダ陸軍司令官が「自分は首相になることはない」と言明しながら翌年、首相に就任したことで反政府運動が発生、燎原(りょうげん)の火のごとく広がっていった。最大時、50万人規模の市民が王宮前広場に集結して抗議デモを展開、出動した軍はライフルの水平撃ちで多くの犠牲者を出した。
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