編集局
集団的自衛権の行使禁止は憲法上許されない
安全保障関連法が成立して1年が経過した。これで安保法制は完備したと見る向きがいる一方、民進党は蓮舫新体制下でも集団的自衛権の行使容認部分を憲法違反とし、安保法を廃止するよう主張している。 いずれの見方も、大きな間違い…
クリントン氏拒否するミレニアル世代 Millennial voters spurning Clinton, but not for GOP
【フィラデルフィア】ヒラリー・クリントン氏にとって、黒人票はほとんど問題ない。ヒスパニック票の数字も分かっている。だが、オバマ大統領の希望と変革連合の原動力となり、オバマ氏を2度の勝利に導いたミレニアル世代の若者を引き…
松竹映画「男はつらいよ」の第41作はオーストリア…
松竹映画「男はつらいよ」の第41作はオーストリアのウィーンが舞台。「どこの川の流れも同じだなあ。流れ流れて、どこかの海に注ぐんだろう?」と、寅さんはドナウ川を見てつぶやく。 寅さんにとってドナウ川は故郷の江戸川のよう…
北の誤発射、専門家懸念
弾道ミサイルの脅威 日米の防空戦略を問う(1) 実戦配備へ新段階に 元護衛艦隊司令官・海将 金田秀昭氏に聞く 異常ともいえるハイペースで核・ミサイル実験を繰り返す北朝鮮。「中華民族の夢」実現のよりどころを核戦力に求める…
拉致問題、制裁強化しつつ対話模索を
5回目の核実験や日本の排他的経済水域(EEZ)に着弾した弾道ミサイル発射などで北朝鮮の脅威が一層増し、北に対する制裁や迎撃体制の強化が声高に叫ばれる中、日本人拉致問題の解決が後回しにされるのではないかと危惧されている。…
自民・二階幹事長が訪沖
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 自民党の二階俊博幹事長が13日から2日間の日程で沖縄入りした。二階氏は幹事長に就任後、全国の都道府県連訪問を沖縄からスタート。下村博文氏ら3人の幹事長代理らも同行し、沖縄重視の姿勢…
国務省の牛歩戦術か Slow-walking in Foggy Bottom
11月にヒラリー・クリントンがホワイトハウスを勝ち取るか、健康を回復するために所有地の一つに戻されるか、いずれにしても、彼女の国務省の古巣での電子メールの扱いが今まで通りということはあり得ない。彼女の電子通信の乱用をめ…
東京五輪開催を見据えてのことか、都心に…
東京五輪開催を見据えてのことか、都心に乗り入れる地下鉄、私鉄沿線市街地の開発が活発化しそうだ。西武ホールディングスは、西武鉄道の主要駅、所沢駅(埼玉県所沢市)周辺の再開発に着手した。 2018年春以降に駅ビルの大型商…
人はなぜ犬を愛するのか
地球だより 犬は一般的に主人に忠実だ。不信と裏切りの多い時代に生きていると、忠実であることは大きな徳だ。 しかし、人が犬を愛するのはその忠実さだからではないことを知った。主人の愛を無条件で受け入れてくれるからだ。そ…
辺野古判決、翁長知事の違法認定は適切だ
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、埋め立ての承認を取り消した沖縄県の翁長雄志知事を国が訴えた訴訟で、福岡高裁那覇支部は「承認取り消しの撤回に応じないのは違法」との判決を言い渡した。国…
トランプ氏の主張は「悪意のあるうそ」-クリントン氏 Clinton says Trump owes Obama, Americans apology for birth claims: ‘Outrageous lie’
ヒラリー・クリントン氏は16日、共和党大統領候補ドナルド・トランプ氏はオバマ大統領の「出生地」をめぐる騒動を消し去ることはできないと指摘、トランプ氏の選挙戦は、オバマ大統領が米国生まれではないという「悪意のあるうそ」の…
「内弟子修行8年でデビューしましたが、この…
「内弟子修行8年でデビューしましたが、この記録を破るのは出ないと思っていたら天草二郎君が9年でデビューしました」と演歌歌手の静太郎さんが語ると「先輩、9年半です」と天草さん。「9年半だったのか。もう、これは破られないと…
開館50周年迎えた駐札幌大韓民国総領事館
駐札幌大韓民国総領事 韓惠進氏に聞く(上) 広がり見せる相互交流 駐札幌大韓民国総領事館は今年、開館50周年を迎える。ひと頃の韓流ブームが去り、冷風が日本と韓国の間に吹き込んでいると思いきや、北海道を訪れる韓国人観光客…
EU、離脱の連鎖に恐々
ポピュリズムと国民投票に揺れる 英国の欧州連合(EU)離脱が国民投票で決定して以来、EU内には、離脱の連鎖が起きることへの警戒感が増している。その背景には、反EUを掲げるポピュリズム政党の台頭と、加盟各国が外交課題を国…
カジノに群がる窃盗団
地球だより タイ警察は14日、バンコクのビジネス街シーロムのステートタワービルでタイ人家政婦(41)を窃盗容疑で逮捕、日本円で現金70万円と13万5000バーツ(約45万円)を押収したと発表した。 2週間前、ステート…
敬老の日、実りある老後の後押しを
きょうの「敬老の日」を前に総務省が発表した人口推計によると、65歳以上の高齢者は3461万人で、総人口に占める割合は27・3%、過去最多を更新した。女性に限れば30・1%が高齢者で、初めて3割を超えた。 総人口の3割…
依然低い教育への公的支出
筆者が大学に入学した昭和51(1976)年、国立大の授業料は年間9万6000円だった。今から40年も前のことではあるが、現行の53万5800円と比べると文字通り、隔世の感がする。とはいえ、その前年まで4年間は3万600…
最終盤に近いリオデジャネイロ・パラリンピック…
最終盤に近いリオデジャネイロ・パラリンピック、男子陸上走り幅跳びのT42(片大腿切断など機能障害)で、山本篤選手が銀メダルを獲得した。記録は6㍍62、金メダリストの記録に8㌢届かなかった。 山本選手は2回目までは6㍍…
比ダバオの無差別爆弾テロ 麻薬組織、アブサヤフと共謀か
ドゥテルテ大統領の地元で発生 治安対策への反発が動機 フィリピン南部ダバオ市で2日夜、強力な爆発があり、これまでに15人が死亡し70人が負傷した。同市はドゥテルテ大統領の地元で、国内有数の治安が良い都市として知られてお…
普天間移設、「政治的けじめを」 仲井真前知事が翁長氏に注文
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のキャンプシュワブ沖(名護市辺野古)移設をめぐり、埋め立て承認を取り消した翁長雄志知事が是正指示に従わなかった問題で、翁長知事の承認取り消し処分は違法として県が敗訴したことについて、仲…
ウズベキスタン、戦略的な結び付きの継続を
中央アジアのウズベキスタンで約四半世紀にわたり政権の座にあったイスラム・カリモフ大統領が今月、78歳で死去した。ウズベクは中央アジア最大の人口(約3000万)を抱え、中露の狭間にあり、さらにアフガニスタンとも国境を接し…
「民共共闘」継続へ、 主体性欠く“アンチ”路線
蓮舫民進 疑問の船出(下) 「公党間の基本的枠組みの約束は重い。維持していく」。蓮舫代表は17日の民放番組で、次期衆院選での共産党との選挙協力について聞かれ、民共共闘路線を継続する考えを示した。だが、疑問なのは「『与党…
「引揚ぐる船を追ひ打つ秋の浪」(高浜虚子)…
「引揚ぐる船を追ひ打つ秋の浪」(高浜虚子)。薄着をして昼寝をしていると、寒さに目覚めてしまうような天候。あっという間に夏が終わった感じだが、次々に襲来する台風によって残暑が吹き飛ばされたという印象だ。 そんな肌寒さや…