編集局 

両陛下 遺族会創立70年式典に御出席
天皇、皇后両陛下は19日、東京都港区の明治記念館で行われた日本遺族会創立70周年記念式典に出席された。 式典には、衆参両院議長や各都道府県の戦没者遺族代表ら約520人が出席。遺族会会長の水落敏栄参院議員が「戦争の悲惨…

ロヒンギャ迫害、難民を安全に帰還させよ
ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャが隣国バングラデシュに大量脱出している。ミャンマー治安部隊による掃討作戦に伴うものだ。 40万人以上が国外へ 難民流出のきっかけは、ロヒンギャ武装組織「アラカン・ロヒンギャ救…

台風18号で悲喜こもごも
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 非常に勢力の強い台風18号が日本列島を襲い、全国各地で被害が出た。 日本で最初に直撃したのは沖縄県の宮古島だった。宮古島市農林水産部によると、同市と多良間村の農作物被害額は5億7…

ニンジンをぶら下げるやり方はやめよ Kicking the carrot down the road
虹のかなたのどこかで、国連は、北朝鮮に良い子になって、核兵器その他を放棄するように命じる新たな決議案をひねり出した。七色の虹が雲と合体する、はるか上空の広い世界では、以前の制裁決議7回目が果たせなかったにもかかわらず、…

帝国データバンクは、人手不足に関して今年…
帝国データバンクは、人手不足に関して今年7月に行った企業の動向調査結果を発表し、その中で「正社員が不足している」と回答した企業は45・4%となった。同社は「商品・サービスの新規開発に影響が出ている」と指摘している。 …

寂しく佇む大統領記念館
地球だより 2002年サッカーワールドカップ日韓共催のため造られたソウルW杯競技場の西2キロの場所に、朴正煕元大統領の記念館がある。韓国で朴元大統領と言えば「漢江の奇跡」と呼ばれる高度経済成長を牽引したリーダー像と日本…


「核ICBM」完成は当分先
どう見る北の脅威 元海将・金沢工業大学虎ノ門大学院教授 伊藤俊幸氏(上) 北朝鮮の核・ミサイル開発の現状とトランプ米政権の今後の対応について、元海将で金沢工業大学虎ノ門大学院教授の伊藤俊幸氏に聞いた。(聞き手=編集委員…

衆院解散、安全保障・憲法争点に戦え
安倍晋三首相が臨時国会冒頭を含め早期に衆院を解散する意向を固めた。選挙日程については首相が米国から帰国後に明らかにする予定だが、与野党とも既に、臨戦態勢に入っている。今回の衆院解散総選挙は、北朝鮮の核・弾道ミサイルによ…

特別活動における学校飼育動物の取り組み
帝京大学教育学部初等教育学科教授 若林彰氏 モルモットの飼育を通じた特別活動に尽力してきた帝京大学教育学部初等教育学科の若林彰教授が「特別活動において学校飼育動物の取組を通して育てる力」と題して、東京都文京区の東京大学…

眞子さま御婚約の効果
秋篠宮家の眞子殿下と小室圭さん、共に25歳の若いカップル誕生に日本中が明るい空気に包まれた。同年齢の子供を持つ親の一人として、爽やかな20代の結婚に心動かされる会見だった。 厚生労働省の「21世紀出生児縦断調査」によ…

1人――というのが1日の最少人数である。…
1人――というのが1日の最少人数である。平成元(1989)年からこれまでに、昨年9月4日と平成22(2010)年5月26日に記録した交通事故死者数である。 1日の最少人数は平成14年に10人だったが、翌15年に7人を…

敬老の日 「人生100年」本格的議論を
きょうは敬老の日。平均寿命の延びによって「人生100年」時代がもうそこまで来ている。それぞれの人生、また社会との関わりの中で「老い」について改めて考える時である。 政府の「構想会議」発足 厚生労働省の集計によると、1…

ノーベル医学生理学賞を受賞した東京工業大…
ノーベル医学生理学賞を受賞した東京工業大栄誉教授の大隅良典氏が「大隅基礎科学創成財団」を設立した。「基礎生物学の分野で、重要でありながら支援を得られなかった研究者に、研究費を提供したい。100万円や200万円でも研究が…


米、中国の知財侵害調査を開始
トランプ米大統領が、米国の知的財産への中国による大規模な侵害の調査を公式に開始することを決めたことは、長年、中国の組織的なサイバースパイ攻撃を受けてきた米企業にとって朗報だ。米通商代表部(USTR)は先月、トランプ大統…

拉致問題、圧力強化で被害者帰国実現を
北朝鮮を訪問した小泉純一郎首相(当時)との首脳会談で、金正日総書記(同)が日本人拉致を認めてから、きょうで15年が経過した。 北朝鮮による6回目の核実験を受け、国連安全保障理事会では北への原油・石油精製品輸出に上限を…

拠点が崩壊する中でも宣伝を強化する「イスラム国」 Islamic State ups PR as base crumbles
過激派組織「イスラム国」(IS)は、イラクとシリアの本拠地「カリフェイト(カリフの統治領)」が崩壊する中、世界中で殺戮(さつりく)を繰り広げていることを熱烈に報道することで、テロリストの支持者たちを元気づけようとしてい…

「山は暮れて野は黄昏の芒(すすき)かな」…
「山は暮れて野は黄昏の芒(すすき)かな」(蕪村)。かつてはどこでも見られたススキだが、今では街中ではほとんど生えていない。秋の空、特に夜の月明かりの中で見る光景は幻想的で、かつ物寂しい風情を感じさせる。 ススキは、稲…


秋篠宮殿下御夫妻、シルバーセンター御訪問
秋篠宮殿下御夫妻は15日午前、東京都新宿区のシルバー人材センターを訪れ、高齢者らが働く様子を視察された。敬老の日にちなんだ訪問で、天皇、皇后両陛下から2015年に引き継ぎ、皇太子殿下御夫妻と隔年で受け持たれている。 …

北ミサイル、日本上空通過の常態化警戒を
北朝鮮が再び日本上空を通過する弾道ミサイルを発射した。米国を威嚇する狙いだろうが、日本上空通過の常態化を警戒する必要がある。 グアムを射程に収める 今回のミサイルは北海道上空を通過し、襟裳岬東方沖約2200㌔付近に落…

比でイスラム国系過激派組織が激しい抵抗 Islamic State faction puts up tough U.S. fight in Pacific
東南アジアの「イスラム国」(IS)系過激派組織が、米国の支援を受けたフィリピンのテロ対策部隊から容赦のない激しい軍事的攻勢に対して予想以上に激しく抵抗している。過激派組織が、フィリピン南部の主要都市マラウィを支配下に置…

北朝鮮がまた、日本上空を通過する弾道ミサイル…
北朝鮮がまた、日本上空を通過する弾道ミサイルを発射した。襟裳岬の東約2200㌔の太平洋上に落下し、飛行距離はグアムを射程に収める約3700㌔。 グアムの米軍基地への攻撃能力を誇示して米国を交渉に引き込もうという狙いだ…

タマリンドを生業に
地球だより インドシナ半島には日本にはない豆の木がある。鞘(さや)が80センチ近くにもなるズールーラブビーン(モダマ)やタマリンドがその一つだ。ホーチミン市には街路樹として植えられたタマリンドの木の実を集めて生計を立て…


ふるさとに愛着を抱く子供に
小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業 北海道教育庁学校教育局長 北村善春氏に聞く 人口減と過疎化に苦しむ地方自治体にとって、地方創生は地域の生き残りを賭けた不可欠のテーマになっている。そうした中で北海道教育庁は、地域…
