編集局
高校歴史教科書から「坂本龍馬」「吉田松陰」…
高校歴史教科書から「坂本龍馬」「吉田松陰」を削れ――。昨年11月、高大連携歴史教育研究会(高大研、会長・油井大三郎東大名誉教授)なる団体が、歴史が暗記中心となっているのは問題として、用語を現行の半分以下の1600語に減…
高校指導要領案、大学入試と連動せねば画餅に
9年ぶりの高校学習指導要領案が、昨年の小中学校指導要領の告示に続いて公表された。討論や発表を通じて、自ら問題を探し出し、解決する力を身に付ける「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)を全教科で導入する。 …
殺し屋を返り討ち
地球だより このほどマニラ首都圏で弁護士の男性がバイクに乗った殺し屋に襲撃される事件があった。 バイクに乗った3人組の殺し屋は、車で移動中の男性を待ち伏せして運転席に銃撃を加えた。ここでターゲットがお陀仏になるケース…
新学習指導要領の全面実施、力量が問われる教師
北海道師範塾「教師の道」会長 吉田洋一氏に聞く 文部科学省が示した新しい学習指導要領が平成30年度(幼稚園)から随時、全面実施される。小中学校、高校、特別支援学校においては周知・教科書の作成および検定・採択などを経て小…
平昌五輪は必ず成功させなければならない
韓国紙セゲイルボ 五輪旗はアジア、アメリカ、欧州、アフリカ、オセアニアの五大陸が平和に手を握った姿を象徴している。五輪が始まった時代には競技期間、さまざまな都市が戦争を止めて和合した。そのように道義的名誉と価値を追求し…
米ペアにだけ拍手送らず、フィギュアで北応援団
ジャンプ着氷失敗に失笑も 韓国・平昌冬季五輪で訪韓中の北朝鮮応援団は15日、フィギュアスケートペアのフリースタイルに出場した北朝鮮のリョム・テオク、キム・ジュシク組を応援した際、他国ペアにも拍手を惜しまなかったが、唯一…
9条2項削除し軍隊明記を 色摩力夫氏
憲法改正 私はこう考える 元駐チリ大使 色摩力夫氏(下) 安倍首相が9条1項、2項を残したまま、自衛隊を書き込む改憲案を提案しているが。 自衛隊の明記には賛成だが、問題は具体的な記述の中身だ。2項を残したまま自衛隊を明…
10~12月GDP、一段と落ちた成長の勢い
実質で前期比0・1%増(年率0・5%増)で、約28年ぶりとなる8四半期連続のプラス成長――2017年10~12月期の国内総生産(GDP)の速報値である。 8期連続プラス成長は確かに誇れるが、成長の勢いはさらに弱まって…
2018年の「新書大賞」(中央公論新社主催)…
2018年の「新書大賞」(中央公論新社主催)には、前野ウルド浩太郎著『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)が選ばれた。これにちなんで「新書の現状」ともいうべきテーマについて、出版社の新書担当者3人による座談会が「中…
ペルーでフジモリ派が分裂、次男ケンジ氏が姉ケイコ氏と決別
次期大統領選のダークホースに 南米ペルーで、フジモリ元大統領の恩赦が思わぬ波紋を広げている。次男ケンジ氏が最大野党のフジモリ派を離脱、2021年の大統領選に向けてダークホースとなりつつある。(サンパウロ・綾村悟) 調…
北朝鮮の美女応援団
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 北朝鮮の「美女応援団」が平昌オリンピックで初の応援を行った。一昨日、女子アイスホッケー南北合同チームのスイス戦で朝鮮半島を描いた「統一旗」とタンバリンなどを使用して『パンガプスムニ…
持ち帰りにチップは必要?
地球だより 日本人にはなじみが薄いが、米国ではチップの文化が根付いている。レストランでテーブルサービスを受けた場合、代金の15~20%のチップを渡すのが相場とされるが、テークアウトで注文した際に渡すべきかについては、意…
露潜水艦がNATOの脅威に
海底通信網の破壊に懸念 ロシアが大西洋、北極海で潜水艦の活動を活発化させていることから、米軍の通信に欠くことのできない海底光ケーブル網が破壊される可能性が指摘され、トランプ政権は、対応を迫られている。 米シンクタンク…
駐韓米大使から“落馬”した対話派
韓国紙セゲイルボ 軍事選択を堅持する米政権 駐韓米大使に内定していたビクター・チャ・ジョージタウン大教授が“落馬”した。北朝鮮への「鼻血戦略」(制限的先制打撃)に反対し落馬したというのが定説だ。 しかし、韓米当局は彼…
憲法改正、平和欲せば戦争に備えよ
憲法改正 私はこう考える 元駐チリ大使 色摩力夫氏(上) 安倍晋三首相の強い意向を受けて、憲法改正の焦点は従来の一般論的な議論でなく、個別的、具体的な改正条文づくりに移ってきた。改憲論議の焦点である9条などの主要論点に…
緊急事態条項、権限集中がなければ無意味だ
自民党の憲法改正推進本部では、執行部が緊急事態条項の創設について、政府への権限集中や私権制限の規定を盛り込むことを見送るべきだとしている。これでは創設する意味がないと言える。 憲法は平和時前提に制定 民主主義国家の…
北杜夫の長編小説『楡家の人びと』は祖父…
北杜夫の長編小説『楡家の人びと』は祖父斎藤紀一から父斎藤茂吉、さらに作者自身へと続く生家の変遷を綴(つづ)った傑作。これを読んだ三島由紀夫は「戦後書かれたもつとも重要な小説の一つ」と絶賛した。 気流子も再読したいと思…
治安か普及か問われる民泊
住宅の空き部屋を利用して旅行客らを有料で泊める「民泊サービス」の運営を合法化した住宅宿泊事業法(民泊新法)が6月から施行され、民泊のあり方が大きく変わる。国は民泊の「健全な普及」を目指すが、地域住民の安全を確保したい自…
正男氏暗殺1年、北朝鮮の残忍さを直視せよ
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が2017年2月にマレーシアで殺害されてから1年が経過した。 マレーシアでは、実行犯として殺人罪で起訴された女2人の公判が続いている。だが犯行を指示したとされる北朝鮮人…
知事は反基地活動家の味方?
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 1月29日、沖縄県東村高江の米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)工事に関連する二つの裁判で注目される動きがあった。 一つは、2016年9月に高江で反基地活動家が暴力行…
市長らの大言壮語の熱を冷ませられないものか If only to harness hot air
石油・ガスの生産者に対する市当局の脅しは続いている。そして、その狂気の沙汰はカリフォルニアまで広がっている。ニューヨークのビル・デブラシオ市長は、エクソン、BP(イギリス石油会社)、そしてシェブロンを含む五つの大手会社…
平昌冬季五輪では、モーグル男子の原大智…
平昌冬季五輪では、モーグル男子の原大智、ジャンプ女子の高梨沙羅両選手が銅メダル、スケート女子1500㍍の高木美帆選手が銀メダルを獲得した。目標にした色とは違ったかもしれないが、いずれも感慨深く、また将来へつながるメダル…
香港の一国二制度、中国による骨抜きは許せない
中国共産党政権を批判する「禁書」を扱っていた香港の書店親会社株主で、スウェーデン国籍の桂民海氏が中国で再び拘束された。 桂氏はスウェーデン大使館で検診を受けるため、北京行きの列車に乗っていたところ、約10人の私服警官…