編集局
シリア撤収表明、前政権の失敗繰り返すな
トランプ米大統領が、シリアからの米軍撤収を表明した。過激派組織「イスラム国」(IS)の殲滅(せんめつ)に成功したというのがその理由だ。ISは広大な支配地を失ったものの、残党は残っている。拙速な対応は、ISの誕生を招いた…
沖縄に寄り添われる陛下
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 「昭和47年に沖縄の復帰が成し遂げられました。沖縄は、先の大戦を含め実に長い苦難の歴史をたどってきました。皇太子時代を含め、私は皇后と共に11回訪問を重ね、その歴史や文化を理解する…
台湾海峡問題 Trouble in the Taiwan Strait
文字に書かれなかった法律は、たとえそれがどんなにロマンチックなものであっても、神話にすぎない。それが文字に書かれていなければ、そのような「法律」を施行する者はいない。そのようなロマンチックな法律は、普通、結婚や家庭を守…
中小・零細企業の多い東京・大田区で長年…
中小・零細企業の多い東京・大田区で長年、メッキ工場を経営していた男性(85)に話を聞くと、約50年前はメッキや鋳鍛造などの加工関連の組合に加入していたのは2000社以上もあった。それが現在は100社ほど。稼働しているの…
黄色いベストと革命
地球だより ガソリン税引き上げに端を発した黄色い安全ベストを身に着けたフランスの抗議運動は、6週目を迎えた。先週はなんと抗議デモのエスカレートで、取り締まる側の治安部隊を構成する警察官までも待遇改善の抗議デモを行った。…
コソボ議会、軍設立を決定
コソボ議会は14日、独自軍の設立を明記した法案を可決した。首都プリシュティナからの情報によると、議会に参席した107人の議員全員が独自軍設立を支持したという。コソボを主権国家と認めていないセルビア共和国は、コソボの独自…
混迷深める中東情勢
エジプト科学技術大学教授 バセル・ユスリ氏に聞く トルコ・カタール「政治同盟」 アラブ諸国と対立 中東地域の動きが複雑化している。アラブ諸国も二分され、外からはイラン、トルコが関わり、シリアをめぐっては、ロシアや米国、…
1票の格差、立法府に「悪平等」持ち込むな
「1票の格差」が最大1・98倍だった昨年10月の衆院選について、最高裁は「法の下の平等を定めた憲法に違反しない」との判断を示した。妥当な判決だ。 国の統治機構は「1票の平等」のみを指標として形づくられるものではない。…
デジタルが変える学校教育の未来
東京書籍取締役 川瀬徹氏 教員を目指す学生・大学院生をはじめ、教育問題に関心のある人のための人材育成講座「こんぺいとうゼミ」(主催=NPO法人BOON・内山葉月理事長)がこのほど、都内で行われ、「デジタルが変える学校教…
夫婦がお互いに感謝する
このところ「平成最後の……」という言葉がよく聞かれる。先日、NHKの朝の番組で平成の30年間を振り返っていたが、その中で「夫婦で共に歩んだ30年」という、平成が始まった時に結婚した2組の夫婦(真珠婚カップル)の話を紹介…
米トランプ政権から来年2月末までの猶予期間…
米トランプ政権から来年2月末までの猶予期間と引き換えに突き付けられた宿題に、中国がクリスマス返上で取り組んでいるようだ。北京で始まった全国人民代表大会(国会)常務委員会で、政府が「外商投資法」の草案を説明した。 昨日…
天皇陛下「大勢の祝意嬉しい」
85歳誕生日の皇居一般参賀 平成最後、最多の8万人超 天皇陛下の85歳の誕生日を祝う一般参賀が23日、皇居で行われた。陛下は「大勢の皆さんからこのように祝意を受けることを誠にうれしく思います」と述べられた。 来年4月…
来年度予算案、消費増税の環境整備を重視
政府は一般会計総額を101・4兆円とする2019年度予算案を閣議決定した。7年連続で過去最大を更新し、当初予算案の段階で初めて100兆円の大台を突破した。19年10月に予定される消費税増税に備え、2兆円強の景気対策費を…
ペンシルロケットを製作し、日本の宇宙・…
ペンシルロケットを製作し、日本の宇宙・ ロケット開発の父と呼ばれる糸川英夫博士(1912~99)は独創の人だったが、「人生で大切なのは、失敗の歴史である」という言葉も残している。試行錯誤の連続だった。 その精神を受け…
「象徴の旅」声震わせられ回想
にじむ被災地や沖縄への思い 天皇誕生日前に最後の御会見 天皇陛下は85歳の誕生日を前に、皇居・宮殿「石橋の間」で最後となる記者会見に臨まれた。戦争の記憶、被災地や沖縄に寄せる思い、国民への感謝。陛下は時に声を震わせなが…
「務め、最後まで全う」 天皇陛下、在位最後の1年
北海道、沖縄、今年も各地に 天皇陛下はこの1年、皇后陛下と在位中最後となる多くの行事に臨まれた。陛下は「象徴としての務めを最後まで全うされる意向」(側近)を示しており、今年は御用邸での静養を除き1道8県を訪問。北海道地…
天皇陛下85歳 半生回顧、最後の御会見
「多くの国民の支えに感謝」 天皇陛下は23日、85歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、皇居・宮殿「石橋の間」で記者会見。来年4月30日の退位を控え、自身の半生を回顧して「平成が戦争のない時代として終わろうとしているこ…
海洋プラごみ対策、意識高め官民で加速させよう
政府は、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた会合を開き、海洋プラスチックごみ対策として廃棄物処理施設の整備支援などを柱とした2019年の行動計画を策定した。世界的に大きな問題となっている海洋プラスチ…
コロラド州のケーキ職人、再び裁判に巻き込まれる Colorado baker embroiled in another legal battle
【デンバー】キリスト教徒のケーキ職人、ジャック・フィリップスさんは、同性カップルのウェディングケーキ作りを断ったことをめぐる6年に及ぶ法廷闘争に勝利した。だが、フィリップスさんは今、トランスジェンダーの誕生日ケーキの問…
「蕭條(しょうじょう)として石に日の入…
「蕭條(しょうじょう)として石に日の入枯野かな」(蕪村)。冬というとこの句を思い出す。寒々とした風景に日差しが石に入るように見えるというのだが、その印象鮮明な情景が「蕭條」という漢字で絵画的に表現されている。 漢字の…
県史編集委員の狙い、意図的に「集団自決」演出
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (35) 新沖縄県史の最終章において、沖縄戦編集部長の吉浜忍沖縄国際大学元教授は、1944年3月22日から45年9月7日まで連日の記録を「沖縄戦詳細年表」とし…
「自由民主」入管法改正 「深刻な人手不足」で押し切る
「野党勉強不足」と社民誌に 終幕した臨時国会は出入国管理法改正をめぐる与野党対決に明け暮れ、安倍晋三首相が掲げた憲法改正の議論は進まなかった。だが、外国人労働者に「特定技能1号」の在留期間上限を5年、より熟練した「特定…
密入国に超軽量機、新たな手口 Cartels find new smuggling tactic in ultralight aircraft
国境警備隊は18日朝、メキシコから国境を越えて、米国内に約50キロ侵入した超軽量飛行機を発見、着陸地点で、密入国した2人の中国人を発見した。 超軽量機を捕獲することはできず、メキシコに戻ったが、警備隊員によると、カリ…