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災害対応の先駆となった濃尾地震

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 130年前、内陸最大級のM8 軍隊出動や地震研究の契機に  今年は東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)から10年、熊本地震から5年という節目の年だが、もう一つ忘れては…

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福島処理水放出で韓国・文政権、「汚染水」と決めつけ非難

「反日」利用し脱原発正当化か  東京電力福島第1原子力発電所の処理水を海洋に放出する決定に韓国が強く反発している問題で、文在寅政権が国内の反日感情を利用して放出反対の世論を広め、脱原発政策を正当化しようとしているとの見方…

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安倍前首相が指摘する通り、なかなか変わらない朝日の「捏造体質」

◆毎日が囲み記事掲載  「『朝日新聞は捏造(ねつぞう)体質』安倍前首相、講演で」。こんな見出し記事が毎日23日付に載った。政治面ではなく社会面、それも囲み記事なので、いやが上にも目に付く。  記事には、安倍晋三前首相が「…

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日米首脳会談の成果と担うべき課題

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 「防衛力強化」の推進必須 求められる同盟国の共同責務  去る4月16日には、世界に先駆けて菅総理が米国に招かれ、バイデン大統領との対面での初首脳会談がワシントンで開催され、両首脳の信頼関係深…

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補選・再選挙全敗の衝撃、「鉄壁」の日米同盟という大津波

 あと半年に迫った衆院議員のわずかな任期を考えると、思い切って「女性宰相」にするとか、「嫌われ者」の石破茂を宰相にでもしない限り自民党は守勢を挽回できるものではない。なまじいじると、却(かえ)って「表紙」を代えて誤魔化(…

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マルクスとケインズに焦点を当て、来るべき世界を予測する東洋経済

◆形を変える資本主義  経済思想史の中で世界を変えた経済学者を2人挙げよと言われれば、おおよその人はマルクスとケインズの名を並べるに違いない。前者は資本主義を否定し、暴力革命を通し理想郷としての共産主義世界実現を唱えたの…

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ショビン裁判を人種差別批判に利用する米民主党 Democrats change narrative of Chauvin trial to blame racism

 デレク・ショビン被告の法廷ドラマに、人種差別の観点は明らかになかった。だが、評決が出た後、野心的な警察改革法案を通そうとする民主党の取り組みはそうではない。  バイデン大統領と民主党議員たちは、20日に有罪評決が出ると…

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中国の脅威に「台湾」明記の日米首脳共同声明を評価した「サンモニ」

◆目に余る軍事的威嚇  菅義偉首相が訪米しバイデン大統領との対面による日米首脳会談が行われた。その焦点は覇権主義的な動向が脅威となっている中国、および台湾であり、ある意味でわが国にも白黒を迫るものがある。なぜなら、中国が…

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尖閣防衛の覚悟 自由社会の運命を左右

自分で守るべき自国の領土  中国公船が領海侵犯を繰り返す尖閣諸島情勢、中国が圧力を強めて緊迫する台湾海峡、新疆ウイグル自治区でのイスラム教徒と香港における民主派弾圧など、中国共産党の脅威についてのニュースが毎日のように伝…

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デジタル教科書、拙速避けて紙の利点と併用を

《 記 者 の 視 点 》  何か新しい事に取り組むには、表があれば裏があり、良い点があれば悪い点がある。賛成する人もあれば反対する人もいる。国家であれ、地方自治体であれ、会社であれ、組織の長には、長きにわたって尊重され…

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コロナ流行で住宅地にネズミ出没 ’Desperate and unpredictable’: Rats turn to household trash when restaurants shut down

 ネズミは人に依存し生きている。これは事実だ。人が住んでいる所に住み、人が食べるものを食べる。  そのため、ワシントンのネズミ駆除の責任者は、昨年、新型コロナウイルスの流行による企業、店舗が閉鎖されたにもかかわらず、有害…

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比、コロナ感染急増で再び都市封鎖

 フィリピン政府は3月下旬、新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、マニラ首都圏とその近郊4州で最も厳しい防疫措置であるロックダウン(都市封鎖)の実施に踏み切った。病院などの医療施設の逼迫(ひっぱく)が深刻化…

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新旧両文明がせめぎ合う米国

文明論考家、元駐バチカン大使 上野 景文 啓蒙主義派VS伝統主義派 二つの「正義」衝突の宗教戦争  昨秋の大統領選挙以降、「米国の分断」をめぐり、世間がかまびすしい。が、憂慮すべきことなのか。文明・宗教という補助線で見れ…

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ペルー大統領選 6月6日に決選投票、急進左派候補の躍進に衝撃

保守派にケイコ氏支持の動き  11日に実施されたペルー大統領選挙が、予想外の展開を見せている。18人が立候補する混戦となったが、本命とみられた中道左派候補が落選する一方、泡沫候補だった急進左派のペドロ・カスティジョ氏(5…

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前進するか「日韓トンネル計画」、韓国・新釜山市長が選挙公約に

NEWSクローズ・アップ  韓国・ソウルと釜山両市長選挙は共に野党候補が圧勝した。来年の大統領選を占う意味で日韓関係に影響を与えるとして日本でも注目を集めたが、釜山市長選では、特に日本に関わるテーマが話題となった。当選し…

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日米首脳共同声明での同盟の深化と「台湾」明記を評価する読売など

◆普遍的価値観を共有  「自由で開かれた国際秩序が中国の挑戦を受けている。日米同盟をより深化させ、民主主義の強靭(きょうじん)さを示していきたい」(読売18日付社説、以下各紙とも同日付)。  菅義偉首相が16日午後(日本…

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玉城沖縄県知事、戦跡公園内の採掘禁止を見送り

玉城沖縄県知事、戦跡公園内の採掘禁止を見送り

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先となる名護市辺野古沿岸部の埋め立てに関し、玉城デニー知事は16日、沖縄本島南部糸満市の沖縄戦跡国定公園内の鉱山で埋め立て土砂調達のために開発を計画している業者に自然公園法に基づ…

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バイデン氏の移民支援要請を拒否せよ States should just say ‘no’ to Biden immigration assistance

 米国の大統領が共和党から民主党に入れ替わり、それに伴って、抵抗方法の練り直しが始められている。確かに、反トランプ時代の「ビバ・レジスタンス」に匹敵する掛け声は起きてはいないが、米国人の利益、特に、移民問題という大問題に…

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立ち直る世界経済と日本

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 大規模な対策実施が奏功 設備投資と輸出が回復を牽引  新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延(まんえん)で、世界中の株価が暴落したのは、昨年1~3月のことであった。しかし、そ…

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コロナ禍でも続く仏テロ脅威

 フランスは、2015年に起きたイスラム過激派の複数の大規模なテロを受け、同年末に非常事態宣言を出し、2年近く継続した。コロナ禍でもダルマナン仏内相によれば、「テロの脅威は高い」とされる。昨年のムハンマドの風刺画を教室で…

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来館者に感動与える西田幾多郎の家族の有り様

来館者に感動与える西田幾多郎の家族の有り様

 世界的な哲学者・西田幾多郎(1870~1945)を献身的に支えた妻・寿美(ことみ)(1875~1925)を紹介する企画展「枕辺の野花―西田幾多郎の妻・寿美(ことみ)―」が、石川県かほく市の西田幾多郎記念哲学館で開催され…

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「処理水」海洋放出、朝日の「地元反対」との虚偽報道が風評被害もたらす

◆「ゆがんだ見方」健在  「『被ばくによる健康被害がないことを心から望んでいる』と当たり前のことを言って、怒りを買った経験が何度もある。被害が大きいことを望んでいるかようなゆがんだ見方が、まだ健在だ」  1カ月ほど前、福…

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露外交官一家の北朝鮮脱出行

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 手押しトロッコで1㌔強 コロナで封鎖の国境の橋渡る  北朝鮮問題に長年携わっているが、北朝鮮と言えばとかく「怖い・気持ち悪い・暗い」というイメージと、奇異なヘアスタイルで注目を浴びる指導…

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