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新旧両文明がせめぎ合う米国
文明論考家、元駐バチカン大使 上野 景文 啓蒙主義派VS伝統主義派 二つの「正義」衝突の宗教戦争 昨秋の大統領選挙以降、「米国の分断」をめぐり、世間がかまびすしい。が、憂慮すべきことなのか。文明・宗教という補助線で見れ…
ペルー大統領選 6月6日に決選投票、急進左派候補の躍進に衝撃
保守派にケイコ氏支持の動き 11日に実施されたペルー大統領選挙が、予想外の展開を見せている。18人が立候補する混戦となったが、本命とみられた中道左派候補が落選する一方、泡沫候補だった急進左派のペドロ・カスティジョ氏(5…
前進するか「日韓トンネル計画」、韓国・新釜山市長が選挙公約に
NEWSクローズ・アップ 韓国・ソウルと釜山両市長選挙は共に野党候補が圧勝した。来年の大統領選を占う意味で日韓関係に影響を与えるとして日本でも注目を集めたが、釜山市長選では、特に日本に関わるテーマが話題となった。当選し…
日米首脳共同声明での同盟の深化と「台湾」明記を評価する読売など
◆普遍的価値観を共有 「自由で開かれた国際秩序が中国の挑戦を受けている。日米同盟をより深化させ、民主主義の強靭(きょうじん)さを示していきたい」(読売18日付社説、以下各紙とも同日付)。 菅義偉首相が16日午後(日本…
玉城沖縄県知事、戦跡公園内の採掘禁止を見送り
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先となる名護市辺野古沿岸部の埋め立てに関し、玉城デニー知事は16日、沖縄本島南部糸満市の沖縄戦跡国定公園内の鉱山で埋め立て土砂調達のために開発を計画している業者に自然公園法に基づ…
バイデン氏の移民支援要請を拒否せよ States should just say ‘no’ to Biden immigration assistance
米国の大統領が共和党から民主党に入れ替わり、それに伴って、抵抗方法の練り直しが始められている。確かに、反トランプ時代の「ビバ・レジスタンス」に匹敵する掛け声は起きてはいないが、米国人の利益、特に、移民問題という大問題に…
立ち直る世界経済と日本
鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 大規模な対策実施が奏功 設備投資と輸出が回復を牽引 新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延(まんえん)で、世界中の株価が暴落したのは、昨年1~3月のことであった。しかし、そ…
コロナ禍でも続く仏テロ脅威
フランスは、2015年に起きたイスラム過激派の複数の大規模なテロを受け、同年末に非常事態宣言を出し、2年近く継続した。コロナ禍でもダルマナン仏内相によれば、「テロの脅威は高い」とされる。昨年のムハンマドの風刺画を教室で…
来館者に感動与える西田幾多郎の家族の有り様
世界的な哲学者・西田幾多郎(1870~1945)を献身的に支えた妻・寿美(ことみ)(1875~1925)を紹介する企画展「枕辺の野花―西田幾多郎の妻・寿美(ことみ)―」が、石川県かほく市の西田幾多郎記念哲学館で開催され…
「処理水」海洋放出、朝日の「地元反対」との虚偽報道が風評被害もたらす
◆「ゆがんだ見方」健在 「『被ばくによる健康被害がないことを心から望んでいる』と当たり前のことを言って、怒りを買った経験が何度もある。被害が大きいことを望んでいるかようなゆがんだ見方が、まだ健在だ」 1カ月ほど前、福…
露外交官一家の北朝鮮脱出行
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 手押しトロッコで1㌔強 コロナで封鎖の国境の橋渡る 北朝鮮問題に長年携わっているが、北朝鮮と言えばとかく「怖い・気持ち悪い・暗い」というイメージと、奇異なヘアスタイルで注目を浴びる指導…
中国軍 「グアム・キラー」を増強
空母など艦艇攻撃も可能に 「グアム・キラー」として知られる中国の中距離弾道ミサイル「東風26」の配備が急速に拡大していることが、米空軍の国家航空宇宙情報センター(NASIC)の報告から明らかになった。 NASICの報…
小室さん問題を「天皇家の在り方」として捉える新潮に朝日も“参戦”
◆“もやもや”が増幅 小室圭さんの28枚にわたる説明文書を読んで、あるいはそのニュースを聞いて、読者諸兄はどう感じただろうか。納得して“何かスッキリしないもやもや”が晴れて、眞子内親王殿下との結婚を心から祝福する気にな…
バイデン氏「人殺し発言」の波紋
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 単なる「失言」か「挑発」か 反発も健康不安説煽るロシア ジョセフ・バイデン米大統領は3月17日、米ABCテレビの司会者、ジョージ・ステファノボロス氏の「あなたはロシアのプーチン大統領を…
内戦後のシリアにロシアがソフトパワーで浸透図ると英サイト指摘
◆露の介入で潮目変化 シリア内戦は10年以上がたち、ほぼ終結とみられている。米国が事実上、手を引き、ロシア、イランが深く浸透、隣国トルコが北部のクルド人の動向ににらみを利かせるという構図だ。しかし、英中東専門ニュースサ…
「自分たちがトランプを排除した」とCNNスタッフが発言 CNN staffer: ‘Look, what we did, we got Trump out’
米CNNテレビの技術責任者が、2020年大統領選でトランプ大統領を「プロパガンダ」で倒し、共和党のマット・ゲーツ下院議員に対しても同じことをしている、と発言した。「プロジェクト・ベリタス」による最新のおとり調査報道で明…
「自由民主」台湾関係
貴重な青年局交流のパイプ 経済・安保で重要な地域 中国の台湾統一に向けた圧力が強まっており、米国はトランプ前政権が政府・軍高官らの台湾訪問に踏み切って牽制(けんせい)し、バイデン政権でもアーミテージ元国務副長官ら米代表…
参院長野・広島と衆院北海道の補選で野党共闘
「共産党をリスペクトする」、立憲・小川氏が「赤旗」で 菅義偉政権で初の国政選挙となる参院長野・広島補選と衆院北海道2区補選が告示され、25日の投開票に向けて争われている。しかし新型コロナウイルス感染対策は予断を許さず、…
処理水の海洋放出 科学的広報で風評被害なくせ
《 記 者 の 視 点 》 「科学的根拠に基づいたものとは言えない、感情的で他の思惑が絡まった主張は受け入れがたい」 東京電力福島第1原発(F1)の処理水の海洋放出決定に対し、中国や韓国の批判が高まっていることについ…
企業幹部らが「差別的」選挙法に抗議の声明 Hundreds of CEOs in opposition of ‘discriminatory’ election laws: ‘These are not political issues’
米主要企業の最高経営責任者(CEO)、幹部ら数百人が14日、共和党政権の州での新選挙法への反対に賛意を表明した。選挙をめぐる激しい戦いの中、民主党に賛同することで、保守派の顧客が離れる可能性がある。 大手IT企業、銀…
自分の音色で喜び伝える
国内外でチャリティー活動 ピアニスト 西本 梨江さんに聞く 心揺さぶられる響きに透き通るような音色――。幼くしてピアノの舞台に立ち、作曲もしてきたピアニストの西本梨江さんは、国内外で音楽を通じたチャリティー活動に勤(い…
北「苦難の行軍」は崩壊の予兆
高永喆の半島安保NOW 北朝鮮で4月8日に閉幕した朝鮮労働党細胞書記(末端組織責任者)大会で金正恩総書記は「私は党中央委員会から始まって…全党の細胞書記たちがますます強固な『苦難の行軍』をすることを決心した」と宣言した…
中国・新疆の太陽光パネル 米国で懸念高まる
NEWSクローズ・アップ 強制労働の疑い、対応求める声 中国の新疆ウイグル自治区における太陽光パネル素材の生産に、中国政府による強制労働が関わっている可能性があるとして米国で懸念が高まっている。バイデン政権が太陽光発電…