オピニオン rss

法を超えた日本の家庭家族

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 弊害ある戦後個人主義 自然や文化伝統とつながれ  西欧近代の個人主義と合理主義を無批判に肯定したGHQ(連合軍総司令部)支配下の憲法および民法は、成立から60…

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羽生選手「金」、被災地に希望与えた快挙

 19歳が歴史的快挙を成し遂げた。ソチ冬季五輪のフィギュアスケート男子で羽生結弦選手が金メダルを獲得した。この種目で日本男子の金は史上初だ。惜しみない拍手を送りたい。  10代選手の活躍目立つ  羽生選手はショートプログ…

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エコノミストに映る日中問題

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 衝突は世界経済大混乱 対立あっても協力を大きく  尖閣国有化以来こじれてしまった日中関係は、現在に至っても解決の兆しが見えない。この問題は、基本的には国際政治・外交・軍事の…

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債務引き上げ、合意不能の危機続く米国

 米上院は17日のプレジデンツデー(米大統領の功績を称える日)の休日を前に、連邦債務上限を来年3月まで無条件で引き上げる法案を賛成多数で可決した。下院は可決済みで、オバマ大統領の署名を経て成立する。連邦政府が国債の利払い…

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診療報酬改定、在宅医療体制の充実図れ

 2年に1度見直される公的保険による医療の公定価格(診療報酬)の2014年度改定案が答申された。  今回は、入院施設のある医療機関で患者が回復し自宅に戻る割合が高ければ報酬で評価することなどを盛り込んだ。在宅医療の推進に…

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中台会談、台湾の民意反映されるか懸念

 中国と台湾が1949年の分断後初めて、中台関係を担当する閣僚級の直接会談を南京で行い、当局間の対話メカニズムをつくることで合意した。  中台会談は両岸関係の緊張緩和の点ではプラスだが、手放しで歓迎できない。「現状維持」…

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朝鮮半島統一の機運 明治維新から考察する

激動する北朝鮮情勢  明治維新、それは脱藩した気骨ある志士により達成された無血革命に類似する世界でも稀なる革命である。韓国の朴大統領が朝鮮半島の統一を意識した発言をされるように、予測より早い時期に北朝鮮に革命が起こる国際…

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新憲法を生んだアラブの春

東京国際大学名誉教授 渥美 堅持 イスラーム集団と距離 過激派と最後の闘争の時代  アラブの春と呼ばれた連続的な騒乱事件は4年目に入った。チュニジアに端を発した騒乱は旧政権の体制を維持しながら大統領、国会議員を国民の手で…

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社会全体で特殊詐欺対策の強化を

 主に電話を使い、現金をだまし取る「特殊詐欺」の昨年の被害総額が486億9325万円に上った。過去最悪だった2012年の約364億円から33・6%の増加だ。  こうした卑劣な犯罪を防ぐには、社会全体で対策を強化する必要が…

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民主党大会、国政を任せられるかが問題だ

 民主党大会が行われ、安倍政権との対決を前面に打ち出す2014年度活動方針などが採択された。「国民の信頼回復は道半ば」という自覚は必要だが、問われているのは野党第1党の同党に国政を任せられるかどうかである。 政権への対決…

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強い打算で始まる舛添都政

政治ジャーナリスト 細川 珠生 自公と三者三様の思惑 残念な投票率と女性候補不在  国政選挙より長い選挙のはずだが、首都・東京の顔を選ぶ選挙は、「あっけなく」終わった。投票日前日に45年ぶりの大雪に見舞われたとはいえ、あ…

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やまと歌の起源は愛の交歓 萬葉集研究家 四宮正貴氏に聞く

建国記念の日特集  きょうは建国記念の日。日本の国の形成と共にあったのが和歌でした。萬葉集はじめ古今和歌集など勅撰和歌集も編纂(へんさん)されました。この和歌がどのようにして生まれ、どのような性格を持ち、どうして今日まで…

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建国記念の日、グローバル時代の拠り所

 きょうは建国記念の日。九州の日向を発して東征した神武天皇が、大和を平定し橿原宮で即位したとされる日、かつての「紀元節」である。  皇室を中心として国造りがなされてきたわが国の出発点がここにある。  高校日本史必修化を検…

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日本文化を育んできた森 NGO緑の協力隊関西澤井隊代表 澤井敏郎氏に聞く

林業再生の道  木はわが国の伝統文化や生活に欠かせないものだ。最近、その良さが見直されてはいるが、林業は地味であまり語られることがない。効率ばかりを追い求める風潮は、山の荒廃をもたらしてきた。もっと光が当てられるべき分野…

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中国宇宙開発戦略に注目を

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 軍と一体化し領域拡大 経済・外交にも巧みに活用  中国は2013年の国内十大ニュースの3番目に宇宙開発の成果を上げていた。中国の国内外の十大ニュースは毎年末に国営通信社・新華社によって選定さ…

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東京都知事選で舛添氏当選、「脱原発」にノーの賢明な選択

 猪瀬直樹前知事の辞職に伴う東京都知事選で舛添要一元厚生労働相が当選した。  舛添氏は2020年の東京五輪・パラリンピックの成功や災害に打ち勝つ街づくり、「世界一の福祉都市」などを訴え、そのトータルな首都像と手腕に都民は…

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張成沢派の粛清続く北朝鮮

山梨学院大学教授 宮塚 利雄 狡兎死して走狗煮らる 人材喪失連鎖する独裁政治  昨年12月8日に、北朝鮮は張成沢国防委員会副委員長を「不正腐敗と不適切な女性関係、麻薬・賭博を行った」と断罪し、さらには「反党・反革命・国家…

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ソチ五輪開幕、同性愛問題と結び付けるな

 ソチ冬季五輪が開幕した。史上最多の87カ国・地域から集まった世界一流のアスリートたちが23日までの期間、雪や氷の舞台で、どんな感動のドラマを見せてくれるか、楽しみである。  欧米首脳が開会式欠席  特に、わが国は202…

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学力向上策の成果 池上氏のPISA分析的外れ

論旨不明な朝日社説  昨年末に発表になった2012年国際学習到達度調査(PISA)で、日本の子供の学力が向上傾向にあることが鮮明になった。1990年代末から続いていた学力低下の背景には、「ゆとり教育」があり、逆に学力向上…

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ヒトラー政治行うのは中国だ

 中国政府は、安倍晋三首相の昨年の靖国神社参拝を機に、国際社会で反日プロパガンダの展開を強めている。日本政府は、それらデマゴーグに逐一反論するようになったが、まだ手ぬるい。もっと問題の本質を突くべきである。 比大統領が対…

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若者を北方領土返還運動の担い手に 北海道総務部北方領土対策本部北方領土対策局長 田尻忠三氏に聞く

きょう34回目の「北方領土の日」  いまだかつて一度も外国の領土になったことのない北方領土。ロシア(旧ソ連)の不法占拠は68年におよぶ。日本固有の領土である北方領土を追い出された元島民は、一日も早い帰郷を待ち望んでいる。…

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北方領土の日、4島一括返還へ全力尽くせ

 34回目の「北方領土の日」を迎えた。わが国固有の領土である択捉島、国後島、歯舞群島、色丹島が第2次大戦の終戦前後に旧ソ連に不法占拠され、その状態が現在も続いている。安倍晋三首相はきょう開催の北方領土返還大会でロシアに改…

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特定秘密保護法制定に思う

ロシア研究家 乾 一宇 先進各国より甘い制度 メディアのあり方検討を  我が国をとりまく安全保障環境は、民主党政権の内外政策の後遺症やオバマ大統領の「もはやアメリカは世界の警察官ではない」に象徴される米国の国力低下、それ…

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