オピニオン rss

通常国会開幕、問われる連立政権の真価

 会期が6月22日までの通常国会が開幕した。安倍晋三首相は施政方針演説で今国会を「好循環実現国会」と位置付けたが、経済再生に向け景気回復基調を維持できるのか。  また、集団的自衛権行使をめぐる憲法解釈の変更問題で与党の自…

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タイを二分する政争に終止符を

 タイの政情混乱が長期化の様相を見せている。22日には首都バンコクに非常事態宣言が適用された。 王室の影響力が低下  反タクシン元首相派の反政府デモ隊は、インラック首相の辞任や総選挙の延期を要求し、主要交差点を占拠したり…

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多数の声無視し中国美化した日本共産党大会

党員数30万5000人  日本共産党全国大会が1月15日から4日間、伊豆で開催された。ちょうど4年前の前回の大会時から比べて、党員数が40万人から30万5000人、赤旗日刊紙比率が87・5%、赤旗日曜版比率が85%の中で…

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日本の軍国主義を疑う米国

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 首相イメージに誤解も 靖国参拝で攻勢に出た中国  安倍総理の靖国参拝に対し、アメリカ政府をはじめ議会やメディアも一斉に非難を表明している。特定秘密保護法の制定…

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都知事選告示、複眼的に「首都像」を問おう

 東京都知事選挙がきょう告示される。2020年の東京五輪・パラリンピック開催への本格的な準備が進められる一方、首都直下地震や超高齢化への対応など首都・東京の抱える課題は多岐にわたる。都民生活のみならず、全国にも影響を及ぼ…

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ダボス会議で経済再生に全力挙げる決意を

 安倍晋三首相はきょう、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で日本の首相として初めて基調演説を行う。日本経済再生に全力を挙げる決意を表明してほしい。  海外も景気腰折れを懸念  世界経済フォーラムは、スイスの実業家で…

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最高裁判所の奇怪なる判決

弁護士 秋山 昭八 家族観への影響は深刻 公務員の政治活動に規制を  昨今1年間に理解に窮する最高裁判決3件について触れてみたい。  平成24年12月7日最高裁判所第二小法廷は、政党機関紙を集合住宅の郵便受けに配布したと…

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名護市長選、それでも辺野古移設を粛々と

 沖縄県米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市の市長選が行われ、移設反対派の現職稲嶺進氏が再選された。しかし、昨年12月の仲井真弘多沖縄県知事による同市辺野古沿岸部の埋め立て申請の承認表明により、大きく前進した移設への動…

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付和雷同するマスコミの罪

評論家 大藏 雄之助 事実報道を怠る反対論 「講和」から秘密保護法まで  ジャーナリズムは「社会の木鐸(ぼくたく)」と言われるように世間の実相を伝える機関であるが、日々の行政府の発表に対して批判的な視点で論評を加えること…

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部活での自信が学習面にプラス 沖縄尚学高校 比嘉公也監督

高校野球・神宮大会優勝の沖縄尚学高校 比嘉公也監督に聞く  昨年11月に神宮球場で開催された「第44回明治神宮野球大会」で、九州地区代表の沖縄尚学学園高校が北信越地区代表の日本文理高校を、8点差をひっくり返す9対8の逆転…

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憲法改正へ自民党基盤を拡充せよ

 自民党は党大会を開き、「党是である憲法改正の実現に向けて、党全体として積極的に取り組む」とする2014年運動方針を採択した。憲法改正は衆院選や参院選での公約で、国民に対する約束事でもある。単なるスローガンに終わらせず、…

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「免疫力」を保つ養生の秘訣

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 天理の自然に従うこと 老いを健やかに生きる旅路  昨今、生活のリズムが崩れて心身の不調を訴える人々が増え続けている。それは取りも直さず「免疫力」の低下に外ならないのである。その「免…

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安全な核燃料施設の運行のための審査を

 日本原燃は、青森県六ケ所村で建設を進めてきた使用済み核燃料再処理工場の稼働に向け、その前提となる新規制基準への適合性審査(安全審査)を原子力規制委員会に申請した。  再処理工場は核燃料サイクル政策の中心施設であり、規制…

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道徳の教科化、根底にある宗教への理解を

 小中学校での道徳の教科化を検討してきた有識者会議の鳥居泰彦座長(元慶応義塾長)は昨年12月下旬、道徳を「特別の教科」とした上で、検定教科書の使用を求める報告書を下村博文文部科学相に提出した。 教科書誕生は大きな一歩  …

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北朝鮮の挑発行為に万全の備えを

 北朝鮮の祖国平和統一委員会は報道官談話を発表し、米韓が春に行う合同軍事演習「キー・リゾルブ」と「フォール・イーグル」は「核全面対決戦の宣戦布告」だと非難し、中止を要求した。  春の米韓演習への非難は毎年のことだ。しかし…

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五輪と日本の安全保障 平和に寄与する国際公共財

急変する北東アジア  北朝鮮という世界で最も不確実性の高い国が急変している。そして日本の目と鼻の先の韓国や中国との関係が尋常でない。日本国内でもハードボイルド的な強い国家像が描かれその方向に向かいつつある。  百年前に第…

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「靖国参拝」への国際理解を

教育研究者 杉原 誠四郎 外務省に求めたい役割 戦争事務失態の反省を原点に  昨年末、12月26日、安倍政権発足から1年になるこの日、安倍首相は靖国神社に参拝した。韓国、中国が早々に異論をはさむのは織り込みずみだが、アメ…

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アフリカ外交で「共存共栄」の関係を築け

 安倍晋三首相はコートジボワール、モザンビーク、エチオピアのアフリカ3カ国を歴訪した。最大の成果は「新植民地主義」とも批判されている中国のアフリカ支援とは違い、人材育成と地域振興を狙った日本流の支援策を打ち出したことだ。…

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辺野古移設、普天間の危険性除去が原点 宮崎政久・衆院議員に聞く

知事の埋立容認は適切な判断  宜野湾市にある米軍普天間飛行場移設問題が昨年末、大きく進展した。沖縄県選出国会議員と自民党県連が従来の「県外移設」の主張から「辺野古移設も含め、いかなる選択肢も排除すべきでない」と辺野古移設…

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共産党の国力衰退させる運動に警戒

 日本共産党の第26回党大会がきょう、静岡県熱海市の会場で始まる。昨年の東京都議選、参院選で議席が増えたことから、安倍政権や日米同盟、経済界などへの批判を強めて政権与党の自民党と対決する構えを見せている。  だが、共産党…

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脱デフレは期待成長率次第

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 上昇したデフレーター 企業にビッグプッシュ必要  物価の基調を示す全国消費者物価(除生鮮食品、以下コア物価)の前年比が、昨年6月からプラスに転じ、11月にはプラス1・2%と…

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日仏2プラス2開催、対中政策で一層の連携を

 日仏両政府はパリで初の外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)を開催し、防衛装備品の共同開発や輸出の管理について話し合う二つの委員会を設けることで合意した。  共同発表では「公海および排他的経済水域(EEZ)での上空飛行の…

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国の法整備が不可欠 山形県議会議員 今井榮喜(えいき)氏に聞く

山形県、水資源保全条例を制定  中国はじめ外国資本が水資源に絡む土地を取得した後に乱開発されていることを受けて、各自治体では水資源保全条例などの制定を進めている。山形県でもこれまで森林など50㌶が買収されており、県は水資…

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