付和雷同するマスコミの罪
編集局 2014/1/20 Viewpoint [会員向け]
事実報道を怠る反対論
評論家 大藏 雄之助
ジャーナリズムは「社会の木鐸(ぼくたく)」と言われるように世間の実相を伝える機関であるが、日々の行政府の発表に対して批判的な視点で論評を加えることも大事な役割である。しかし、最近の新聞は公平に事実を報じることを怠り感情のままに反対論を述べているように思われる。
例えば『特定秘密保護法』について「戦前への逆戻り」とか「オスプレイを撮影したら罪に問われる恐れがある」などという記事は論理的な根拠がない。これは1958年の警察官職務執行法改正案の審議中に「デートもウカウカしておられない」と煽(あお)ったのと同工異曲である。
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