オピニオン rss

北朝鮮の電磁パルス攻撃能力 、人工衛星に搭載の可能性も

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は4日、「核兵器のEMP能力」と題する記事を掲載、核兵器を対地攻撃以外に、宇宙からの電磁パルス(EMP)攻撃に使用する計画を明らかにした。北朝鮮がEMP攻撃に言及するのは初めて。  記…

続き

米核兵器国内配備、対北抑止力強化のため検討を

 石破茂元地方創生担当相がテレビ番組で、北朝鮮の核・ミサイル開発に絡んで、米国の核抑止力を確実なものにするため核兵器の日本への持ち込みに言及した。「持たず、つくらず、持ち込ませず」とした「非核三原則」に反するとして反対す…

続き

スマホの光から灯火の下へ 、青少年を読書に誘おう

成国際大学教授 浅野 和生 脳の発達にも重大な影響  「灯火親しむ候」になろうとしている。心地良い秋の夜長に、読書に没頭して時が移るのを忘れるというのは、まことに人間らしい、価値あるひとときである。そして、文字の世界を通…

続き

国連対北制裁、核実験への制裁は重く厳しく

 北朝鮮が行った核実験をめぐって国連安全保障理事会緊急会合が開かれた。北朝鮮から核ミサイル攻撃の脅しを受けている米国のヘイリー国連大使は、トランプ政権による北朝鮮と取引をしている諸国への経済制裁強化の考えを支持し、かつて…

続き

拉致問題にも重大な時、河野外相はバッジ着用を

 河野新外相の評判は悪くない。8月上旬、マニラの東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議の折、居丈高な王毅・中国外相に毅然(きぜん)と対応したことなどは、◎だろう。だが、一つ注文させていただきたい。  北朝鮮の「水爆…

続き

違法臍帯血投与、安全管理の仕組み整えよ

 他人の臍帯血を無届けで患者に投与したことで、臍帯血の販売業者や医師らが逮捕された事件は、民間臍帯血バンクに対する法規制の不備を浮き彫りにした。政府は安全管理の仕組みを整えるべきだ。  民間バンクから流出  臍帯血は、へ…

続き

日本共産党の綱領を糺す 「天皇制」打倒が根幹に

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 偏った歴史認識で観念的闘い  安倍首相は「民進党と共産党がこんなにずぶずぶの関係となった選挙は初めてだ。民進党はどうかしている」とまで先の都議会議員選挙を評し…

続き

眞子殿下御婚約内定、心からお慶び申し上げます

 秋篠宮家の長女眞子内親王殿下と大学時代の同級生で法律事務所勤務の小室圭さんの御婚約が内定した。眞子殿下は天皇、皇后両陛下の初孫で、4人のお孫さまの中で御婚約内定は初めて。心からお慶(よろこ)び申し上げたい。 お相手は大…

続き

米韓軍事演習利用した北朝鮮

元統幕議長 杉山 蕃 ミサイル発射を正当化 国際的非難よそに実験強行  恒例の米韓軍事演習が8月21日開始され31日終了したがこれをめぐる米・韓・朝それぞれの対応が衆目を集めた。米国は太平洋軍司令官、戦略軍司令官が、日韓…

続き

北6回目核実験、「核保有国」は絶対認められぬ

 北朝鮮が6回目の核実験を強行した。今回は大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水素爆弾の実験で「完全に成功した」と主張した。どうやら国際社会に米国への核攻撃能力を備えたと印象付け、「核保有国」として体制保証や経済制裁解…

続き

暗中模索のブレグジット

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 厳しい現実が明らかに 離脱後の英国の姿を描けず  テリーザ・メイ英首相は年初の演説で「ブレグジットとはブレグジット」と欧州連合(EU)からの完全離脱を宣言した…

続き

太平洋クロマグロ、資源回復への本気度を問う

 韓国・釜山で開かれていた「中部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の小委員会で、太平洋クロマグロの資源量の回復に応じて漁獲枠を増減させる新ルール導入が合意された。日本の提案におおむね沿った内容と、水産庁や漁業団体関係者…

続き

北朝鮮、9日にも核実験か

挑発的な姿勢変わらず  北朝鮮がまた弾道ミサイルを発射し、今回は日本上空を通過させた。その一方で米情報機関は、北朝鮮北東部の大規模な地下核実験場での動きが活発化していることを明らかにした。6回目の核実験の準備とみられてい…

続き

前原新代表、「民共路線」と決別して出直せ

 民進党の新代表に前原誠司元外相が選ばれた。  前原氏は「新たな選択肢を示し、国民に対する使命を果たす」と決意を表明した。そうであれば「民共路線」と決別し、解党的出直しを図る必要がある。  信頼を失った蓮舫氏  旧民主党…

続き

朝鮮半島左右する決定的時期

世日クラブ講演要旨 北朝鮮危機と混迷するトランプ外交 拓殖大学海外事情研究所所長 川上 高司氏  世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)の定期講演会が8月22日、都内で開催され、…

続き

防災の日、避難に自助努力が必要だ

 きょうは「防災の日」。全国各地で行われる避難訓練に積極的に参加したい。  わが国で雨量が多いのは梅雨と台風の時期で、豪雨災害もその期間に集中している。今年7月には、九州北部豪雨で多くの犠牲者が出た。日本列島は豊かな自然…

続き

絶滅危機の太平洋クロマグロ

東京財団上席研究員 小松 正之 3~5年禁漁で資源回復 せめて20%回復案に同意を  日本人になじみの深いマグロ類には、寒冷な海を好む「温帯性マグロ」と暖かい海を好む「熱帯性マグロ」がある。温帯性マグロには、北半球のクロ…

続き

北への制裁、核・ミサイルの資金源遮断を

 北朝鮮が日本上空を通過する中距離弾道ミサイルを発射したことを受け、日本政府は国連安全保障理事会緊急会合で制裁決議の早期採択を要請した。  安保理では7月の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射後、制裁を大幅に強化する決議を…

続き

北ミサイル通過、避難と迎撃に万全を期せ

 北朝鮮が、首都・平壌に近い順安から弾道ミサイル1発を北東に向け発射し、数分後に北海道の上空を通過した後、襟裳岬東方1180㌔の太平洋上に落下した。航空機や船舶への被害は報告されておらず、幸い日本への落下物もなかったよう…

続き

IS駆逐後のシリア情勢

ロシア研究家 乾 一宇 内戦終結へ妥協点模索 関係深いロシアがどう協力  ロシアゲート疑惑、人種差別問題、最側近の一人のバノン氏の更迭と、トランプ米大統領の問題噴出に比し、プーチン・ロシア大統領は『ニューズウィーク』誌8…

続き

アフガン増派、国際的なテロ抑止につなげよ

 トランプ米大統領がアフガニスタンへの米軍増派を承認した。増派は4000人規模とみられ、現在駐留中の8400人に追加される。トランプ氏は「早期撤退」を強調してきた過去があるが、増派は対アフガン戦略の転換を意味する。 攻勢…

続き

同性婚めぐり揺れるドイツ

日本大学名誉教授 小林 宏晨 連邦議会は容認を決議 憲法裁判所が合憲性判断へ  ドイツでは「婚姻および家族の保護」については、憲法(基本法)第6条に「婚姻および家族は、国家秩序の特別の保護を受ける」と規定されている。  …

続き

福島原発凍土壁、汚染水発生を着実に抑えよ

 福島第1原発1~4号機の周囲の土壌を凍らせて地下水の流入量を減らす「凍土遮水壁」の未凍結区間での作業が行われている。  完成すれば、以前は1日平均400㌧流入していた地下水は、100㌧未満まで減少する見通しだ。放射能汚…

続き