Date archive for 3月, 2021
ゲラシモフ露AVN新総裁とは何者か
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 三つの軍主要ポストを兼任 「ハイブリッド戦争」の提唱者 ロシア軍関係者の間で旧臘(きゅうろう)25日から新年を迎えて、ある軍幹部の人事が久しぶりに大きな話題となったと伝えられる。セルゲ…
独教会ケルン大司教区のカオス
ドイツのケルン市といえば、市内中央にそびえ立つケルン大聖堂を思い出す人が多いだろう。そのケルン市のカトリック教会大司教区が今、大揺れだ。信者たちの教会脱退が急増し、同大司教区の最高指導者ライナー・ヴェルキ大司教(枢機卿…
南三陸の町づくり、復興・発展を同時に進める
《東日本大震災10年 未来に繋げる希望(3)》 東日本大震災による津波などで甚大な被害を受けた宮城県南三陸町。リアス式海岸の一角を形作るこの地域は、過去120年で2011年を含む4回の大津波を経験した。教訓を胸に「二度…
北海道教委、地域を支える人材の育成が急務
産業教育審議会でAI時代の産業教育の在り方を審議 人口減少や少子高齢化によって人手不足が深刻な課題になっている。とりわけ広大な面積を有する北海道において過疎化対策は急務。その一方でAI(人工知能)などを含む第4次産業革…
中国の同化政策 文化的ジェノサイド許すな
中国が少数民族に対する同化政策を強化しようとしている。人類が歴史の中で学んできた民族の固有文化の尊重、保護の流れに逆行する反文明的な政策であり、断じて看過することはできない。 習氏が漢語教育強化指示 中国の習近平国…
ジェンダー平等は本質的な五輪の理念か?
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗前会長が不用意な発言で辞任に追い込まれた後、橋本聖子新会長の後任として五輪・男女共同参画担当相に就いた丸川珠代氏が選択的夫婦別姓導入に反対する書状に名を連ねていたことで、野…
大阪本社版5万号特集で大阪・関西万博推進に宗旨替えした朝日
◆通し番号違う東京版 朝日が3月2日付で5万号を数えた。「朝日新聞5万号のあゆみ」との特集が載っていたので初めて知った。5万とは大したものだ。 それで2日付の他紙を見ると、毎日は52204号、読売は52148号とある…
自賠責保険と略称される自動車損害賠償責任…
自賠責保険と略称される自動車損害賠償責任保険は、自動車やバイク所有者に加入が義務付けられている保険である。事故の際に被害者が死亡した場合に支払われる保険金は最高3000万円、重い障害が残った場合には最高4000万円とな…
日本に帰化しました 漫画家・孫向文に聞く【PTV RADIO:096 #1】
「中国人漫画家の孫向文」さんが2月帰化が認められ晴れて日本人となった。帰化した理由とともに、馴染みのない帰化の実情を実体験をもとに語ってもらった。意外にも日本国への思いは問われず、簡単で緩い基準で帰化が認められている。…
韓国海軍の空母建造計画に思う
元統幕議長 杉山 蕃 「いずも改修」が引き金に 中国の軍拡に対処する意義も 今回は、韓国海軍の空母建造に関連して若干の所見を披露したい。昨年8月韓国国防省は韓国海軍の空母建造を公表した。以後半年、韓国国内での有力諸紙の…
大量廃棄のホヤ、新メニューで食文化救う
《東日本大震災10年 未来に繋げる希望(2)》 でこぼこした見た目から、「海のパイナップル」とも呼ばれる海産物「ホヤ」。東北でよく食されるが、水揚げから時間が経(た)つと独特な風味が強くなるため、地域によってはほとんど…
自衛隊災害派遣、新たなルールの明確化急げ
東日本大震災から間もなく10年となる。この間も大規模な地震や風水害が次々とわが国土を襲い、被災者の救助や地域の復興に自衛隊が派遣されてきた。 自衛隊は「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、我が国を防衛する」…
高齢者狙いで「終活」のための「人生の断捨離」を指南する現代大特集
◆ネットやめよは極端 週刊誌が読者を団塊の世代に定めて企画編集しているという話は何度も紹介してきたが、その先頭を走っている週刊現代が3月13日号でも、高齢者企画を打ち出した。「65歳になったら、ぜんぶ『やめる』『捨てる…
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言再延長…
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言再延長について菅義偉首相の記者会見は淡々としていたが、改定された基本的対処方針などを見ると、感染拡大を抑え込もうとする政府の並々ならぬ決意を感じる。 方針の一つは、幅広いPCR検査…
浦添市長選を総括する
OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 堂々と政策主張し大勝利 沖縄の夢を託された松本市長 天晴(あっぱ)れな大勝利だった。 沖縄県浦添市長選の直前に筆者は本欄で、共産党隠しの候補者・伊礼悠記氏の陣営について…
2月の空自スクランブル、7割強が対中国機
国境警報 防衛省はこのほど、領空侵犯の恐れがある外国機に対する航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)が2月は63回だったと発表。そのうち、対中国機が7割強に当たる45回、対ロシア機が18回だった。 また先週1週間では、…
東日本大震災10年 福島と台湾の若者、ツアー企画し風評払拭へ
《東日本大震災10年 未来に繋げる希望(1)》 東日本大震災から10年がたつ。復興が進む一方で、風評被害対策や災害の記憶の風化など、取り組むべき課題はまだ山積みだ。震災が残した爪痕はなかなか消えない中、困難に立ち向かい…
緊急事態再延長 緊張感持ち感染対策徹底を
政府は、新型コロナウイルス対策として東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県に発令していた緊急事態宣言を2週間延長することを決めた。収束への道筋が見えるかどうかの正念場であり、緊張感を持って感染対策を再度徹底していきたい。 4…
バイデン米政権下で国境の壁が密入国業者の通り道に Border wall now smugglers’ road
バイデン米大統領が国境の壁建設の中止を決定したことで、作業員たちは工事の途中で道具を置き、いなくなってしまった。これにより、一部の場所では今までよりも国境の安全が低下している。アリゾナ州で国境を83マイルも接する郡の保…
ビットコイン決済のコロナワクチン詐欺等に警鐘鳴らす「日曜報道」
◆中国製の闇ワクチン 医療関係者を優先して新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。今後の普及に関心が集まるところ、2月28日放送のフジテレビ「日曜報道ザプライム」は、ワクチン不足で接種が進まない欧州連合(EU)を例…
花粉症の季節。新型コロナウイルス対策で…
花粉症の季節。新型コロナウイルス対策で窓を開けていると、しばらくくしゃみが止まらない。家でもマスクをしなければならない状態だ。ただ、マスクは店に行けばほぼ入手できるので助かっている。 現在では、マスクもファッションの…
中国国防費 膨張政策許さぬ国際連携を
中国の第13期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第4回会議が開幕し、今年の国防予算は前年比6・8%増の1兆3553億4300万元(約22兆6000億円)となることが分かった。前年以上の伸び率であり、覇権主義的な動き…
阿里山森林開発のパイオニア、河合 鈰太郎
【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(12) 人跡未踏の地「阿里山」を日本統治により「檜の宝庫」へ 台湾の中央部にある玉山は、富士山を超える3952メートルもの高さを誇る。かつて、この山は「新高山」と呼ばれた。日本による…