花粉症の季節。新型コロナウイルス対策で…


 花粉症の季節。新型コロナウイルス対策で窓を開けていると、しばらくくしゃみが止まらない。家でもマスクをしなければならない状態だ。ただ、マスクは店に行けばほぼ入手できるので助かっている。

 現在では、マスクもファッションのアイテムの一つ。とはいえ、圧倒的に白いマスクが多い。マスク姿ばかりの最初は、SF小説の世界に入ったかのような不気味な印象があった。

 歳時記では、マスクは冬の季語。これは風邪やインフルエンザを予防するために冬に使用するからだが、今ではどうだろうか。一年中マスク姿なので、俳句には使いづらいのでは。

 3月になったが、このところ日々の寒暖差が大きいため、春という感じはあまりしない。ただ、草木の芽や花の便りに少しずつ春の実感が増している。春を代表する桜の開花時期が近づいているのも嬉(うれ)しい限り。しかし、今年はどのように花見をしていいのか迷っている。

 日本気象協会が発表した開花予想によれば、開花のトップは福岡や高知の13日だが、満開という基準で見れば東京の22日。東京の標本木は靖国神社の桜で、学生時代には境内をよく通って神田神保町の古本屋回りをしたことを思い出す。

 先日、食卓にフキみそが出て、その苦みに改めて春の到来を実感した。苦さを嬉しく思うのも子供の頃には考えられなかったこと。春は入社式や入学式が控えているが、コロナ禍という苦さに負けずに頑張ってほしい。