Date archive for 2019
豊洲開場1年、五輪をブランド確立の好機
東京・豊洲市場が旧築地市場から移転・開業して1年が経過した。心配された土壌汚染問題による風評被害もなく、日本の「新たな台所」として定着しつつある。 一方で、水産物の取扱量の減少やブランドの確立という課題もある。 観光…
ジョン・レノンの世俗的な「イマジン」とは全く異なるトランプ政権下の世界 World under Trump far different from John Lennon’s secular ‘Imagine,’ official says
米政権はトランプ大統領の下で信教の自由・表現のために取り組んでおり、米国の将来はジョン・レノンの歌「イマジン」で描かれたような世俗的なものにはならない――。トランプ政権で公民権を担当する首席弁護士の一人が8日、こう主張…
反発する香港・台湾と迷走する韓国、揺れる東アジア3国を分析した2誌
◆現地の様子生々しく 連日報道される香港市民のデモ活動。いまだに収束する気配はなく、むしろ中国当局が配備した警察官による発砲事件が起こるなど過激さを増すばかり。一方、来年1月に総統選挙を迎える台湾では、政権与党の民進党…
ノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰旭化成…
ノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰旭化成名誉フェローの話題に隠れたわけではないだろうが、次の日に発表されたノーベル文学賞の受賞者がなかなか報じられなかった。インターネットでようやく「村上春樹さん、受賞を逃す」という記…
北の顔色窺う文政権
国家有功者まで入れ替え 韓国では独立運動家など国家有功者を顕彰しているが、最近は、北朝鮮の顔色を窺(うかが)って、人物選定しているのではないかとの疑問が呈された。野党自由韓国党の金鎭台(キムジンテ)議員が国家報勲処に提…
文在寅政権の自家撞着 保守派に「土着倭寇」の烙印
由来の東学農民軍の名誉は回復 今、韓国で、日本に理解を示したり、擁護する発言をすると「土着倭寇(わこう)」の烙印(らくいん)を押される。相手を侮蔑する悪口で、「親日派」とほぼ同程度、韓国では最低級の罵(ののし)り言葉だ…
紙の書籍と電子書籍 歯止めかからぬ紙媒体の低落
《 記 者 の 視 点 》 かつて、文芸評論家の中村光夫が、「年は取りたくないものです」という言葉を述べている。 これは、1951年のフランスの作家、アルベール・カミュの小説『異邦人』が翻訳されたとき、その主人公の冷…
中国、香港地図アプリ販売でアップル非難 China warns Apple over ‘unwise’ support of Hong Kong protesters in wake of NBA flap
米IT大手アップルが、香港の抗議デモをめぐって、中国政府の怒りを買っている。中国主要国営メディアは、同社スマートフォンの地図アプリが、デモ隊による警察の取り締まり回避に使われていると非難した。中国共産党機関紙・人民日報…
香港緊急条例 法治の破壊につながる悪法
香港政府は、超法規的措置が可能となる「緊急状況規則条例」(緊急条例)を約半世紀ぶりに発動し、これに基づいてデモの際にマスクなどで顔を隠すことを禁じる「覆面禁止規則」を即時公布した。 集会や通信の規制も可能 緊急条例は…
長野県茅野市で毎年開かれている「小津安二郎…
長野県茅野市で毎年開かれている「小津安二郎記念蓼科高原映画祭」を観(み)てきた。日本映画の巨匠・小津安二郎は晩年の約10年間、シナリオライターの野田高梧とともに蓼科の山荘「雲呼荘」に籠もり、『東京暮色』以降の晩年の作品…
中国新経済モデル目指す習近平氏
鄧氏に代わるリーダー像模索 中国投資コンサルタント 高田 勝巳氏に聞く 米中経済摩擦が高まる中、日本は中国とどう付き合えばいいのか。上海を拠点に日本企業の中国進出をサポートしている(株)アクアビジネスコンサルティング代…
ウクライナ東部の紛争問題
ウクライナのゼレンスキー大統領が、親露独立派が実効支配する同国東部のドネツク、ルガンスク両共和国との紛争解決に踏み出した。両共和国に「特別な地位」を付与するという「シュタインマイヤー・フォーミュラ」に同意すると表明した…
シリア北部からの米軍撤収に福音派が反発
トルコの攻撃で少数派が犠牲に 米国の福音派キリスト教徒ら宗教団体が、シリア北部からの米兵撤収の決定に反発している。福音派など宗教保守は、トランプ米大統領の支持基盤であり、在外米軍の撤収という公約順守を目指すトランプ氏に…
「不自由展」再開、芸術展の汚点となった
抗議が続く中、限定された再公開を強行する意義はどこにあるのか。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」のことだ。 初日(8日)だけで200件の抗議が寄せられた。金属探知機で身体検査を行い、…
TBSで先月、2度にわたって「やらせ」…
TBSで先月、2度にわたって「やらせ」が発覚した。一つは、映像の早回し問題。少年の野球の投球場面を早回しすることで、球速が実際よりも速いように見せ掛けた。次が爬虫(はちゅう)類ハンターの番組。現地にあらかじめ珍しい爬虫…
トランプ氏弾劾審議入り決定、民主党に不利との見方も
米大統領選まで1年余り 2020年の米大統領選まであと1年余りとなった。トランプ大統領(73)にウクライナ疑惑が浮上したことを受け、野党民主党は弾劾に向け舵(かじ)を切ったが、これが大統領選では裏目に出る可能性もある。…
参与連帯
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 1994年9月10日に設立された参与連帯はわが国の代表的な市民団体だ。市民が自発的な参与によって政治権力と経済権力を監視し、社会改革のための具体的な政策と対案を提示することを目的と…
都市に来たコンゴウインコ
地球だより 先日、ブラジル中西部の街を訪れた。世界自然遺産のパンタナールから車で6時間ほどの場所にある人口80万人余りの比較的大きな地方都市で、中層階のビルやマンションも多く、サンパウロのような高層ビル群こそないものの…
公平さ欠くカシミール報道
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ 直轄地化は地方の要請 安定と繁栄のための憲法修正 私は自分のライフワークとしてアジアを意識し、アジアを中心に見聞、研究をしてきた。私のアジアの概念は西はトルコ、東はかつて…
今こそ文大統領は曺氏去就で決断を
韓国紙セゲイルボ 国を滅ぼしつつある「独善」 また街頭だ。今度は二つに分かれた。3日ソウル光化門広場で曺国法務長官辞退を求める保守陣営集会が、5日瑞草洞では“曺国守護”と検察改革を叫ぶ進歩陣営の集会が開かれた。いわゆる…
国会代表質問での枝野氏の「3点セット」追及をなぞった朝・毎の社説
◆久しぶりの国会論戦 「中長期の課題をいかに解決していくか。与野党は、大所高所から論じなければならない」(読売・8日付社説)。 衆院本会議で7日から、安倍晋三首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が始まり、まず立憲…
吉野氏ノーベル賞、日本の科学技術力示した偉業
今年のノーベル化学賞は、スマートフォンや電気自動車などに欠かせないリチウムイオン電池を発明した旭化成名誉フェローの吉野彰氏(71)ら3氏が受賞した。吉野氏で日本のノーベル賞受賞は27人目。化学賞は2010年の鈴木章北海…
北アルプス唐松岳(2696㍍)東面の唐松沢…
北アルプス唐松岳(2696㍍)東面の唐松沢雪渓(長野県白馬村)が、新潟大などの調査で氷河と確認された。氷河は雪が押しつぶされてできた氷の塊「氷体」が重力により長期間流動しているもの(小紙10月4日付)。 調査で用いた…