Date archive for 11月, 2019
安倍晋三首相の在職日数が通算2887日となり…
安倍晋三首相の在職日数が通算2887日となり、同じ山口県出身の桂太郎を抜いて歴代最長となった。これに対し、野党をはじめ「長期政権の弊害」ばかり指摘する人々がいるが、本末転倒した議論である。 安倍政権は民主的な選挙で選…
ホームシックは国民病?
地球だより スイスに関するニュースや情報を発信しているウェブサイト「スイスインフォ」によると、ホームシックはスイス人の200年前の国民病だった。「牧人の歌に故郷への思いを馳せ、スイスの代表的児童文学作品『アルプスの少女…
米の「航行の自由」作戦の意義
日本大学名誉教授 小林 宏晨 「開かれた海」の原則堅持 南シナ海を舞台に中国と対決 長年にわたる自制の後、アメリカは、2016年1月22日、南シナ海で「航行の自由」作戦を実行した。その3週間後、オバマ米大統領は、東南ア…
読書によって育つもの
今月9日に行われた「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で、女優の芦田愛菜さんの祝辞が話題になった。中学生とは思えない品のある言葉を選んだ祝辞だったからだ。 芦田さんは、天皇陛下が松尾芭蕉の『奥の細道』を読まれたこと…
パリの治安悪化に懸念広がる
フランス・パリ首都圏で今年に入り、スリ被害が急増している。外国人観光客だけでなく、パリ市民も被害に遭っており、深刻さを増している。暴力事件も増加して治安が悪化する一方、移民流入への反発から極右の台頭現象が起きており、社…
日本人拘束は小さく、解放は大きく扱う朝日はまるで中国の機関紙
◆二重基準露わな朝毎 新聞はニュースの順位付けをする。1面に載せるのは重要なニュース、さほど重要でなければ中面や短報。そんな具合に振り分ける。紙面という限られたスペースと、日刊なら1日という区切られた時間枠の中で、ニュ…
気流子に鑑識眼があるわけではないが、文豪…
気流子に鑑識眼があるわけではないが、文豪の中には俳人としても評価されている人が少なくないことは分かる。俳人の長谷川櫂氏が読売に連載する「四季」で先月上旬、その一人である夏目漱石の句を採り上げた。 漱石の『思い出す事な…
能楽師が指導、「土蜘蛛」に取り組む「鎌倉こども能」
稽古場に凛とした空気、「一生の宝となる貴重な経験」 神奈川県鎌倉市では次代を担う子供たちに、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されている伝統芸能の能楽を通して、日本古来の行儀や作法を学んでもらおうと、昨年度から「鎌倉こど…
処理水放出、政府は前向きに検討せよ
東京電力福島第1原発事故をめぐって、経済産業省は保管中の放射性物質トリチウムを含む処理水について、海洋や大気に放出した場合の放射線の影響が、自然界に存在する放射線に比べ「十分に小さい」とする推計結果をまとめた。 処理…
迷走気味の日米金融政策
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 FRBに大統領の圧力 さらなる緩和の余地ない日銀 日米の金融政策決定会合が相次いで開かれた。10月29~30日の米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOM…
年金制度見直し、女性や高齢者を「支え手」に
公的年金の制度見直しに向けた政府・与党の議論が本格化している。 少子高齢化が進む中、年金制度を持続させるには、女性や高齢者に「支え手」に回ってもらうことが欠かせない。こうした人たちの労働参加を促す制度改革を進めるべき…
岸田自民政調会長にインタビューし無理やりエールを送るサンデー毎日
◆「覚悟足りぬ」と不満 “文春砲”の直撃弾を受けた森田健作千葉県知事ばかりが目立って、他の記事が砲撃の土埃(つちぼこり)の中で霞(かす)んでいるようだ。そのタイミングで岸田文雄自民党政調会長に次期総裁選への意欲を聞いた…
国際原子力機関(IAEA)は、原子力の…
国際原子力機関(IAEA)は、原子力の軍事利用に目を光らせ「平和、保健及び繁栄に対する原子力の貢献を促進」(憲章)するのが目的。IAEAの役割を持ち出すまでもなく、原子力技術の開発は今や人類文明の発展に欠かせない。 …
私立高の祈祷を拒否した地裁判決を破棄 Court overturns dismissal of private school prayer case
連邦高裁は今週、フットボール選手権の試合の前にスタジアムの放送設備を通じて祈祷をすることを求めたキリスト教系高校2校の信教の自由を侵したとしてフロリダ州当局者らを訴えた裁判で、訴えを棄却した地裁判決を覆す判断を示した。…
トランプ米大統領「再選」分析に当惑したかの「サンモニ・風をよむ」
◆弾劾調査でも「優位」 来年11月3日投票の米大統領選挙まであと1年となったが、再選を目指す共和党のトランプ大統領に対し、民主党は多数を握る下院を舞台にウクライナ疑惑の大統領弾劾調査で打撃を与える一方、候補者乱立の予備…
まだ冬という実感に乏しいが、朝夕に外を…
まだ冬という実感に乏しいが、朝夕に外を歩くと空気がひんやりしていることを肌身に感じる。外出のために衣服を選ぶのにちょっと迷う。日中の日差しもあって、厚着でも薄着でもしっくりこない。その寒暖差は、まさに秋から冬にかけての…
1年を切った米大統領選挙
エルドリッヂ研究所代表 政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 改革できず苦境の民主党 トランプ氏の再選が濃厚に 来年11月3日に行われる、4年に1度のアメリカ大統領選まで1年を切った。候補者の数や発言、激しいやりとり…
皇居で大饗の儀
皇族方や首相ら289人が出席 天皇陛下と大嘗祭参列者の祝宴「直会(なおらい)」に当たる「大饗(だいきょう)の儀」の1回目が16日、皇居・宮殿「豊明殿」で行われた。皇后陛下、秋篠宮殿下御夫妻ら皇族方のほか、安倍晋三首相ら…
国内景気 先行き懸念一段と強まる
世界景気の減速から日本経済は停滞し、10~12月期は消費税増税の影響が加わりマイナス成長へ――。内閣府が発表した7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は、改めて日本経済の弱さを浮き彫りにし、今後に強い懸念を示すものとな…
韓国の最新「広場の政治学」
「中高年」と「壮年」の競い合い 集会参加者は発表の10分の1 「書を捨てよ、町へ出よう」と寺山修司は言った。最近のソウル市内を埋めるデモ群衆を分析してみると、若者が少ないことが分かった。若者は何処(いずこ)へ行ったのだ…
停滞する憲法審査会 早急に改正原案の討議に入れ
《 記 者 の 視 点 》 衆院憲法審査会が今月7、14の両日開かれ、欧州視察(9月下旬)の報告に関する自由討議を行った。立憲民主党の枝野幸男代表がこの場で山尾志桜里氏が国民投票に関するCM規制の議論と「合わせて憲法の…
イランの挑発的記念日 Iran’s anniversary provocation
イランには特に悪いことに対する長年の記憶―1979年のテヘランの米国大使館への襲撃と、444日間の人質危機の勃発―がある。現行の(イスラム聖職者)ムッラーによる政権は、あの騒がしかった日の40周年記念日を、米国その他、…
未明に帰宅して急に甘いものが欲しくなり…
未明に帰宅して急に甘いものが欲しくなり、近くのコンビニエンスストアに足を運ぶと「22時閉店」の張り紙。それで甘いものへの願望が消えるわけではない。100㍍ほど離れたもう一軒のコンビニはいつも通り開いていてアイスクリーム…