Date archive for 2018

「蕭條(しょうじょう)として石に日の入…

 「蕭條(しょうじょう)として石に日の入枯野かな」(蕪村)。冬というとこの句を思い出す。寒々とした風景に日差しが石に入るように見えるというのだが、その印象鮮明な情景が「蕭條」という漢字で絵画的に表現されている。  漢字の…

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県史編集委員の狙い、意図的に「集団自決」演出

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (35)  新沖縄県史の最終章において、沖縄戦編集部長の吉浜忍沖縄国際大学元教授は、1944年3月22日から45年9月7日まで連日の記録を「沖縄戦詳細年表」とし…

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「立憲民主」の憲法論議 「権力」縛りで論議封殺か

首相は民意得た多数党党首  立憲民主党の機関紙「立憲民主」(11・16)は臨時国会にあたり「『憲法の本質は、国家権力を縛ること』と枝野代表」の見出しで、枝野幸男代表の代表質問を1面で扱った。  枝野氏の「憲法を改定するこ…

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「自由民主」入管法改正 「深刻な人手不足」で押し切る

「自由民主」入管法改正 「深刻な人手不足」で押し切る

「野党勉強不足」と社民誌に  終幕した臨時国会は出入国管理法改正をめぐる与野党対決に明け暮れ、安倍晋三首相が掲げた憲法改正の議論は進まなかった。だが、外国人労働者に「特定技能1号」の在留期間上限を5年、より熟練した「特定…

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生きる愛のパワーを

 平成30年という一つの区切りを思わせる今年も、あと僅(わず)かで終わる。  今年を振り返り、本庶佑氏のノーベル賞受賞などの喜びの陰に、元東大教授の著名な論客、西部邁(すすむ)氏の“自殺”事件があった。  日本人の感覚で…

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密入国に超軽量機、新たな手口 Cartels find new smuggling tactic in ultralight aircraft

 国境警備隊は18日朝、メキシコから国境を越えて、米国内に約50キロ侵入した超軽量飛行機を発見、着陸地点で、密入国した2人の中国人を発見した。  超軽量機を捕獲することはできず、メキシコに戻ったが、警備隊員によると、カリ…

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開高健が1976年に発表した「渚にて」という…

 開高健が1976年に発表した「渚にて」という一風変わった短編小説がある。著者らしき語り手が北海道へ釣りに行って出会った風変わりな男の話だ。その男は定職に就かず、町はずれの海岸に打ち上げられた流木や船材などを集め家を建て…

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始動した「気候変動適応法」

地域主体で被害に備え  気候変動対策の新たな枠組みとなる「気候変動適応法」が1日に施行された。「適応」は地域が主体となって、気温上昇や集中豪雨などの被害に備えるもの。さまざまな分野に影響を及ぼす気候変動に対して、国や地方…

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東方正教会、露の影響力低下は不可避

 ロシアとウクライナの関係は2014年3月のロシアによるウクライナ南部クリミア半島の併合以降悪化した。  今年11月にはロシアがクリミアとロシア本土を隔てるケルチ海峡で「領海侵犯」があったとしてウクライナ海軍艦船3隻を拿…

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マティス米国防長官2月辞任

シリア撤退で意見対立  トランプ米大統領は20日、マティス国防長官が2019年2月末に辞任すると発表した。トランプ氏が表明した米軍のシリア撤退などをめぐって意見が対立したことが理由とみられる。  トランプ氏はツイッターに…

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教育再生の根本問題

世日クラブ講演要旨 麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗氏 「育自」から「育児」へ  麗澤大学大学院特任教授の高橋史朗氏は14日、世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)で「教育再生…

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近くても違う島国の天気

地球だより  台湾を取材する機会があった。出掛けたのは台北と彰化県。彰化県というのは、中部の台中の南に隣接した県だ。高速鉄道(新幹線)で約1時間20分と近い。だが、距離的には近くても、天候はがらりと変わる。  5日ほど、…

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比南部で戒厳令が再延長

 フィリピン国内で物議を醸している戒厳令が、ドゥテルテ大統領の強い後押しで再び延長された。南部ミンダナオ島で活動するイスラム過激派や共産ゲリラなどの掃討を目的に、ドゥテルテ大統領が強く求めていたもので、12日に上下両院が…

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正恩氏新年構想を推理、制裁と圧力解除に総力

韓国紙セゲイルボ  年の瀬を迎え、新年の辞を準備中の金正恩労働党委員長の心中を推理してみよう。  今年はひとまず外交的に半分の成功だった。初の朝米首脳会談、各々3回の朝中および南北首脳会談などは祖父(金日成)も父(金正日…

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「産む性」の正しい教育を

人口減少社会を超えて 第3部・識者インタビュー (2) 元厚生省児童家庭局企画課長 大泉博子さん(下) 大泉さんは「人口省」の創設を提言しているが。  人口政策を新たな社会政策として確立させ、ピンポイントの対策も含め、大…

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熟慮しての判断か疑問

東京財団上席研究員・元IWC日本代表代理 小松正之氏  9月のIWC総会で日本の意見が通らなかったからといって、「IWCは宗教団体化している」などと感情的に批判し脱退していいのか、十分熟慮しての決定とは思えない。IWCで…

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中国のスパイ活動、日本は防止法を制定せよ

 米上院司法委員会のグラスリー委員長は、中国のスパイ活動に関する公聴会で「米司法省が過去7年間で摘発した産業スパイ事件の9割に中国が関与していた」と指摘した。極めて深刻な事態だ。 企業や民間人も利用  米政府は8月、中国…

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大阪を代表する「食」はたこ焼きだ。が、…

 大阪を代表する「食」はたこ焼きだ。が、「それでいいのか?」との疑問を持つ人もいる。その一人が井上章一氏(国際日本文化研究センター教授)だ。近刊の『大阪的』(幻冬舎新書)にたこ焼きのエピソードが出てくる。氏は京都生まれ京…

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サンタの仕事の魅力

地球だより  クリスマスが近づくこの時期、各地のショッピングモールには、サンタクロースと一緒に写真が撮れる会場が設置されるようになる。  筆者の近所のショッピングモールの一画にも、赤い絨毯(じゅうたん)が敷かれ、その上に…

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ブラジルで保守新政権発足へ

 南米ブラジルで1月1日、民政化後で最も保守的な政権が誕生する。軍政賛美などの過激な発言で知られるジャイル・ボルソナロ次期大統領(63)は組閣作業でも独自性を見せる。一部政策の方向性で懸念材料はあるが、世論調査等での国民…

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大きく変化した南北関係を再検証

韓国紙セゲイルボ 北の非核化には支援と圧力必要  2018年はかつてなく南北関係が大きく変化した。2月に北朝鮮の平昌五輪参加、4月に板門店南北首脳会談、6月に朝米首脳会談、9月に平壌南北首脳会談が開かれ、北朝鮮は“完全な…

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正念場迎えた英のEU離脱

日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 依然、先行きは藪の中 最悪シナリオは合意なき離脱  英国の欧州連合(EU)離脱は正念場を迎えているが、去る12月11日に予定されていた英国議会でEUとの合意(案)は採決にかけられ…

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将来の職業

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  1970年代だけを見ても、小学生たちに「将来、何になりたいか」と尋ねると、大部分が大統領や将軍、判事検事という答えだった。  80~90年代には、彼らの将来の希望1位は断然、科学者…

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