サンタの仕事の魅力


地球だより

 クリスマスが近づくこの時期、各地のショッピングモールには、サンタクロースと一緒に写真が撮れる会場が設置されるようになる。

 筆者の近所のショッピングモールの一画にも、赤い絨毯(じゅうたん)が敷かれ、その上にクリスマスツリーに囲まれて、サンタの家に見立てた建物が設けられた。そこで映像作品を楽しんだ後、ソファでサンタの格好をしたふくよかな男性の膝に乗り、写真撮影ができる。一番安いプランでも40㌦近く掛かるが、それでも常時、親子連れが列をつくり、人気を集めている。

 ところで、ある調査によるとこうしたモールで働くサンタの時給の中央値は、約30㌦。米国における季節限定の仕事の平均時給は約10㌦というから、かなりの高収入だ。中には、1回のクリスマスシーズンに2万㌦も稼ぐサンタもいるらしい。

 その代わり、サンタとして働くことを希望する人の多くは、専門の学校に通い、サンタにふさわしい身振りや北極の風習、サンタの歴史などをしっかりと学ぶ。子供の夢を壊さないように、こうしたサンタにも相応のプロ意識やサービス精神が求められるというわけだ。

 そこまでしてこの仕事を選ぶのは、高収入に加え、クリスマスのシンボルとも言えるサンタに成り切って、子供たちの喜ぶ顔が見られることが魅力なのかもしれない。

(Y)