Date archive for 2018
辺野古工事再開、一日も早い移設の実現を
政府が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に関連する工事を約2カ月ぶりに再開した。 玉城デニー知事は辺野古移設に反対しているが、日米同盟の抑止力維持と普天間飛行場の危険除去のために政府は工事を進め…
<くらがりへ人の消えゆく冬隣>角川源義…
<くらがりへ人の消えゆく冬隣>角川源義。霜月(しもつき)11月は暦の上では冬に入る。日脚が早くなり、朝晩の冷え込みに忍び寄る冬の気配を感じるこのごろ、明日は冬入りを告げる立冬(りっとう)である。 とはいえ今週は曇りの…
出生地主義を廃止するな
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 憲法で保障された権利 修正14条は共和の偉業 トランプ大統領は、衛星・ケーブルテレビ「アクシオス・オン・HBO」とのインタビューで、大統領令で出生地主義を廃止すると主張した。合憲性につ…
米、「肥満」で約194兆円損失
米ミルケン研究所(カリフォルニア州)が先月末に発表した「米国の肥満危機―過体重の医療と経済への直接的影響」と題した報告書によると、米国民は肥満と過体重のために2016年の1年間で4807億ドル(約54兆円)の出費を強い…
中国の空母部隊建設に陰り
元統幕議長 杉山 蕃 搭載機の国産化が難航 知的財産権の特異な解釈限界 中国空母「遼寧」が海軍に引き渡されて6年が経(た)つ。戦闘装備を取り外し、空母機能を取り去ったロシア空母ワリャーグを廃材として購入、長期にわたる検…
トランプ大統領、移民対策や経済を強調
与党の過半数維持が焦点 トランプ米政権の2年間に審判を下す中間選挙が6日、投開票が行われる。歴史的に1期目の大統領側の与党は中間選挙で議席を失う傾向が見られる中、不法移民対策や経済実績を訴える与党・共和党が議会の上下院…
対中ODA終了、戦略的な支援に磨きを掛けよ
安倍晋三首相は先の訪中で日本の対中政府開発援助(ODA)の終了を表明した。中国はすでに世界第2位の経済大国だ。その経済力を使って不透明な軍事拡大に走っている。ODAの意味はそもそも失われている。遅きに失したが、終了は当…
撃墜も覚悟の緊急発進
防衛省統合幕僚監部は10月12日、平成30年度「上半期4~9月」の航空自衛隊戦闘機による緊急発進(スクランブル)回数を発表した。 回数は561回(平均1日に3回)で、前年同期と同数となり、上半期ベースでは過去最多とな…
「望まぬ解放のされ方」と語る安田純平氏の「自己責任」追及に及び腰の2誌
◆勧告を無視し人質に シリアで人質となっていたジャーナリストの安田純平氏(44)が解放され帰国した。無事の帰還は喜ばしいものの、安田氏の発言などがメディアやインターネト交流サイト(SNS)で問題となっており、人質事件の…
日立化成で、半導体用材料などの新たな不適切…
日立化成で、半導体用材料などの新たな不適切検査が見つかった。顧客と約束した検査を怠ったり、検査データを改竄(かいざん)したりするなどの不正が、国内の7製造事業所全てで行われていた。出荷先は延べ約1900社に及ぶ。 不…
結婚したい若い男女は9割
人口減少社会を超えて 第2部・戦後人口政策の誤り (6) 求められる総合的な支援 作家の山本肇さんが、「戦時中の『産めよ、殖やせよ』のスローガンは旧約聖書の聖句がもとになったもので、本来は富国強兵だけの意味ではなかった…
新しい立憲君主国ブータン
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 領土領海侵犯続ける中国 北のミサイルより深刻な問題 アジアの頭痛の種は北朝鮮であり、中国もそれに勝る問題である。北朝鮮のミサイル開発および実験に関しても中国の直接的間接的…
オハイオ州でアーミッシュとメノナイトの動員に取り組む共和党 Republicans reach out to Amish, Mennonites in Ohio
マイク・ペンス米副大統領が参加した10月31日のオハイオ州中央部での選挙集会には、意外な2人の有権者が出席した。農家のレヴィ・ミラーさんとベン・ホステトラーさんだ。2人は、保守的なアーミッシュとメノナイトの人々を投票所…
日本人の「精子力」の衰えを取り上げ日常生活での注意点を示したNHK
◆新規のAID停止へ 無精子症など、夫に不妊の原因がある場合、第三者の精子を使って人工授精する「非配偶者間人工授精」(AID)について、慶応大学病院がこのほど新規患者の受け入れを停止する方針を決めた(本紙10月31日付…
「チェロを弾くすさびのありて秋深し」…
「チェロを弾くすさびのありて秋深し」(中口飛朗子)。秋には、さまざまな色彩がある。空気が澄んで空の青が映え、紅葉が深まれば赤や黄色が鮮やかだ。 秋は五穀豊穣(ほうじょう)で食欲を刺激される季節。一方、芸術の秋と言われ…
歴史歪めた歴代知事の責任、「集団自決」に無知な翁長氏
歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (29) 第1次世界大戦が終わり、戦後処理が始まった時、日米軍縮会議が開かれ、「琉球」をどうするか議題に上がった。ドイツ領であった南洋諸島が日本の「管轄下」に…
「少なく産み大事に育てる」が定着
人口減少社会を超えて 第2部・戦後人口政策の誤り (5) 一家団欒より個人的自己実現 第1次ベビーブームのピーク時の誕生270万人(1949年)よりはすこし少ないが、71(昭和46)年から74(同49)年までに年間21…
文化の日 「文明」と「文化」の調和保って
きょうは平成最後の「文化の日」。もともとは明治天皇の誕生日を祝う「天長節」で、後には「明治節」と呼ばれた。 今年はその明治天皇を中心とする明治維新から150年目に当たる。 維新の成功を導いた皇室 明治維新は、西欧列…
米中間選挙、民主が下院過半数へ優勢
上院は共和が多数派維持か トランプ米大統領の約2年間の政権運営に対する初の審判となる中間選挙は6日、投開票が行われる。下院では、終盤にきて与党共和党が追い上げを見せつつも、野党民主党が依然、過半数奪還に向け優勢とみられ…
辺野古めぐる県民投票 黙殺された「普天間返還」
《 沖 縄 時 評 》 恣意的民意づくり正当性なし ◆撤回理由に根拠なし 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題は県知事選後、新たな動きを見せている。一つは県の埋め立て承認の撤回をめぐって国土交通…
米中新冷戦時代の到来
去る10月4日に米国のペンス副大統領がハドソン研究所において行った中国に関する演説は、これまでの米中関係をリセットし、中国を米国の敵国として明確に認識するという内容であった。貿易不均衡の是正を目的に始まったこの米中対立…
外国人労働者の受け入れ拡大のための新たな…
外国人労働者の受け入れ拡大のための新たな在留資格を創設する出入国管理法改正案が国会に提出された。これまで認めてこなかった単純労働にも門戸を開く、歴史的な政策転換となる法案だけに、慎重な議論が必要だ。 2種類の在留資格…
タイ、来春にも8年ぶり総選挙
タイが民政復帰に向けて動き出した。暫定政権はクーデター直後から、民政復帰を進めるとしてきたが、それが延び延びとなってきただけに一歩前進したとは言える。ただ、8年ぶりとなる総選挙が実施される可能性こそ高まっているものの、…