Date archive for 2017

「一月往(い)ぬ、二月逃げる、三月去る」…

 「一月往(い)ぬ、二月逃げる、三月去る」。去り行く3月も、昨日が<暑さ寒さも彼岸まで>の春分の日で、あと10日となった。やや遅れ気味という桜前線も、これから急ぎ足となって東上し、いつものようにあでやかに風景を彩るであろ…

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「反イラン軍事同盟」構想

獨協大学教授 佐藤 唯行 スンニ派アラブを結集 密使クシュナー氏が裏工作  2月中旬に訪米したイスラエルのネタニヤフ首相がトランプ米大統領との間で話し合った重要案件の一つが対イラン政策であった。  彼らがイランの喉元を締…

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大統領制めぐりトルコ国民投票

EUと批判応酬 収束は?  欧州連合(EU)加盟国とトルコの間で激しい批判合戦が展開している。その直接の契機は、トルコ政府関係者が、欧州国内で選挙集会を実施しようとしたことに対し、ドイツ、オランダなどが「国内の政治集会を…

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トランプ政権発足2ヵ月 同盟関係の不安「米国第一」と「力による平和」目指す

対談 トランプ政権発足2ヵ月  トランプ米大統領が就任してきょうで2カ月。同大統領は、今後どのように内政外交とりわけ東アジア外交を展開していくのか。これに日本はどう対していくべきか。元日朝国交正常化交渉日本政府代表で公益…

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GPS捜査違法、犯罪者の高笑いを許すな

 警察は犯罪から国民の生命と財産を守るのが使命だ。それを果たすには旧来の捜査手法だけでは不十分だ。捜査対象者の車両に全地球測位システム(GPS)の端末を取り付け、検挙へと追い詰める手法は有効だ。だが最高裁は、GPS捜査を…

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「思考力・想像力を育てる 読むことの学習」

つなぎ言葉の理解深める児童たち 東京学芸大国語教育学会が公開授業  「思考力・想像力を育てる 読むことの学習」を主題に教育研究を行ってきた東京学芸大学国語教育学会は昨年度から継続してきた教師の授業力向上の研究成果の発表が…

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世界から認められる研究実績を

沖縄科学技術大学院大学グルース新学長に聞く 最高レベル維持へ十分な予算確保必要  遺伝子制御および発生生物学の分野で国際的に著名な研究者で、ドイツのマックス・プランク学術振興協会の会長を務めたピーター・グルース博士が1月…

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富士と李良枝の文学碑

 山梨県富士吉田市に新倉山浅間公園という富士見ポイントがある。2月下旬、山中湖のダイヤモンド富士を撮影しに行った折、初めて立ち寄った。桜と富士と五重の塔を1枚の写真に収められる撮影スポットとして、近年は外国人観光客も多く…

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週刊現代の曽野綾子氏「家族を見送る」連載途中での議論に違和感も

◆夫の最後の日々綴る  作家の曽野綾子氏が、間質性肺炎のため2月3日91歳で亡くなった、夫で作家の三浦朱門氏の最期の日々を週刊現代に綴(つづ)っている。「家族を見送るということ」というタイトル(初回は「夫・三浦朱門との別…

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「(美容とは)心身共に健全、健康で、姿かたち…

 「(美容とは)心身共に健全、健康で、姿かたちが美しいことです。外面だけでなく、内面の美しさを追求しています」と「赤木式美功術メイク」で知られるメーキャップ・アーティストの赤木麻紀さん。  いま高齢化が進む中、消費者の間…

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広い路地の住宅価格高騰

地球だより  ベトナムの商都ホーチミン市では自動車が進入できる広さの路地に建つ住宅の価格が急上昇している。中でも12区では第1四半期初めにおける住宅価格が前年同期比35%増と急上昇し、全区で伸び率トップを記録した。  同…

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トランプ氏と露絡みの情報戦

ロシア研究家 乾 一宇 米社会の混乱もくろむ露 不名誉情報は利用価値失う  昨年の米大統領選挙戦において、トランプ氏は親プーチン姿勢を鮮明にしていた。これを捉えて「トランプ氏とロシアの黒い危険な関係」「トランプ氏はプーチ…

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安定した家庭が子供の未来拓く

 「貧困の連鎖」を断ち切る最も有効な手だての一つとして、米国の中道系から保守系専門家の間でコンセンサスとなっているのが「家庭再建」だ。安定した家庭は子供の将来にどのような好影響をもたらすのか。家庭の重要性を経済・社会的側…

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性犯罪厳罰化、「魂の殺人」の防止徹底を

 政府は性犯罪の厳罰化を図る刑法改正案を閣議決定した。強姦罪や強制わいせつ罪について、被害者の告訴がないと起訴できない「親告罪」の規定を削除するのが柱だ。  告訴に伴う被害者の精神的な負担を減らし、「泣き寝入り」を防ぐ。…

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大震災6年で脱原発の発言ばかり取り上げたTBS「サンモニ」

◆難問山積の事故処理  東日本大震災から6年――。12日放送のNHK「日曜討論」で内堀雅雄福島県知事が福島の状況の「光」と「影」について、「光」は「復興が進む明るい部分」で、インフラ復旧、拠点整備の進展、観光地のにぎわい…

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「萌え出づるものにやはらか春の土」(高木…

「萌え出づるものにやはらか春の土」(高木青巾)。春になると草木の芽吹いているのが目立つようになるが、空気や水にも春らしさが感じられるようになる。この時期の俳句の季語には「東風(こち)」「春めく」「水温む」「春の水」などが…

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サウジ国王来日、「脱石油」改革への協力を

 サウジアラビアのサルマン国王が来日した。サウジ国王の来日は46年ぶり。その目的は、石油に依存する経済からの脱却への道筋を付けることだ。 原油価格低迷に危機感  かつて原油産出量世界一だったサウジだが、現在は米国に取って…

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イエメン反政府組織の爆弾船にイランが関与 Iran behind Yemeni rebels’ explosive boats

 イランの支援を受け、イエメンで権力奪取のため戦う反政府組織「フーシ派」が、新たな兵器を使用し、この海域を航行する軍用、民間の船舶を攻撃する懸念が強まっている。  この兵器は、イランが設計した遠隔操作の小型艇で、爆発物が…

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日本の食べ物、料理には「旬」という言葉が…

 日本の食べ物、料理には「旬」という言葉がある。その食べ物が最も美味(おい)しく食べられ、たくさん出回り安く買える時季でもある。魚の場合は、身が肥え脂がのっている時季である。  寿司屋で今が旬というサヨリの握りを食べた。…

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退任後に稼ぐ大統領たち

地球だより  米大統領の年収は40万㌦(約4600万円)。日本の首相は月収が約200万円だが、これに期末手当などが付くと米国の大統領と年収の大きな差はない。  だが、米国の大統領経験者は退任後に荒稼ぎするため、「トップの…

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弾劾の教訓得て政治の先進化を成し遂げよ

韓国紙セゲイルボ  憲政史上初めて大統領が罷免された。この間、政界、メディア、国民を覆ったブラックホールのような事態で、大韓民国の内政は「ミニマリズム」(最小主義)に立たされ、外国からは「韓国排除」の侮辱を受けなければな…

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日韓「慰安婦」合意 野党・市民団体、「破棄」に勢い

弾劾の波紋 漂流する韓国政治(下)  「朴槿恵が弾劾され韓日合意を破棄する道が開かれました」  15日、在ソウル日本大使館前の慰安婦像を囲み毎週水曜日に行われている反日デモ集会で主催者、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)…

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高齢者ドライバー、能力過信せず重大事故防げ

 改正道路交通法が12日施行され、75歳以上のドライバーを対象に認知症対策が強化されることになった。高齢者ドライバーによる事故が増加していることへの対策だが、事故を減らすため、あらゆる面から対策を強化する必要がある。 強…

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