Date archive for 1月, 2017

両陛下が大相撲初場所を御観戦

 天皇、皇后両陛下は8日、東京・両国国技館を訪れ、大相撲初場所初日の取組を観戦された。  両陛下は2階の貴賓席で、八角理事長(元横綱北勝海)の説明を受けながら中入り後の取組計10番を御観戦。陛下は皇后陛下と時折話をしなが…

続き

新成人へ、不確実な時代こそ読書を

 きょうは成人の日。総務省統計局の推計では、今年の新成人は123万人だ。昨年と比べると2万人の増加だが、総人口に占める割合は7年連続で1%を割り込むという。  断片的なネット情報  大きな変化の予感とともに、2017年が…

続き

留学に際して、語学以上に重要な人格の成長

留学に際して、語学以上に重要な人格の成長

「次世代リーダー育成道場」のフォーラムで手嶋龍一氏講演  昨年12月18日、東京都教職員研修センターで海外留学支援事業「次世代リーダー育成道場」のフォーラム・成果報告会が行われた。外交ジャーナリスト・作家の手嶋龍一氏が「…

続き

何のための「常在戦場」か

 昨年来、「常在戦場」という言葉をよく聞く。早期衆院解散・総選挙説が囁かれる中で、「政治家たる者、常に選挙に向け物心両面の準備を怠ってはならぬ」と自戒する声だ。安倍晋三総裁など自民党幹部だけでなく、民進党の蓮舫代表も昨年…

続き

時代の世界的潮流が変わりつつある状況を分析したエコノミスト

◆力の入った新年予測  2016年は世界を驚かす事件が相次いだ。その一つが英国の欧州連合(EU)離脱表明(6月)。もう一つが米国大統領選のトランプ氏の勝利(11月)。さらに隣国・韓国での朴槿恵大統領の弾劾(12月)である…

続き

日本のアニメは世界中で注目され、海外で…

 日本のアニメは世界中で注目され、海外で展開する「クールジャパン」の一つ。映画「君の名は。」は海を越えて中国でもヒット中だ。  その一方で、一昨年あたりから日本のアニメ制作キャパ(作画能力)の限界が見え始めたという。20…

続き

沈静化した年越し花火

地球だより  フィリピンで新年の風物詩と言えば、悪運を追い払う盛大な花火だが、今年はかなりおとなしくなった感じがした。  確かに日本では考えられない数の花火が住宅街のあちこちから一斉に打ち上げられ、話し声も聞こえないほど…

続き

タイ仏教僧団と政権が対立

3年空席の大僧正の選出めぐり  タイは敬虔(けいけん)な仏教国だ。人々の心の中心には仏教が大きな比重を占めている。その仏教国タイでクーデターで政権を握ったプラユット暫定政権と高位の僧侶で構成されるタイ・サンガ(仏教僧団)…

続き

トランプのアメリカと同盟国

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 内向きの原因は双方に 「共に何ができるか」考えよ  1961年1月、現駐日米国大使の父、ジョン・F・ケネディは大統領就任式で次のように述べた。  「全ての国々…

続き

韓国大統領選、潘氏出馬なら中道で勝負か

2017激動の世界を読む(5) 元韓国自民連議員 李東馥氏(下) 国政介入事件とそれに伴う国会弾劾可決で今年12月に予定されていた大統領選が前倒し実施される可能性が出てきた。  今の情勢では野党系候補が有利。中でも文在寅…

続き

釜山少女像設置、日韓合意の誠実な履行を

 韓国南東部・釜山市の日本総領事館前に市民団体がいわゆる従軍慰安婦を象徴する少女像を設置したことをめぐり、日本政府は長嶺安政駐韓大使の一時帰国など対抗措置を発表した。  世論の反発を理由に日韓「慰安婦」合意の履行に消極的…

続き

テロで新年を迎えたトルコのエルドアン政権に批判と同情の各紙

◆テロのブーメラン?  1日未明、トルコのイスタンブールのクラブで銃撃事件が起き、39人が死亡した。2015年、16年にテロで400人以上の死者を出したトルコにとって、最悪の1年の幕開けとなった。  安全保障・情報を専門…

続き

「松過(まつすぎ)のがらりと変る人通り」…

 「松過(まつすぎ)のがらりと変る人通り」(星野立子)。この時期は寒さが厳しく、関東地方では成人式の前後に雪が降ることも多い。今年はどうだろうか。そして、松飾りを取り除いた今は、正月気分も終わりである。  俳句の季語の「…

続き

デジタル技術で小規模化するテロ

 政府は機密報告で、「イスラム国」(IS)などのテロ組織は、9・11テロのような大規模な計画を完全に放棄したと指摘、ローンウルフ(一匹おおかみ)型の攻撃、殺戮(さつりく)がデジタル時代の恩恵を受ける「新たな状況」が生まれ…

続き

朴大統領弾劾 退陣圧力、審理に影響も

2017激動の世界を読む(4) 李東馥氏 元韓国自民連議員(上) 国政介入事件の原因を改めて考えると。  やはり朴槿恵という政治家が抱えていた問題が一番大きいだろう。朴槿恵氏がフランス留学中だった1974年に母、陸英修女…

続き

共謀罪創設、テロ対策強化に不可欠だ

 政府は、犯罪の計画段階で処罰可能とする共謀罪創設のための組織犯罪処罰法改正案を今月召集予定の通常国会に提出する方針だ。  2020年東京五輪・パラリンピックを控え、テロ対策強化は喫緊の課題だ。共謀罪創設法案は過去3度に…

続き

デジタル技術で小規模化するテロ Digital technology transforming terrorism to small-scale plots

 政府は機密報告で、「イスラム国」(IS)などのテロ組織は、9・11テロのような大規模な計画を完全に放棄したと指摘、ローンウルフ(一匹おおかみ)型の攻撃、殺戮(さつりく)がデジタル時代の恩恵を受ける「新たな状況」が生まれ…

続き

政府は、韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦…

 政府は、韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦を象徴する少女像が設置されたことへの対抗措置として、駐韓大使の一時帰国や日韓通貨交換(スワップ)協定協議の中断などを決めた。残念な事態だが、やむを得ない措置ではないか。  この…

続き

トランプ政権と日本、不健全な米依存から脱却を

2017激動の世界を読む(3) 米ペンシルベニア大学教授 アーサー・ウォルドロン氏 トランプ次期米政権下で日米関係はどうなる。  今まで以上に良くなるだろう。安倍晋三首相がそれを強く望んでいる。安倍氏がハワイ・真珠湾を訪…

続き

中国サイバー戦部隊、北京市内のホテルに本部

米WT紙 電子・情報戦担う秘密部隊  中国軍のサイバー戦部隊の本部が北京市内の二つのホテルにあることが米陸軍アジア研究分遣隊(神奈川県キャンプ座間)の報告によって明らかになった。米紙ワシントン・タイムズ紙のコラムニスト、…

続き

中国の海洋進出、急速な海軍力強化に備えよ

 2017年も、海洋強国を目指す中国の活動が止まらない。中国初の空母「遼寧」は南シナ海で艦載機の「J(殲)15」戦闘機や艦載ヘリの発着艦訓練を実施した。南シナ海での発着艦訓練は初めてとなる。  空母が南シナ海で訓練  今…

続き

古琉球の形成、奄美・喜界島から波及

古琉球の形成、奄美・喜界島から波及

《 沖 縄 時 評 》 独自の内的発展説は虚構  1年半ほど前、『琉球史を問い直す』と題する一冊の本が出版された(森話社、2015年4月)。地元紙の琉球新報や沖縄タイムスだけでなく、朝日新聞にも書評が掲載され、少なからず…

続き

トランプ米政権の登場 リアリズム時代の外交力を

日露協調と日米同盟  昨年12月は、日本外交にとって大きな節目となる出来事が相次いだ。一つ目はロシアのプーチン大統領が来日し、日露協調の進展が見られたことである。  ロシアの立場に立てば、日本は彼らが対立する米国の同盟国…

続き