Date archive for 1月, 2017
「我々(小説家)は(略)、夢を見ていても…
「我々(小説家)は(略)、夢を見ていてもそれが仕事でないとは言えない」と、村松友視氏の長編小説『永仁の壺』の中で小説家の男が言っている。この言葉は、夢という不思議な現象についての真実の一面を物語っている。 芸術の起源…
“赤い鶏”の年
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 2017年は酉(とり)年だ。60 の干支(えと)のうち34番目の丁(ひのと)酉年だ。暦法では丁が火の気運を意味し、火は赤いという意味を持つので“赤い鶏”の年と解釈される。赤いという…
中国の攻勢前に連携求めるトランプ、ドゥテルテ両氏
ここはかつて、この地域内で最も強固で、永続的な米国との同盟関係を象徴する場所だった。長い間閉鎖されてきたこの巨大な海軍基地をめぐって今、新たな疑問が浮かび上がっている。両国で戦略的な大転換が進む中、両国関係も混乱し、変…
悲劇の「シャペコエンセ」 奇跡の復活へ動きだす
ブラジルサッカー史上最大の悲劇となったコロンビアでの墜落事故から1カ月――。監督と主要選手を事故で失ったブラジル全国1部「シャペコエンセ」は、来日予定も含めクラブ復活に向けて動きだしている。(サンパウロ・綾村 悟) サ…
トランプ政権警戒する中国
蔡総統との電話に衝撃 日露の関係進展にも焦燥感 2016年はプーチンロシア大統領とトランプ次期アメリカ大統領が世界の注目を浴びた年でもあった。プーチン大統領はアメリカのフォーブズ誌で4年連続世界で第1位の最も影響力のあ…
手痛い韓国外交の空白
韓国紙セゲイルボ トランプ時代到来に備えなし 新年が明けた。韓国は国政壟断と弾劾政局でかつてない道を行っている。国外の状況も複雑だ。米国でトランプ大統領時代が幕開けすれば、日本の安倍首相、中国の習近平国家主席、ロシアの…
日米関係、尖閣防衛に不可欠なオスプレイ
2017激動の世界を読む(2) 国際評価戦略センター上級研究員 リチャード・フィッシャー氏(下) トランプ政権で米国の対日政策は変わるのか。 当選後にトランプ次期米大統領がいち早く安倍晋三首相と会ったことは非常に良かっ…
17年の日本経済 「トランプ政策」の影響が焦点
2017年の東証大発会は、日経平均株価の終値が前営業日比479円79銭高で1年の取引をスタートした。 今月20日に米国でトランプ氏が大統領に就任するなど17年は大きな変化が予想される。今年の日本経済はどのように推移…
中国の攻勢前に連携求めるトランプ、ドゥテルテ両氏 Trump, Philippines’ Duterte seek connection as China looms
【スービック湾(フィリピン)】ここはかつて、この地域内で最も強固で、永続的な米国との同盟関係を象徴する場所だった。長い間閉鎖されてきたこの巨大な海軍基地をめぐって今、新たな疑問が浮かび上がっている。両国で戦略的な大転換…
洞察乏しい元旦社説/行き過ぎた資本主義の規制を識者が説く読売
◆不安の年明け告げる 「一年の計は元旦にあり」ということわざがあるが、ものごとは最初が肝心である。その伝でいくと新聞の元日社説が何を論ずるのか、かつての影響力は衰えたとはいえ、新聞社説から新年の世界と日本を展望する人も…
『夜と霧』を書いた心理学者、V・E・…
『夜と霧』を書いた心理学者、V・E・フランクルの生涯にわたった趣味はロッククライミングだった。ヨーロッパアルプス山中に初登頂したルートが二つあって、彼の名前が付けられているという(『フランクル回想録』)。 その体験は…
オバマ氏の恥ずべきレガシー
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 国連で反入植活動決議 譲歩迫られるイスラエル 「いざというとき、イスラエルには私が付いている」-オバマ大統領、米イスラエル公共問題委員会(AIPAC)で、2012年3月4日 …
「玄黙」貫いた終戦工作 救国の宰相鈴木貫太郎生誕150年
東大名誉教授 小堀桂一郎氏に聞く 昭和天皇の篤(あつ)い信任を受け、巧みな終戦工作によって日本を滅亡の危機から救った終戦時の宰相・鈴木貫太郎。今年はこの救国の宰相の生誕150年に当たる。折しも昨年暮れ「ミネルヴァ日本評…
「太平洋戦争」の名称の背景
昨年暮れのとある会合で、先の戦争の名称について、参加者の間で意見が割れ、あわや喧嘩(けんか)になるのでは…と思う場面があった。 私は、先の戦争の名称については「大東亜戦争」だと主張し、次のように説明した。 そもそも…
日常茶飯の銃社会
地球だより タイはアメリカほどではないにしても銃社会であることは間違いない。日本に比べタイでは拳銃が安易に手に入るし、くじ引きで男は兵役義務があることから、銃の扱いには慣れている。 1週間ほど前にもバンコク東郊サムッ…
トランプ外交 中国の脅威、米軍再建で対抗
2017激動の世界を読む(1) 国際評価戦略センター上級研究員 リチャード・フィッシャー氏(上) トランプ政権の外交・安全保障政策は孤立主義的になるのか、それとも指導的役割や国際協調を重視する政策になるのか。 トランプ…
憲法論議、今年こそ改正に道筋付けよ
大激変の年、歴史的な転換期。年頭に当たって多くの識者が今年をそう特徴付けている。世界では米主導の国際秩序が揺らぎ、国内では人口減社会が到来した。内外から国の在り方が問われている。現行憲法が制定されて70年、時代変化に憲…
イスラエルに対する最後の侮辱 A final insult to Israel
オバマ大統領は相変わらず、背後に回っての長い行進を続けている。彼は、リーダーシップは背後で取るべきだと思っているので。そして彼は先週、国連の最悪の構成メンバーらに再度、イスラエルがヨルダン川西岸などで行っている入植活動…
平成の御代になって30年近く。経済のグローバル…
平成の御代になって30年近く。経済のグローバル化が進む中、各メーカーは命綱の主力製品のほか、他の分野にまたがる事業、製品製造に力を入れるようになった。 2018年に創業100年を迎える大手化学工業メーカー、日東電工も…
気候変動の海洋への影響を議論
環境特集 COP22サイドイベント COP22では、サイドイベントとして、世界の海洋関係者が「オーシャンズ・アクション・デー」を本会議場で開いた。海洋と気候は相互に関連しており、海洋は気候の重要な構成要素だ。気候変動は…
砂漠に大規模太陽光発電施設
環境特集 COP22主催国・モロッコ王国 COP22の主催国・モロッコ王国は、北には地中海の欧州を臨むジブラルタル海峡があり、西は大西洋、南部はサハラ砂漠に面している。 砂漠気候の豊富な太陽エネルギーが利用できる立地…
モロッコCOP22、「パリ協定」実施を議論し確認
日本は高効率燃焼技術で貢献 2016年国連気候変動会議(COP22)が、昨年11月7日~18日まで、北アフリカ・モロッコ王国中央部に位置するマラケッシュ市で開催され、一昨年のCOP21で採択されたパリ協定を具体的にどう…
比大統領就任半年、ドゥテルテ氏の依然支持高く
麻薬犯罪対策で治安改善 超法規的殺人に懸念も 就任から6カ月が経過したドゥテルテ大統領。さまざまな暴言や麻薬戦争をめぐる超法規的殺人で国際社会から注目を集める一方、依然として国内では高い信頼度を維持していることが最近の…