Date archive for 2016
大統領選出馬 潮目の判断 朴政権マヒで野党系が優勢
韓国・国政介入疑惑発覚から1ケ月 韓国の国政介入疑惑で朴槿恵大統領に対する弾劾の準備や下野を求める大規模デモが続く中、来年の大統領選をにらんだ各候補の動きにも関心が集まっている。リベラル色の濃い野党系候補が有利といえそ…
海外労働者の悲劇
地球だより 出稼ぎ大国として知られるフィリピン。海外で働く家族の仕送りで、豊かな生活を送っている家庭も少なくないが、家族と長期間にわたって離れ離れとなることで、家庭崩壊などの問題が起きるケースも少なくない。 最近、中…
見えぬトランプ氏の真実
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 政策・思想ない実業家? 家族や側近による影響懸念 ドナルド・トランプ共和党候補が米大統領に選出されたが、同氏は選挙戦中具体的な政策をほとんど提示せず、周囲に…
虐待被害者の脳の働き低下
特報’16 早期支援で「愛着」の再形成を 福井で児童虐待防止フォーラム 11月は「児童虐待防止推進月間」。これに合わせ、厚生労働省は毎年、全国フォーラムを開いている。今年は福井市で行われた。注目を集めたのは、適切な養育…
中露緩衝地帯に戦略外交を
インサイト2016 カザフ大統領訪日に思う 中央アジア・コーカサス研究所所長 田中哲二 中央アジア、カザフスタンのナザルバエフ大統領が今月上旬来日し、天皇陛下と会見、安倍首相と首脳会談をもち、広島も訪問した。ちょうど米…
カストロ氏死去、カリスマ的指導者の功罪
キューバ革命を率い、同国の精神的支柱だったフィデル・カストロ前国家評議会議長が死去した。カリスマ的指導者であるカストロ氏の死去は「一つの時代の終わり」と言えよう。 カトリック教徒へ弾圧も だが、現政権に与える影響は…
読書による“未知との遭遇”
まだ秋たけなわだった今月初め、久しぶりに神保町の古書店街を歩いて、かねて欲しかった本や思いがけず目についた本を仕入れてきた。ちょうど今年で57回を迎える神田古本まつりの期間中で、靖国通り沿いの歩道に作られた「本の回廊」…
iPS細胞の倫理問題を問うたが尻すぼみの内容のアエラ科学記事
◆iPS細胞発見10年 iPS細胞(人工多能性幹細胞)という言葉は、テレビや新聞の報道で茶の間の話題としても登場するようになった。今や、人口に膾炙(かいしゃ)された感すらあるが、iPS細胞そのものは、遺伝子工学など最先…
豊臣秀吉が16世紀末に築いた初期の伏見城の…
豊臣秀吉が16世紀末に築いた初期の伏見城の石垣が京都市伏見区で見つかったと民間の発掘調査団体「関西文化財調査会」が発表した。城内を区画する堀の一部だった可能性が高い。 伏見城は3度築城されており、今回の発見は最初の城…
中国から北風 米国から突風
台湾・蔡英文総統就任から半年 中国人観光客は激減 台湾のトップである総統に民進党主席の蔡英文氏が就任して半年が過ぎた。中国は「一つの中国」原則を認めない蔡政権との公式対話を一方的に中断し、中国人観光客の台湾訪問のバルブ…
朴槿恵大統領支持派のデモから「国家の危機」の声を拾った「新報道」
◆参加者を3倍水増し 世界の耳目がトランプ次期米大統領に集中しているところ、お隣の韓国の激動も小さく見えてしまう。先週日曜(20日)の報道番組はいずれもトランプ氏関連の特集が断トツだったが、退陣要求が高まる朴槿恵大統領…
満70歳を迎えた日本国憲法
平成国際大学教授 浅野 和生 実態とずれた「前文」 公布時、周辺に国民国家なし 日本国憲法は満70歳を迎えた。日本国憲法の施行は1947年5月3日だが、公布は46年11月3日、文言が確定して国民に周知されたことをもって…
地方交通網、「住民の足」確保する将来像を
経営が悪化しているJR北海道は、単独での路線維持が困難な赤字の10路線13区間を公表した。対象は、全路線の約半分に相当する約1237㌔に上る。うち3区間は廃止を前提とし、8区間は路線維持の費用について沿線の自治体と協議…
「大空の片隅にある冬日かな」(高浜虚子)…
「大空の片隅にある冬日かな」(高浜虚子)。間もなく、一年の最後の月である12月を迎える。冬の日差しが辺りを静かに照らし、空気が澄み、空もどこか凍ったように見える。 同じ青空でも、季節ごとにそれぞれ色合いが違うと感じる…
トランプ氏TPP離脱宣言、米国と地域のためになるのか
トランプ次期米大統領が大統領選後初めて、環太平洋連携協定(TPP)から離脱する意向を表明した。 中国を牽制する狙いも TPPは、日米など12カ国が2月に署名した広域の自由貿易協定(FTA)。農産品・工業品の関税削減・…
コンピューター専門家、激戦州での再集計を要求 Electronic voting under scrutiny as computer experts lobby for recounts in swing states
「紙袋かビニール袋か」スーパーマーケットでのこの課題に、米国の選挙管理委員会が直面している。再び荒れ模様の大統領選となったことを受けて、当局者らはこの問題に取り組もうとしている。 紙の投票用紙は消滅に向かっているよう…
ミス・ワールドのカナダ代表に選ばれた中国系の…
ミス・ワールドのカナダ代表に選ばれた中国系のアナスタシア・リンさんが昨年、中国・海南島で開催された世界大会に、中国政府の入国拒否で出場できなかったことは記憶に新しい。リンさんへの小紙ワシントン特派員によるインタビューが…
韓米FTAの行方
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 2006年に交渉を開始し6年後に発効した韓米自由貿易協定(FTA)は孝行息子の役割を果たした。盧武鉉大統領の先見の明によって始まり、李明博大統領が大変な批判を浴びながらも実現させた…
「芸術は前進だ」
UKロックの新星 シンガーソングライター ジェイク・バグと会見 英国のシンガーソングライター、ジェイク・バグ(Jake Bugg、22)のコンサートが15日夜、ウィーン市内で開かれた。それに先立ち、サウンドチェック前の…
疎通しない朴大統領、疎通する安倍首相
韓国紙セゲイルボ 安倍晋三首相は朝、閣議を終えて執務室を出れば、入り口で待っている記者らの質問攻めに遭う。軽いインタビューでほぼ毎日行われる。また国家の重要な方針や懸案を説明するために記者会見や演説を月に何度も行う。加…
野党連合政権、共産党の解党が実現の近道だ
日本共産党は来年1月の第27回党大会に向けて決議案を発表し、昨年の安保法制反対運動を契機に始まった野党共闘を次期衆院選で政権選択を問う争点に浮上させようと「野党連合政権」構想を提唱した。しかし、連立により政権交代を実現…
ストレス克服と脳
「公」の意識と「型」がカギ 月刊「潮」12月号に、脳科学の観点からストレスの克服法を考察した興味深い論考が載った。都立駒込病院脳神経外科部長、篠浦伸禎の論考「日本人が育んできた『右脳的』な発想。」だ。 篠浦は思考や会…
「うつ病」増加の要因 製薬会社の宣伝効果
「ストレスチェック」でまた儲かる? 従業員50人以上の事業所で働く人の心理的な負担を年に1度調べることを義務付けた「ストレスチェック制度」がスタートしてまもなく1年になる。 厚生労働省は「本人にその結果を通知して自ら…