Date archive for 10月, 2016
「LGBT支援」不要論
「区別」と「差別」は違う 同性カップルを「夫婦」と同等に扱う「パートナーシップ条例」が昨年、東京都渋谷区で施行されて以来、同様の取り組みを行う自治体や企業が増えている。一方、いわゆる「LGBT」(性的少数者)の同性カッ…
最期の迎え方 「死」の意識遠のく
不幸招く延命至上主義 超高齢社会は、最期まであまり時間のない人が多くなるだけでなく、現実に亡くなる人が多い社会である。昨年1年間に亡くなった人は130万人を超えた。これは戦後最低だった1966年(約67万人)の倍近い。…
医療・施設現場の事件 ナイチンゲールはどこへ
障害者、患者が犠牲に 今年7月、相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で殺傷事件があり、植松聖容疑者は大麻使用で措置入院をしていたことが分かり、施設側の管理にも問題があるように思われた。 その衝撃的事件の2カ月後の…
82歳の誕生日を迎えられた皇后陛下が、宮内庁…
82歳の誕生日を迎えられた皇后陛下が、宮内庁記者会からの質問に文書で回答された。新聞各紙に御回答の全文が掲載されたが、中に気になる1点があった。 皇后陛下は、新聞の1面で「生前退位」という活字を見られた時、大きな衝撃…
配車アプリ「Uber」が席巻
地球だより ブラジルで配車アプリ「Uber」の勢いが凄(すご)い。ブラジルでは、一昨年の3月にリオデジャネイロでテストが開始されたばかり。タクシー業界の反発や政治的な判断などでさまざまな紆余(うよ)曲折がありながらも、…
米国民の26%「ブッシュ氏はスターリンより人殺し」
薄れる共産主義への知識と警戒感 米国民の4人に1人は、旧ソ連の独裁者スターリンよりもブッシュ前米大統領の下で、より多くの人が殺されたと信じている――。米国で最近実施された世論調査で、こんな驚くべき結果が明らかになった。…
さらなる民主化推進への道
寄稿 在日本ウズベキスタン共和国特命全権大使 ファルフ・トゥルスノフ 12月4日大統領選挙を実施 ウズベキスタンは、独立以降、法治国家、民主主義国家、市民社会を築いてきました。また、国や社会の営みに関わるすべての分野に…
憲法に「家族尊重条項」を
弁護士 秋山 昭八 家庭は国家の基本単位 子供の情動を育て文化伝承 超少子高齢化社会を迎えたわが国では、3世代家族から核家族へ、そして今や単独世帯の数が核家族を上回るという急激な世帯構造の変化が起きている。 また少子…
“脱北者3万人時代”に備えよ
韓国紙セゲイルボ 逆説的な統一時代到来を暗示 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)が2011年に執権して以後、しばらく停滞していた北朝鮮住民の離脱が今年に入って増加傾向に転じ、“脱北者3万人時代”が目前に迫っている。 最…
参院選1票格差、制度改革論議と人口政策を
7月に行われた参議院選挙地方選挙区の定数と有権者数から割り出された「1票の格差」が最大3・08倍(1月1日、住民基本台帳で)だったのは投票価値の平等を損ない憲法に違反するとして、弁護士グループが全国各地の高等裁判所に起…
オバマケア保険料が急上昇 Obamacare premiums to rise by double-digit percentages for millions
政府は24日、オバマケアの保険料が2017年に引き上げられることを認めた。最も契約の多い標準プランの保険料が平均22%上昇する。支持者らが想定したよりも高齢で、病気がちな加入者への依存が続いているためだ。 連邦政府が…
衆院補選/責任ある政権運営求めた読、産と野党の奮起求めた朝、毎
◆色合いの違い際立つ 「日本中で自民党が支持されているかは、慎重に検討して対応すべきだ」「勝ったときほど謙虚にやっていかなければいけない」(自民党・二階俊博幹事長) 7月の参院選のあと初の国政選挙となった東京10区と…
日本の封建社会を知る上で、世界の学者たちが…
日本の封建社会を知る上で、世界の学者たちが注目してきた文書の一つに、歴史学者・朝河貫一によって英訳された『入来文書』がある。米国で1929年に出版され、矢吹晋氏による日本語訳が出されたのは2005年。 この文書が発見…
両候補者とも投票に値せず
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 計算高いクリントン氏 政策も信念もなく不適格 ヒラリー・クリントン氏の件は、ウィキリークスと連邦捜査局(FBI)が最近、情報を公開する前からすでに報じられていた。しかし、これ…
両陛下が下鴨、上賀茂神社御参拝
京都市を訪問中の天皇、皇后両陛下は25日、下鴨神社(左京区)と上賀茂神社(北区)に参拝された。 両陛下の参拝は、両神社が世界文化遺産に登録された1994年以来、22年ぶり。 午前中、滞在先の京都大宮御所から車で下鴨…
受動喫煙対策案、一層の強化が求められる
厚生労働省は2020年東京五輪・パラリンピックに向けた受動喫煙防止対策として、多くの人が利用する官公庁や医療機関、学校などで全面禁煙を義務付ける対策案を公表した。 これまでの「努力義務」と比べれば前進と言えるが、今回…
九州・沖縄で自衛隊が大規模統合運用演習を実施
対処能力向上が目的、南西諸島有事や災害にも対応 陸上自衛隊西部方面隊(小川清史陸将)は10月10日から11月11日まで、「鎮西」と呼ばれる統合運用訓練を実施している。対処能力向上を図るのが目的で、南西諸島における他国の…
機動隊員発言問題の本質
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄県の米軍北部訓練場(東村)で警備に派遣されていた大阪府警の機動隊員が反基地活動家に「土人」と発言した問題の波紋が広がっている。 翁長雄志知事は20日、池田克史県警本部長を県庁…
ヒラリーとドナルドと大義 Hillary, Donald and the greater good
2016年の大統領選挙シーズンは、価値観重視の有権者にとって厳しい状態が続いている。ほとんどの選挙報道が、セックスや、うそや、または、ビデオテープについてのものだという時に、米国が「丘の上の輝く町」としての地位をどうや…
東京地方は、朝の散歩それも多少速く歩くのが…
東京地方は、朝の散歩それも多少速く歩くのが気持ちのいい候となった。私事で恐縮だが、四国から上京していた知り合いは、新宿区の神田川沿いの散歩を楽しんで以下の気付きがあったという。 田舎と変わらず犬を連れている人がたくさ…
スマホの“火消し”いつに
地球だより 以前、韓国最大手財閥サムスンの系列研究所に再就職した、こちらの元政府高官をインタビューした際、持っていたスマートフォンで撮影しようとしたら「なぜiPhoneの携帯を使っているのか」と言われたことがある。彼が…
両陛下、国際外科学会に出席される
京都市を訪問中の天皇、皇后両陛下は24日午後、国立京都国際会館で開かれた第40回国際外科学会世界総会の開会式に出席された。 両陛下は学術振興のため、国内で開催される国際学会に出席されるのが毎年恒例となっている。開会式…
法治国家否定する翁長知事
OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 自己決定権を拡大誇張 地元辺野古住民の民意を無視 9月16日の辺野古移設をめぐる福岡高裁那覇支部の判決は、法治国家と民主主義、地方自治体の本質、さらには普天間飛行場の危険…