Date archive for 10月, 2016

「信じること」に満ちた現代

名寄市立大学教授 加藤 隆 作った人を信用し食事 科学的知見も信頼が根底に  現代は不信の時代だと言われる。ひところまでの日本ならば、隣近所の大人が地域の子どもたちを叱ったり声掛けしたりすることが日常光景だったが、昨今の…

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韓国・慰安婦問題 近づく大統領選、遠のく少女像移転

特報’16  いわゆる従軍慰安婦問題をめぐる昨年末の日韓合意に基づき、8月末に日本が10億円を韓国に拠出した後の最大の焦点となっている在ソウル日本大使館前の少女像移転問題が長期化する兆しを見せている。来年末に…

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大隅氏ノーベル賞、生命の本質解明した偉業

 今年のノーベル医学生理学賞の受賞者に、細胞内のたんぱく質の合成や分解に関わる「オートファジー」と呼ばれる仕組みを解明した東京工業大栄誉教授の大隅良典氏(71)が選ばれた。  日本人のノーベル賞受賞は3年連続、米国籍を取…

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保守系新聞のクリントン支持で脅迫や購読停止 Clinton endorsements by conservative newspapers spark threats, cancellations

 9月に入って、伝統的に保守的な全米の新聞の編集委員会がドナルド・トランプ氏への支持を拒否し、ヒラリークリントン氏支持を表明したが、悪意のある反発に直面している新聞もある。  シンシナティ・インクワイアラーはこれまでのほ…

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改憲で朝毎と同様の自民草案撤回論を主張する日経に欠落する家庭観

◆家庭教育重視の伝統  かつて新渡戸稲造は、ベルギーの法学者ド・ラヴレーから「貴国の学校に宗教教育はないのですか」と問われ、「ありません」と答えた。すると彼は驚いて「宗教なし!ではどうやって道徳教育をするのですか」と聞か…

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人類に恩恵をもたらした発明や発見に与えられる…

 人類に恩恵をもたらした発明や発見に与えられる最高栄誉のノーベル賞。その受賞者が発表される<ノーベル賞週間>は、今年も日本および日本人にとっては歓喜の幕開けとなったことを祝いたい。  大隅良典・東京工業大栄誉教授(71)…

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南海トラフ巨大地震にどう備えるか

矢田部龍一・愛媛大学防災情報研究センター長に聞く 東日本大震災以上の被災に  南海トラフ巨大地震はこれからの30年で70%の確率で起こるとされ、被災が予想される地域では、大地震への対策が喫緊の課題になっている。四国の土質…

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「奇跡」証明、透明化が鍵

バチカン、認定に関する新規約発表  世界に12億人以上の信者を抱える世界最大のキリスト教宗派、ローマ・カトリック教会の総本山、バチカン法王庁列聖省は先月23日、カトリック教会で福者、聖人の称号を得るために必要な「奇跡」の…

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米大統領選揺るがす情報漏洩

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 露が関与?トランプ氏が利用 選挙結果への不信感拡大  大企業や政府のコンピューターがハッキングされたというのはニュースにならないほど数が増えている。民間IT企…

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都会を走るリス

地球だより  リスというのは動物園か深い森にまで足を延ばさないと遭遇できないものと思っていた。  ところがバンコクでは、都心でも自由気ままにリスが走り回っている。  日本のシマリスに似ているが、実は似て非なるものでフィン…

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「ゲイの楽園」目指す米大使

オバマのLGBT外交 米国と途上国の「文化戦争」(8) ドミニカ共和国(下)  オバマ米政権がカリブ海のカトリック教国、ドミニカ共和国に送った同性愛大使ジェームズ・ブルースター氏は、国外追放を求める宗教界の激しい反発にも…

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学力テスト、切磋琢磨で一層の向上を

 小学6年と中学3年を対象に4月に行われた全国学力テストの結果が公表された。都道府県別では、下位層の成績が全国平均に近づく傾向が続き、地域間格差が一段と縮小した。喜ばしいことであり、一層の学力向上を目指したい。  地域間…

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北海道教育委、キックオフイベントを開催

北海道教育委、キックオフイベントを開催

10月は「どさん子 体力アップ強調月間」  全国にくらべ生徒・児童の体力が劣るといわれる北海道。全国一斉の体力テストでも最下位レベルに位置する中で、子供たちの体力をアップさせる企画として北海道教育委員会は今年から10月の…

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地方創生と私立大学の生き残り

 一般社団法人「レジリエンスジャパン推進協議会」のワーキンググループが今春出した家族人口政策の政策の提言「持続可能な家族・世代・地域を取り戻す」の中で、「私立大学の一部を、地方創生のプロデューサーの役割を果たす地域研究お…

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豊洲新市場の地下空間問題で過熱する報道・世論に水を掛ける新潮

◆制御不能の大騒ぎに  豊洲新市場で基準値を超えるベンゼンとヒ素が検出されたことで、蜂の巣をつついたような騒ぎとなっている。移転に反対する業者は、「東京都はわれわれにベンゼンなどで汚染された魚を提供させようとしているのか…

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米国と国交回復した社会主義国キューバを訪れた…

 米国と国交回復した社会主義国キューバを訪れた観光客がこの1~7月、245万人と、前年同期比約12%増。ホテル業界への米国や中国資本の流入も始まっている。  先月下旬、国連総会での演説を終えた安倍晋三首相はその翌日、米国…

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内容ある国会論戦を期待

政治ジャーナリスト 細川 珠生 TPPの意義を明確に 憲法改正、二重国籍問題も  連日報道される“小池劇場”に、すっかり話題を持っていかれたかのような安倍政権であるが、26日に始まった第192臨時国会では、重要テーマもあ…

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皇太子殿下御夫妻が芸術祭公演を御鑑賞

 皇太子殿下御夫妻は1日午後、東京都千代田区の国立劇場で、第71回文化庁芸術祭オープニング公演「歌い踊り奏でる日本の四季」を鑑賞された。  国立劇場の開場50周年を記念し、四季をテーマに邦楽、琉球芸能、雅楽、日本舞踊の4…

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「米大使を国外追放せよ」

オバマのLGBT外交 米国と途上国の「文化戦争」(7) ドミニカ共和国(上)  性的少数者(LGBT)の権利向上を外交の「優先課題」に位置付けるオバマ米政権は、これまで7人の同性愛者を大使に起用している。この中で、任地国…

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豊洲市場問題、求められる都政の抜本改革

 東京都の豊洲市場(江東区)の建物下で土壌汚染対策の盛り土が行われなかった問題は、「いつ、誰が」盛り土をしない方針を決めたのか内部調査では特定できなかった。  小池百合子知事には事実の徹底解明とともに都政の抜本改革が求め…

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シリア停戦の崩壊に着目した「サンモニ」の批判は非人道兵器まで

◆国連で米露非難合戦  シリア停戦合意が崩壊した。このテーマを先週日曜(9・25)のTBS「サンデーモーニング」は冒頭で触れていた。9月12日から停戦に入ったシリア北部の都市アレッポの公園で遊ぶ14日時点の子供たちの様子…

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「雲あれど無きが如くに秋日和」(高浜虚子)…

 「雲あれど無きが如くに秋日和」(高浜虚子)。秋らしい空をあまり見ていないが、10月の声を聞くとすっかり秋の気分だ。日が落ちて暗くなると、虫の声も聞くようになる。  稲畑汀子編『ホトトギス新歳時記』では「空はどこまでも青…

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両陛下、早池峰神楽を御鑑賞

 東日本大震災の復興状況視察などのため岩手県を訪問中の天皇、皇后両陛下は30日、大槌町から花巻市に移動し、滞在先のホテルで同市に伝わる民俗芸能「早池峰神楽」(重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産)を鑑賞された。  こ…

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