国際 rss

米朝の“舌合戦”は猿芝居か

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 朝鮮半島の伝統的戦い “頭突き”炸裂の執念捨てず  アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長の“舌合戦”を見ていて思い出したことがある。今から47年前に韓国に留学した時のことである…

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銃犯罪の防止へ行動を

米コラムニスト ファリード・ザカリア 銃規制との間に相関関係 「頭がおかしい」は責任逃れ  「病的で、頭のおかしい男だ」-トランプ大統領は、米国内で起きた銃撃事件の犯人についてこう語った。このような言葉は、事件が起きるた…

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兵役免除に揺れるイスラエル

獨協大学教授 佐藤 唯行 違憲判決に戸惑う政権 宗教政党と世俗派の板挟み  9月12日、イスラエル最高裁はユダヤ教超正統派の信徒もイスラエル市民権を持つ他のユダヤ人同様に兵役に服さねばならぬとの判決を下した。超正統派の兵…

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アラブ同盟国の分裂で脅かされる米の利益 U.S. interests at risk in Arab allies’ rift

 【アブダビ(アラブ首長国連邦)】中東地域には有名なアラビア語のことわざがある。「一番の良策は怒っていない人間からもたらされる」  残念なことに、中東では厄介な騒動をめぐる長く深い怒りが、米国の最も緊密な同盟国を分断して…

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モデルの国歌侮辱に批判

地球だより  海外在住のフィリピン人モデルが、国家を侮辱したとしてパスポート剥奪の危機に直面している。フェイスブックに投稿した動画が「炎上」し、政府当局の知るところとなったのだ。  問題の動画はフィリピン国歌「最愛の地」…

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金正恩氏は米国との戦争望まず-CIA高官 CIA official: Kim doesn’t want war with U.S.

 中央情報局(CIA)の高官は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は「非常に理性的」であり、一連の挑発で東アジア全域に緊張を引き起こしたが、米国との戦争を望んではいないと指摘した。  CIAに新設されたコリア・ミッション・セ…

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ウイグル人”強制送還”日本でも10件確認

中国政府 帰国後学習キャンプに  エジプトで今年7月初め、イスラム教を学ぶ多数のウイグル人留学生が地元警察に拘束され、中国へ強制送還されるケースが相次いだ。中国政府の要請によるものとみられ、アメリカや国際人権団体などがエ…

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トランプ発言は対北心理戦

 2003年、イラク戦争で、米軍は潜伏するフセイン大統領親衛隊(最大2万人超)に投降勧告のビラを大量散布した。ビラの内容は「降伏する兵士は皆最大限優遇する」というもの。その結果、フセイン親衛隊の兵士も多く米軍に投降した。…

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ノーベル文学賞は国民の文化水準で決まる

韓国紙セゲイルボ  英国のオンライン賭博サイト「ラドブロックス」は最も有力なノーベル文学賞候補にケニア出身の作家グギ・ワ・ジオンゴを挙げた。2番目は日本の作家村上春樹。カナダの女性作家マーガレット・アトウッドが3番目だ。…

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中国がNZで世論工作

 中国は、民主主義体制の弱体化という目標のために、国外の中国系住民を動員し政治活動を行わせることで、世論の誘導を行っている。米シンクタンク、ウィルソン・センターの研究員アンヌマリー・ブレイディ氏が研究報告「法宝(万能の宝…

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鶏に罪はない?

地球だより  ユダヤ暦の新年が明けて10日目の9月30日、「ヨム・キプール(大贖罪〈しょくざい〉日)」を迎えた。ユダヤ教の祝祭日で最も神聖なこの日、敬虔(けいけん)なユダヤ教徒は、日没から翌日の日没まで丸1日飲食をせず、…

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別名“NATO国家”

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  孝宗(朝鮮17代王)10年、1659年5月4日、王の体調はよくなかった。「腫れ物の毒が顔に流れて膿瘍になった」という。大造殿に呼ばれた医官たち。悪い血を抜くかどうかで論争が起こった…

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独立へ自信強めるクルド人

イラク北部住民投票、賛成9割  イラクの少数民族クルド人は9月25日、周辺国や世界の主要国が強く反対する中、住民投票を行い、賛成92・71%で独立の意思を内外に誇示した。クルド自治政府のバルザニ議長は、圧倒的多数の独立支…

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丁元統一相の均衡失った北核観

韓国紙セゲイルボ 武力統一に触れず体制防御強調  「北朝鮮の核・生化学兵器は韓国を攻撃するためのものでなく、体制防御または強大国を相手にした交渉カード用だ」(2002年2月2日、KBS深夜討論)  丁世鉉(チョンセヒョン…

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カタルーニャ独立住民投票、ロシアが偽情報流し干渉

米情報戦専門家  ロシアの情報機関は、スペイン・カタルーニャ自治州の独立を問う住民投票で「フェイクニュースと偽情報」を流し、選挙結果に影響を及ぼすことに成功したようだ。米情報戦専門家モリー・マクキュー氏が明らかにした。 …

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フン・セン氏とスーチーさん、民主主義の死と正念場

 民主主義拡大を期待しながら40年、東南アジアを見詰めてきた私は、最近落胆の連続である。  最大の落胆はカンボジアだ。民主主義が死につつある。  フン・セン首相の野党やメディア、NGOへの弾圧は今夏、頂点に達した。最大野…

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アメリカを守るための三度目の正直? Once more,to protect America

 三度目の正直になる時もあれば、スリーストライクでアウトになる場合もある。トランプ大統領は、暴力が多発する国から米国への渡航者に規制を課してみて、先人のちょっとした知恵を試している。国民は最近、テロ攻撃を受けていないが―…

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映画「軍艦島」の標的

地球だより  遅ればせながら、この夏こちらでヒットした映画「軍艦島」を見た。軍艦島は明治から昭和にかけ海底炭鉱で栄えた長崎県端島の別名で、周知のように海にポツンと浮かぶ小島に所狭しと並ぶ集合住宅群が遠目には軍艦のごとく映…

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米朝が対話模索?強い警戒感も

 米国のティラーソン米国務長官が、北朝鮮と対話を模索していると明らかにした。その直後、トランプ大統領は自身のツイッターで北との対話方針を否定したが、北による米本土への核攻撃が現実味を増す中、米国が対話に乗り出すのは時間の…

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米経済蝕むオピオイド中毒

アメリカン・エンタープライズ研究所客員 加瀬 みき 白人中年男性の患者急増 企業負担増、地方財政も破綻  アメリカ経済は順調なように見える。株価は上向きだし、失業率も4%台に下がり、連邦準備制度理事会(FRB)は6月に利…

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解決厳しいロヒンギャ難民問題、スーチー氏に問うのは筋違い

 ミャンマーから隣国バングラディシュに50万人を超える大量の難民が流出しているロヒンギャ問題。歴史的経緯、流出の原因、ミャンマー政府の方針、国家顧問アウンサン・スーチー氏の置かれた立場などを元バンコク特派員で東南アジア、…

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補選で共和党の分断あらわに

米コラムニスト E・J・ディオンヌ 主流派と戦うバノン氏 民主は劣勢から反攻なるか  アラバマ州で上院の共和党予備選が26日行われ、スティーブ・バノン氏が支持する候補が、トランプ大統領が支持する候補を破った。共和党が分断…

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米国大統領国連演説に思う

元統幕議長 杉山 蕃 IRBM迎撃できぬ日本 米朝開戦なら北朝鮮「消滅」  前回の寄稿直後、北朝鮮は、水爆実験を実施世界中の耳目を集めた。今回は度重なる暴挙に、国連安保理も素早く対応し、石油の全面禁輸を主張する米国と、必…

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