アジア・オセアニア rss

中国の新植民地主義を警戒

マレーシア首相、都内で講演 ナジブ前政権の借金27兆円  5月の首相復帰後、3度目の来日を果たしたマレーシアのマハティール首相(93)は11月6日に、都内のホテルで開催されたビジネスフォーラムで自国の財政事情について言及…

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中国の圧迫に苦悩する台湾

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 日常に根付く「全民国防」 民間企業が軍事的訓練を指導  台湾の地方選挙では民進党の大敗が伝えられているが、先立つ11月8日、淡江大学で開催された国際シンポジウムに参加してきた。この国際シンポ…

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エイズ免疫持たせた女児誕生―中国

遺伝子操作に非難噴出  中国の研究者が、遺伝子組み換え技術「ゲノム編集」で、エイズウイルス(HIV)に対する免疫を持たせた赤ちゃんを世界で初めて誕生させたと発表した。専門家からは、安全性や倫理面での問題などの指摘が相次ぎ…

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台湾与党大敗、中国の圧力強化に警戒を

 台湾の統一地方選で与党・民進党が大敗した。「一つの中国」原則を受け入れない民進党の敗北を機に、中国の習近平政権が民進党の蔡英文政権への攻勢を強めることが予想される。 蔡総統が主席辞任を表明  民進党は22県市の首長選で…

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インスタ映えの観光名所

地球だより  SNSのインスタ映えするニーズは、今や世界的な現象だ。インドネシアでもインスタ映えする観光名所が誕生している。注目を集めているのが、同国ジャワ州にある天然の泉だ。  長さが70メートル、幅が40メートルで深…

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習主席の比公式訪問

 中国の習近平国家主席が20日、フィリピンを公式訪問した。中国の国家主席がフィリピンを訪問するのは実に13年ぶり。南シナ海の領有権問題で激しい対立を繰り広げたアキノ前政権から一転し、融和姿勢を強調するドゥテルテ大統領の取…

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ウイグル族迫害と米中「冷戦」

東洋学園大学教授 櫻田 淳 対中懸念を強める米国 政府と議会の「共通認識」に  米中両国を軸とした「第2次冷戦」への流れは、止まらないようである。  「日本経済新聞」(電子版、11月10日配信)記事に拠(よ)れば、ワシン…

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中国のサイバー・宇宙戦略に警鐘

米国の軍事専門家ら講演  米国で毎年開かれる保守派集会「保守政治行動会議(CPAC)」の日本版「J-CPAC」が18日、前日に引き続き都内で開かれた。  講演した中国海軍研究家のトシ・ヨシハラ氏は、中国のミサイル発射台の…

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豪「エルサレムに大使館」検討

獨協大学教授 佐藤 唯行 ユダヤ票獲得狙う与党 総選挙に向け資金源確保も  オーストラリアのモリソン首相は10月16日、エルサレムをイスラエルの首都として公式に認め、商都テルアビブに設置されている豪州大使館のエルサレム移…

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中国紙が日米印豪の「4カ国同盟」を非難

 中国共産党機関紙・人民日報系の「環球時報」(電子版)は15日付の社説で、米、インド、日本、オーストラリアの4カ国が、アジアでの経済的、軍事的影響力の拡大を狙う中国に対抗するために新たに築こうとしている同盟関係について「…

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「フォーチュン」買収劇

地球だより  タイ人実業家のチャチャワン氏が、米大手経済誌「フォーチュン」を1億5000万ドル(約170億円)で買収することになった。メディア王マードック氏の買収劇から比べると、まだまだ小規模かもしれないが、買収主がタイ…

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インド太平洋構想、日米豪印ネットワーク強化を

 安倍晋三首相はシンガポール、オーストラリア、パプアニューギニアの3カ国歴訪に向かった。訪日したペンス米副大統領との会談では、日米が「公正なルールに基づく、自由で開かれたインド太平洋地域の経済発展を実現していくことを再確…

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迫害された満洲人、同化政策で葬られた満洲語

亡命満洲国政府総統 富 君氏/亡命満洲国政府首相 史 方騰氏に聞く  清朝を築いた満洲人は、20世紀には満洲国をつくった。日本との同盟関係にあった満洲国は、それゆえに中国共産党政権が樹立された後、迫害対象にもなった。その…

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中国のウイグル弾圧強化、「一帯一路」推進の一環

 米議会の米中経済安全保障検討委員会が今月中旬に公表する予定の最新報告によると、中国治安当局は中国西部、新疆ウイグル自治区でウイグル人イスラム教徒ら少数派住民への弾圧を強めており、これは、インフラ投資を通じて開発途上国へ…

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中国の空母部隊建設に陰り

元統幕議長 杉山 蕃 搭載機の国産化が難航 知的財産権の特異な解釈限界  中国空母「遼寧」が海軍に引き渡されて6年が経(た)つ。戦闘装備を取り外し、空母機能を取り去ったロシア空母ワリャーグを廃材として購入、長期にわたる検…

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新しい立憲君主国ブータン

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 領土領海侵犯続ける中国 北のミサイルより深刻な問題  アジアの頭痛の種は北朝鮮であり、中国もそれに勝る問題である。北朝鮮のミサイル開発および実験に関しても中国の直接的間接的…

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タイ、来春にも8年ぶり総選挙

 タイが民政復帰に向けて動き出した。暫定政権はクーデター直後から、民政復帰を進めるとしてきたが、それが延び延びとなってきただけに一歩前進したとは言える。ただ、8年ぶりとなる総選挙が実施される可能性こそ高まっているものの、…

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雇用奪う中国人労働者の急増

地球だより  最近、行きつけのスーパーで中国人を多く見掛けるようになった。ほとんどが若い男女で、食材をまとめ買いしていることから、長期滞在で出稼ぎに来ているのだろう。  驚いたのは大きなマンションの1階部分に、中国人向け…

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中国のウイグル強制収容所、実数は500万人から700万人

「世界ウイグル会議」元議長 ラビア・カーディル氏に聞く  ペンス米副大統領は10月4日の演説で「新疆ウイグル自治区では、共産党が100万人ほどのイスラム教ウイグル人を収容所に入れ、昼夜を問わず洗脳している」と批判した。「…

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ウイグル弾圧問題、対中国のリトマス試験紙だ

 マクロン仏大統領が、旧仏植民地アルジェリアの独立戦争(1954~62年)時に、仏軍が組織的な拷問など人道に反する罪を犯し、国に責任があると認めたのは先月中旬。特に57年に独立運動家で25歳のアルジェ大教授、モーリス・オ…

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米艦と台湾海峡、国際法が認める航行継続を

 米海軍の艦艇2隻が台湾海峡を航行した。米海軍のローガン報道官は「国際法にのっとった」航行で「自由で開かれたインド太平洋への米国の決意を示すものであり、今後も国際法が認めるあらゆる場所で、飛行、航行、作戦行動を実施する」…

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正念場を迎える競馬

地球だより  タイの首都バンコクには二つの競馬場があった。「あった」と過去形で書いたのは、その一つのナンロン競馬場が今秋、閉鎖されたためだ。ナンロン競馬場は100年の歴史を持つタイ競馬の聖地だった。ダービーが行われるのも…

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ドゥテルテ比大統領の健康問題

政権左右する不安材料 辞任なら野党副大統領が昇格  健康問題が浮上し、フィリピンの剛腕大統領の勢いに陰りが見え始めている。自らがんの可能性を語るなど、これまでにない気弱な一面を見せ、世論調査での政権支持率は過去最低となり…

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