ウイグル弾圧問題、対中国のリトマス試験紙だ


山田 寛

 マクロン仏大統領が、旧仏植民地アルジェリアの独立戦争(1954~62年)時に、仏軍が組織的な拷問など人道に反する罪を犯し、国に責任があると認めたのは先月中旬。特に57年に独立運動家で25歳のアルジェ大教授、モーリス・オーダン氏を拘束、拷問の末死亡させたと発表し、高齢のオーダン夫人に謝罪した。

 「自由、平等、博愛」を掲げるフランスでも、自国の行動の暗部を公式に認め、謝罪するのにいかに長年月を要したことか。まして強権国家においてをや。


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