アジア・オセアニア rss

一帯一路の狙い、港湾とサイバー基地を確保

米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (11)  中国は海南島を「中国のハワイ」として宣伝し、内外から資本を呼び込んだ。これらの資本などを使って、高速鉄道や高速道路、港湾などインフラ整備を果たした。  確かに南部・三…

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イノベーション力、独裁下で欠落する創造性

米中新冷戦 第2部 中国・覇権への野望 (10)  中国の「赤いシリコンバレー」と呼ばれる深圳市の技術開発力が大きな評価を得ている。確かに世界シェア7割を占めるドローン企業DJIや顔認証や音声認証ソフト、人工知能(AI)…

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比で違法就労中国人増加

 フィリピンで中国人労働者の急増が問題となっている。親中外交を推し進めるドゥテルテ大統領により、フィリピン国内に進出する中国企業が増加しており、合法的な労働者だけでなく違法就労を目的に入国する中国人も後を絶たない状態だ。…

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先端技術競争、世界の命運握る「量子」

米中新冷戦 第2部 中国・覇権への野望 (9)  昨年10月4日、ペンス米副大統領のハドソン研究所演説は鮮烈だった。  「中国は先端軍事計画など米国の技術を盗み、陸海空、宇宙における米国の軍事的優位を脅かす」と糾弾し、「…

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中国が台湾武力統一実行も 米国防省報告書

宇宙、サイバー戦開発にも警鐘  米国防総省の国防情報局(DIA)は15日、報告書「中国の軍事力」を公表した。中国が「国威発揚」の一環として軍の近代化を進め、米国と同盟国との軍事力の差が急速に縮まっていると強調、軍事的優位…

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習近平 国家主席(中華人民共和国)

対決の行方、本当の勝負は安全保障

米中新冷戦 第2部 中国・覇権への野望 (8)  「米中新冷戦」の背景や展望を米国側から探った第1部に続き、第2部では中国を軸足に論じていく。(編集委員・池永達夫)  米中新冷戦が長期戦となるか、短期戦となるか、識者によ…

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世界人権宣言を無視する中国

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 少数民族を二級市民扱い 信仰の自由認めず弾圧・虐待  昨年12月10日は世界人権デーであった。1948年12月10日に第3回国連総会で世界人権宣言が採択されてから70年を迎…

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中国、フランスの影響

地球だより  ベトナムを旅すると、フランスと中国の影響下にあったことを肌で感じる。クリーム色の建物などフランスを感じさせるが、何より食文化として残ったのが、フランスパンだ。  ラオスやカンボジア同様、ベトナムにはフランス…

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マレーシア政府系ファンド流用問題

財務相「ゴールドマンは賠償を」 債権額超える8300億円要求  マレーシアのリム・グアンエン財務相は先月、米フィナンシャル・タイムズ紙に「われわれが(米投資銀行ゴールドマン・サックスに)求めている金額は75億ドル(約83…

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中台関係、習政権の強硬姿勢に警戒を

 中国の習近平国家主席は、台湾政策について「武力使用を放棄することは承諾できない。一切の必要な措置を取る選択肢は留保する」と明言した。習政権の台湾への強硬姿勢に警戒する必要がある。 「一国二制度」も検討  この発言は、台…

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中国のウイグル人、民族浄化の危機に直面

 中国政府は10月、イスラム教徒の少数民族、ウイグル族の事実上の収容施設に法的根拠を与えた。過激主義の影響を受けた人々に職業訓練や思想教育を行う再教育施設としているが、収容所内での虐待・拷問などの証言が相次ぎ、国際社会か…

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軍事外交を積極展開する中国

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 合同演習と国際会議参加 軍要人や艦艇の相互訪問も  先のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議では、ペンス米副大統領と習近平中国国家主席の激しい応酬で、ついに共同宣言が発出できないまま…

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米トランプ政権から来年2月末までの猶予期間…

 米トランプ政権から来年2月末までの猶予期間と引き換えに突き付けられた宿題に、中国がクリスマス返上で取り組んでいるようだ。北京で始まった全国人民代表大会(国会)常務委員会で、政府が「外商投資法」の草案を説明した。  昨日…

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近くても違う島国の天気

地球だより  台湾を取材する機会があった。出掛けたのは台北と彰化県。彰化県というのは、中部の台中の南に隣接した県だ。高速鉄道(新幹線)で約1時間20分と近い。だが、距離的には近くても、天候はがらりと変わる。  5日ほど、…

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比南部で戒厳令が再延長

 フィリピン国内で物議を醸している戒厳令が、ドゥテルテ大統領の強い後押しで再び延長された。南部ミンダナオ島で活動するイスラム過激派や共産ゲリラなどの掃討を目的に、ドゥテルテ大統領が強く求めていたもので、12日に上下両院が…

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長蛇の列となった台湾選挙

平成国際大学教授 浅野 和生 複数地方選と10公民投票 民主主義への強固な意志示す  11月24日(土曜日)に投票が行われた台湾の統一地方選挙の結果は、全国22の県市の首長のうち与党の民進党が選挙前の13県市から6県市へ…

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貿易戦争、中国が逆襲も不発

アメリカ保守論壇 M・ティーセン 交渉で優位に立つトランプ氏 関税引き上げで圧力強化  思想家ラルフ・ウォルド・エマーソンは「王を討つときは、殺さねばならない」と言った。中国は、貿易戦争を仕掛けたとしてトランプ大統領を討…

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習氏・北外相会談、うわべだけの非核化は不要だ

 中国の習近平国家主席は訪中した北朝鮮の李容浩外相と会談し、双方が朝鮮半島の非核化実現の重要性を確認したという。中国は米国に対し一定の配慮を欠かせない立場から、また北朝鮮は来年初めにも開催が見込まれる2回目の米朝首脳会談…

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収容所は地獄よりひどい

ウイグル人男性が中国の過酷な弾圧を証言  中国当局によってウイグル人が強制収容所へ送られている問題で、家族を収容されたウイグル人男性が7日、東京・永田町の憲政記念館で行われた呉竹会アジアフォーラム(同会主催)に招かれ、当…

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人食い海水ワニを捕獲

地球だより  フィリピン最西端のパラワン州で、全長が5メートル近くもある巨大なイリエワニ(海水ワニ)が捕獲され話題となっている。  先月末に行方不明になった漁師の遺体の一部が発見され、それにワニのものと考えられる咬傷が確…

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台湾統一地方選 大敗の背景

平成国際大学教授 浅野和生 「韓国瑜現象」と民進党の慢心  11月24日(土曜日)に投票が行われた台湾の統一地方選挙における最大の勝者は、高雄市長に選出された国民党の韓国瑜であった。  9月上旬までの世論調査では、高雄市…

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なぜ東トルキスタン独立を目指すのか

在米ウイグル人牧場主 ヌリ・ティプ氏に聞く 新疆大学長の兄に死刑判決  中国新疆ウイグル自治区での強制収容所が人権問題として世界的な注目を集めている。中国政府は職業訓練所であり、語学学校と弁明するこの問題を、東トルキスタ…

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日本人に忍び寄る睡眠薬強盗

地球だより  マニラ首都圏で外国人観光客を相手に横行する睡眠薬強盗。飲み物に入れた強力な睡眠薬で被害者を眠らせて、その隙にATMカードを奪い銀行から現金を引き出すという手口だ。日本大使館の警告にもかかわらず、最近また日本…

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