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試練の年迎える日本外交
日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 難題の北核・米中関係 G20での首相の手腕に期待 今年の国際情勢はどのように展開していくのだろうか。その中で、日本はどのように外交の舵(かじ)を切っていくべきなのか。国際政治は…
温暖化の悪影響に追い打ち
地球環境を救え! 国立研究開発法人海洋研究開発機構特任参事 国際海洋環境情報センター長 白山義久氏に聞く 海水の酸性度上昇 生態系のリスクに 石灰の殻つくれず/ウニ消滅の可能性も 海洋の酸性化の影響は。 サンゴ礁の危機…
「もう一つの二酸化炭素問題」―海洋酸性化
地球環境を救え! 大気中の二酸化炭素(CO2)濃度増加で海水が吸収することによって、海洋環境に発生している変化が「海洋酸性化」で、海水の酸性度は上昇しつつある。海水の酸性化は、生物の殻や骨格になっている炭酸カルシウム生…
モリンガに込める地球再生の祈り
地球環境を救え! 1年で3メートル成長「奇跡の木」 「怒りながら木を植えている人はいない。みんな、いい顔してるでしょう。木を植えることは、現実の1本と、心にもう1本、つまり2本植えているんですよ」 インドネシアで熱帯…
開発で高まる環境対策、閣僚会合で被害懸念
アフリカ開発特集 アフリカ連合(AU)は創設50周年を迎えた2013年を機に、次の50年の節目となる63年に向けて包括的成長と持続的開発に基づく繁栄のための政治、経済、社会に関する長期的ビジョン「アジェンダ2063」を…
成長の礎、人材育成に挑戦 モザンビークでの教育ボランティア
アフリカ開発特集 深刻な中学・高校不足 NGOが学校建設 アフリカの将来性の一つがマン・パワーだ。その潜在力を生かすには教育が不可欠。国連の持続可能な開発目標(SDGs)に協力するNGO団体で活動している日本人、宝山晶…
潜在力秘めたフロンティア、TICAD7で投資に期待
アフリカ開発特集 「世界最後のフロンティア」と呼ばれるアフリカ。植民地からの独立、内戦や部族・宗教間紛争に悩まされた20世紀を経てなお時代に取り残され、テロ、感染症、飢餓などのリスクをはらみつつも今世紀は安定化する趨勢…
メディアの信頼回復急務
世界日報 ワシントン・タイムズ社長対談 提携関係の強化も確認 トランプ米大統領が大手メディアと対立し、ソーシャルメディアを通じて国民に直接情報発信を続けていることは、新聞など既存メディアの役割や報道姿勢について大きな問…
皇太子殿下「象徴」継承へ
天皇御一家が新年 天皇御一家は1日、新年を迎えられた。天皇陛下は4月30日に皇居で「退位礼正殿の儀」に臨み、上皇に。皇太子殿下は翌5月1日に即位し、新たな「象徴」として陛下から全ての公務を引き継がれる。平成は残り4カ月…
沖縄尚学高、米ワシントン州立大と連携協定
グローバル社会を見据える 沖縄尚学高校(名城政次郎校長)はこのほど、米国のワシントン州立大学(WSU)と高大連携協定を締結した。日本の高校が米国の公立大学と提携するのは前例のないことだ。沖縄尚学が取り組むグローバル教育…
耐用年数切れた「専守防衛」
東洋学園大学教授 櫻田 淳 太平洋への関与不可欠 「空母」艦隊擁し米豪と協力を 安倍晋三内閣は、向こう5年の防衛政策の大枠を定めた「防衛計画の大綱」を閣議決定した。華春瑩(中国外務省副報道官)は、この「防衛計画の大綱」…
ばかげたヌンチャク所持逮捕
米コラムニスト マーク・ティーセン 違憲判決で州法無効に 「武器所持の権利を制限」 私はニューヨークで、ヌンチャクを所持していたとして逮捕されたことがある。この法律が無効になってうれしい限りだ。 連邦判事が先週、ヌン…
米海軍、北極海で「航行の自由」実施へ
米海軍は、南シナ海で実施している「航行の自由」作戦を北極海でも実施しようとしている。近年の氷解によって航路が開かれるとともに、海底資源の探索が可能になるため、ロシアなどが海域での支配力強化をもくろみ、覇権争いが起きる可…
接近するウクライナとトルコ
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 戦略的同盟関係を構築へ 軍事関係深化に苛立つロシア ロシアとのウクライナの関係がまた、急激に悪化した。ロシアが2014年春に併合したクリミア半島の周辺海域で11月25日、ロシア国境警備…
日韓友好の道 若者の未来を拓く交流を
檀国大学校理事長 張 忠植氏に聞く 11月15日、東京・国立市で開かれた第15回くにたちふれあいコンサート「日韓親善友好の音楽の調べ」に韓国・檀国大学校の音楽教授らと参加、自身も伸びやかな声で「この道」など披露した張忠…
トランプ氏がイラク訪問
就任後初の海外戦闘地域 トランプ米大統領は26日、事前に公表せずにイラクを訪れ、駐留する米軍を激励した。海外の戦闘地域を訪れるのは、大統領就任後初めて。メラニア夫人も同行し、約3時間滞在した。 シリアからの米軍撤収や…
中国のウイグル人、民族浄化の危機に直面
中国政府は10月、イスラム教徒の少数民族、ウイグル族の事実上の収容施設に法的根拠を与えた。過激主義の影響を受けた人々に職業訓練や思想教育を行う再教育施設としているが、収容所内での虐待・拷問などの証言が相次ぎ、国際社会か…
南北が反日共闘行事、訪朝要請に鳩山元首相前向き
迷走する北非核化 (下) 今年の新年辞で北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が打ち出した対話路線は、韓国・文在寅政権が検証もせずこれを無条件に歓迎することで、北非核化の進展があいまいなまま韓国と北朝鮮が歩調を合わせ米国に制裁…
シリアから米軍撤収、イランの勢力拡大に懸念
トランプ米大統領は19日、シリアにおけるイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)への掃討作戦が完了したとして、駐留する米兵約2000人を撤収すると発表した。シリアからの米軍撤収は、トランプ大統領の長年の公約とはいえ、イ…
混乱する米の韓半島政策、トランプ氏の関心低下も
韓国紙セゲイルボ 韓国の立場からすれば、ワシントンは1年前よりさらに混乱して見えた。北朝鮮と共にワシントンが“韓半島危機論”を煽(あお)り立てたからだ。「在韓米軍の家族撤収」から「鼻血戦略」(制限的先制打撃)の稼働まで…
沖縄の県民投票実施に疑問
沖縄大学教授 宮城 能彦 安易に賛否答えられず 失敗だった平成8年の投票 玉城デニー沖縄県知事は11月27日に名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票を来年2月14日告示、同24日投開票と発表した。 「県民が意思…
親北史観根強い韓国、軍の教育も対北より反日
迷走する北非核化 (中) 先月、北朝鮮による韓国進攻で始まった朝鮮戦争(1950~53年)などの展示物があるソウルの戦争記念館で韓国の安保危機を憂う集会があった。元国会議長や国防相経験者らが相次ぎ登壇、北朝鮮に非核化を…
18年の国際関係、ショックだった言葉
今年の国際関係の中で、衝撃を受けた六つの言葉(群)を並べたい。 ①6月の米朝首脳会談の際のトランプ米大統領の金正恩・朝鮮労働党委員長への賛辞は大衝撃だった。「率直」「立派」「有能」「賢明」「民を愛している」「誰にも反…