インタビュー
魂を発する詩吟は精神文化
漢詩に生きる 金沢市議会議員 黒沢和規氏に聞く 加賀百万石前田家の城下町として栄えた金沢は、文化都市として名高い。しかも、その歴史は武家屋敷群や茶屋街などに残っているだけでなく、人そのものにも脈々と受け継がれている。「…
哲学のある料理で「食」からの人づくりを
精進料理研究家 藤井まりさんに聞く 命の元である食を修行に結びつけたのが日本の禅宗の一つ曹洞宗を開いた道元。そこから生まれた精進料理を通して、心と体にいい食を広めているのが、鎌倉稲村ケ崎に「不識庵」を構える藤井まりさん…
自主憲法なく戦後は終わらず 桜田 義孝氏
桜田 義孝 衆議院議員に聞く 7月予定の参院選では改憲勢力が3分の2の議席を確保できるかどうかが大きな焦点となる。改憲推進派の一人、自民党の桜田義孝衆院議員(同党行政改革推進本部長)は本紙のインタビューに応じ、「自主憲…
アスリートの違法行為、金銭至上主義で歪む
田浦無想流古武道第29代棟梁日本総合武術研究会会長 井久保 要氏に聞く 今年4月、日本の有力なバドミントン選手が違法賭博にかかわったとしてリオデジャネイロ五輪の日本代表選手の指定解除を受け、競技会無期限出場停止などの処…
企業は「陰徳文化」を培え
企業の危機管理 企業リスク研究所代表 白木大五郎氏に聞く 日立製作所や関連企業でリスク管理の担当役員として活躍した企業リスク研究所代表の白木大五郎氏が新著「川柳・標語で学ぶ経営倫理とリスクマネジメント」(企業リスク研究…
北朝鮮で36年ぶり労働党大会、独裁維持へ恐怖政治続行か
韓国自由民主研究院長 柳東烈氏に聞く 「第2期金正恩時代」開幕へ 北朝鮮で6日、36年ぶりとなる第7回朝鮮労働党大会が開かれる。最高指導者・金正恩第1書記はこの大会で何をやろうとしているのか。北朝鮮情勢に詳しい韓国の柳…
憲法改正を参院選の争点に 片山虎之助氏
おおさか維新の会共同代表 参議院議員 片山虎之助氏に聞く 緊急テーマ優先で論議すべきだ 安倍晋三首相が在任中の憲法改正の意向を表明したことで、今夏の参院選の重要争点になるかどうか注目されている。おおさか維新の会は独自の…
対インド外交、新幹線と原発で関係深化を
大阪国際大学名誉教授 岡本幸治氏に聞く 昨年12月、安倍首相とモディ首相との会談で、インド西部のムンバイとアーメダバードを結ぶ505㌔の高速鉄道建設に日本の新幹線の採用が決まり、原子力発電に関しても核兵器に転用しないこ…
逆転の発想でノーベル賞受賞
「敢えて困難な道を選ぶ人生」 北里大学特別栄誉教授 大村 智氏に聞く 罹患すればほとんどの人が失明に至るオンコセルカ症などの画期的な治療薬「イベルメクチン」の開発に貢献し、「10億人以上を病魔から救った」(ノーベル財団…
深刻な海面上昇の被害 ノート マーシャル諸島元大統領
ケサイ・ノート マーシャル諸島元大統領に聞く 今も続く核実験による汚染 太平洋の島国マーシャル諸島のケサイ・ノート元大統領は都内で本紙のインタビューに応え、海面上昇、米国が戦後行った核実験による被害が深刻で、国家の経済…
2020年、東京の住宅事情 心の豊かさ満たす住宅指向
株式会社ナミキ代表取締役社長 石塚隆正氏に聞く 超高齢化社会を迎え、とりわけ一極集中が進む首都・東京は、2020年の東京五輪を迎えるここ数年のうちにも住宅事情にさまざまな変化が現れそうだ。東京銀行を経、三菱東京UFJ銀…
人口減少に立ち向かい地方創生果たす
北海道再生 北海道道議会議員 柿木克弘氏に聞く 自然が豊かな北海道。近年は本道を訪れる外国人旅行者も増え国際的な知名度も高まっている。その一方で人口減少の波は北海道も例外ではなく、札幌市を除いて道内各地の市町村にも押し…
セカンドキャリアづくり大切
スポーツを「科学」する(上) スポーツを「科学」する(下) 武蔵丘短期大学学長・順天堂大学名誉教授 川合武司氏に聞く 「選手後」の不安解消を/大学も応援体制つくる 選手育成は人格教育と共に/海外遠征時は名所見学を 改めて…
一流が持つ「絶対距離感」
スポーツを「科学」する(下) スポーツを「科学」する(上) 武蔵丘短期大学学長・順天堂大学名誉教授 川合武司氏に聞く 2020年東京オリンピック・パラリンピックの成功に向けて、スポーツ界は各種目でアスリートの育成・能力…
歌で楽しむ万葉植物の魅力
万葉の花めぐり 万葉の花研究家 片岡寧豊さんに聞く 古代からの日本人と自然の付き合い方を教えてくれるのが万葉集。人間らしい暮らし方を志向する自然回帰の時代に、その価値が再評価されている。天皇から庶民までの歌が残されてい…
北朝鮮の人権、国連総会や安保理で議論を
危機的な北朝鮮の人権状況 国連の元「拷問問題特別報告者」ノバク教授に聞く(下) 教授は04年から10年まで国連拷問特別報告者としてイラクや中国で現地調査を行われた経験がある。しかし、北朝鮮はまだ訪問されたことがない。招待…
危機的な北朝鮮の人権状況
国連の元「拷問問題特別報告者」ノバク教授に聞く(上) 国際刑事裁への提訴を支持 北朝鮮最高指導者の金正恩第1書記は国際社会の批判にもかかわらず核実験を実施、長距離弾道ミサイルを発射し、軍事力の強化に乗り出す一方、国民へ…
復興の新しい風、被災地にIターン呼び込む
NPO「SET」代表理事陸前高田市議会議員 三井 俊介氏に聞く 東日本大震災から5年、復興はまだまだ途上にある。震災直後から「奇跡の一本松」で知られる岩手県陸前高田市に支援ボランティアとして入り、そのまま移住を決意、若…
「残念。市民は怒り心頭」 普天間飛行場移設問題
宜野湾市長 佐喜真淳氏に聞く 沖縄県宜野湾市の佐喜真淳市長は23日午後、本紙との単独インタビューで、米太平洋軍のハリス司令官が同日、普天間飛行場の名護市辺野古移設の完了時期が2025年になるとの見通しを示したことについ…
北の「対米抑止力過信」を警戒 中谷元防衛相に聞く
日米韓の防衛協力さらに強化を ⇒ English 中谷元防衛相はこのほど、防衛大臣室で本紙のインタビューに応じ、北朝鮮による核実験・長距離弾道ミサイルの発射実験による能力の向上を「極めて強く懸念すべきことだ」と述べると…
縄文人の精神性を探る 文化の基層にある「再生」思考
考古学者 大島直行氏に聞く 世界でも類例のない日本の縄文遺跡群を世界文化遺産に登録しようという動きが北海道・北東北地方を中心に活発になっている。その一方で、約1万年の長期にわたって一つの時代を形成したといわれる縄文時代…
「そうりゅう型」採用が有力 豪潜水艦受注競争で米専門家
日米豪の対中抑止力を強化 【ワシントン早川俊行】米有力シンクタンク、ハドソン研究所のアーサー・ハーマン上級研究員は、世界日報の取材に応じ、日本とドイツ、フランスが受注を争うオーストラリアの次期潜水艦開発計画について、豪…
天皇と日本国を讃えた柿本人麻呂
建国記念の日特集 萬葉集研究家 四宮正貴氏に聞く きょうは建国記念の日です。日本の国が形成される時、編纂(へんさん)されたのが萬葉集で、最初の和歌集です。ここに集められた歌を手掛かりに「柿本人麻呂の天皇賛歌」というテー…