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大阪都構想否決もこれまでの実績評価で維新にエールを送る日経・産経

◆不足した丁寧な説明  大阪市を廃止して四つの特別区に再編する「大阪都構想」の是非を問う住民投票が1日に行われ、前回(5年前)の住民投票に引き続き、僅差の反対多数で否決された。これで大阪市の政令指定都市としての存続が決ま…

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報道の自由を威圧し言論統制してきた沖縄地元2紙の「リベラル神話」

◆米軍の支援受け創刊  かつて作家の百田尚樹氏は自民党若手議員の勉強会で講演し、沖縄地元紙の偏向ぶりを語った。その質疑応答の雑談で誰かが「沖縄の2紙は厄介ですね」と言った言葉を受けて「ほんまや、つぶれたらいいのに」と軽口…

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定年延長をめぐる諸問題を特集するも地域への視点を欠いたポスト

◆死ぬまで働き続ける?  週刊誌が中高年の読み物になって久しい。何を当たり前のことを言っているのだと言われそうだが、改めて、特集内容を見てみると、その感を強くする。特に読者ターゲットが「団塊の世代」周辺に定められているの…

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米大統領選でトランプ氏の“危機感”を解説した「サンデーLIVE」

◆現職批判のサンモニ  米大統領選挙の投票日が目前に迫った。共和党の現職候補、トランプ大統領の再選か、民主党候補のバイデン前副大統領が当選するのか、米国だけでなく全世界が関心を寄せている。  世界的流行(パンデミック)と…

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米司法省のグーグル提訴で独占の弊害の実態解明や規制求めた各紙

東京、GAFAを批判  米司法省がグーグルを、反トラスト法(独占禁止法)違反で連邦地裁に提訴した。米IT企業に対する独禁法違反での本格的な提訴は、1998年のマイクロソフト以来、約20年ぶりである。  これに対し新聞各紙…

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「赤い伏魔殿」日本学術会議の正体を明らかにし廃止を提案する産経

◆昔から「左翼の巣窟」  菅義偉首相による日本学術会議の会員候補6人の「任命拒否」はメディアで盛んに報じられているが、そもそも会員の「推薦」に問題はないのか。このことがほとんど論じられないのは不思議だ。  どうやら「拒否…

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共産党支配という日本学術会議のアキレス腱に触れた「プライムニュース」

◆問題の当事者が出席  テレビ・新聞・ネットなどメディアは今、菅義偉首相が日本学術会議が推薦した会員候補6人を任命拒否した問題で持ち切りだ。BSフジの「プライムニュース」も19日、この問題をテーマにした。  出席したのは…

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核廃棄物最終処分地への応募を「『財源』の魅力が追い込んだ」とアエラ

◆建て直しのチャンス  高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定をめぐり、北海道寿都(すっつ)町の片岡春雄町長が9日、第1段階の「文献調査」に応募した。これに対しアエラ10月12日号に「核のごみ最終処分場『文献調査』が過疎の…

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菅内閣1カ月、全てが安倍前政権絡みの朝日の批判は感情的で新味なし

◆いきり立つ朝日社説  「説明責任をないがしろにする強権的な政治手法まで『継承』なのか。これでは『負の遺産』の解消どころか、安倍前政権下で進んだ政治の劣化に歯止めをかけることはできない」(朝日・社説16日付)  朝日新聞…

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新聞週間の読売調査が改めて浮き彫りにした朝日と国民感覚のずれ

◆大局観培えと藤原氏  今、新聞週間(15~21日)の最中だ。今年の代表標語は「危機のとき 確かな情報 頼れる新聞」。読売の全国調査によれば、新聞の報道を全体として「信頼できる」と答えた人は76%に上る(14日付)。情報…

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日本の研究環境の貧困・疲弊・危機を指摘し分析したNW日本版と新潮

◆多い論文不正に問題  ニューズウィーク日本版(10月20日号)が「日本からノーベル賞受賞者が消える日」を特集している。折しも今年の日本人受賞者は一人もいなかった。これまでの日本人「受賞者は(中略)日本の研究環境の貧困と…

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サウジのイスラエルとの国交正常化はまだ先と指摘する米タイム誌

◆国王の正統性と関係  イスラエルとペルシャ湾岸のアラブ・イスラム国家、アラブ首長国連邦(UAE)とバーレーンが米国の仲介で国交を正常化させたことで、次はサウジアラビアかという観測がしきりに流れている。  トランプ米大統…

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短観で雇用悪化の拍車を懸念し失業率悪化で対策訴えた読売の真摯さ

◆特例措置の延長提案  雇用環境が厳しさを増している。新型コロナウイルスの感染収束が未(いま)だ見通せず、厳しい経営環境から解雇や雇い止め、すなわち雇用契約を更新してもらえない労働者が後を絶たない。  最新の8月失業率は…

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「党派性を帯びて運動体化」し「一方的な正義感の押しつけ」を行う毎日

◆党派色丸出しの記事  メディアは7年8カ月の第2次安倍政権をどのように報じたのか。毎日は自社の第三者機関「開かれた新聞委員会」の座談会で評論家らと総括している(4日付特集)。その中で主筆の小松浩氏はメディアの分断が進ん…

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コロナ禍で再編・没落が加速する鉄道や地方紙などを特集した2誌

地方エリートの没落  依然として終息に程遠い新型コロナウイルスによる感染症。今回の新型コロナで、窮地に立つ業界あるいは逆に逆境をばねにして業績を伸ばしている業界があることはこれまでにも取り上げてきたが、新型コロナによって…

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中国の「わな」にはまらず、日米関係深化に資する正論中の正論掲載の産経

◆大局観問われる菅氏  安倍晋三首相が退陣し、政権を引き継いだ菅(すが)義偉(よしひで)首相には現下の国際情勢の中で引き続き日本の安全と平和をどのように維持していくのか、その大局観が問われている。地球儀を俯瞰(ふかん)す…

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赤旗の学術会議人事スクープの尻馬に乗り、騒ぎ立てる左派紙と野党

◆6人とも皆「活動家」  「日本学術会議」が臨時国会の火種になりそうだ。同会議の新会員が1日発表されたが、菅義偉首相は同会議が推薦した候補105人のうち6人の任命を見送った。いずれも安倍政権が取り組んだ安保法制や改正組織…

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ヒューマンな視点足りず「性」を捉え切れなかった「ヒューマニエンス」

◆生物学的視点に偏る  NHKBSスペシャル「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」が10月1日スタートした。「ヒューマニエンス」とは耳慣れない言葉だが、ヒューマンとサイエンスを合わせた造語で、「人間の臓器、組織そして心…

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国民を「うつ」に追いやるコロナ禍の状況改善を菅首相に求めた新潮

◆ストレスで自殺急増  芸能人の自死が相次いだ。コロナ禍で仕事(収入)が減る、人と会わない、孤立化など、さまざまなストレスを抱え、それらが積もり積もって極端な選択をした、と分析されている。一般人とて同様だ。自分は大丈夫と…

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携帯料金下げへの菅首相の本気度に霞む朝日の「丁寧な検証と議論」

◆読売・産経は首相支持  菅義偉首相が「デジタル庁」の設置とともに力を入れているのが、携帯料金の引き下げである。  携帯料金の引き下げは、首相就任の会見でもそうだが、就任前の自民党総裁選の最中でも強調し、官房長官の時にも…

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根拠薄い朝鮮人犠牲者数を使って小池都知事をヘイト扱いした朝日

◆訂正・おわび記事掲載  関東大震災での朝鮮人犠牲者追悼式については本欄14日付で書いたばかりだが、朝日は21日付で再度取り上げ、その記事をめぐって26日付に訂正・おわび記事を載せた。それでいささか食傷気味だが、見過ごせ…

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コロナ禍に商機をつかむ経営者や京都の老舗を取り上げたポスト、朝日

◆前年比150%伸長  自転車に小荷物を乗せて、勢いよく走る宅配サービスをどこでもよく見掛ける。コロナ禍で飲食業界が不振の中、急拡大する地域を巡る宅配の配達員たちだ。週刊ポスト10月2日号は「コロナ禍で空前の急成長!『宅…

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菅首相と河野大臣の深い関係と軋轢が諌言に聞こえる「バンキシャ」

◆人物評拾い人事説明  菅義偉内閣が発足し20日の報道番組でも新内閣が主要な話題を占めていた。特に、菅首相および、首相が「政権のど真ん中」に位置付けた規制改革を担当する行革担当相に抜擢(ばってき)された河野太郎氏に焦点が…

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