教育 rss

一層の学力向上へ取り組みを

 経済協力開発機構(OECD)が2012年に実施した第5回国際学習到達度調査(PISA)で、日本は「読解力」と「科学的応用力」が4位、「数学的応用力」が7位で、前回を順位、平均得点とも全分野において上回った。  文部科学…

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大改善を要する教科書採択

教育研究者 杉原 誠四郎 役割無自覚な教育委員 基本法順守の度合い調べよ  平成18年教育基本法が全面改正された。平成20年にはそれを受けて学習指導要領も改訂された。その下に制作され平成24年度より使用される中学校の教科…

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宇宙教育の可能性

 このところ、宇宙に関する話題が続いている。宇宙飛行士の大西卓哉さんが2016年6月ごろから約半年間、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在することが先頃決まった。そのISSには現在、若田光一さんが滞在し、来年5月まで…

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学童保育利用が2.7倍に 減少する親と過ごす時間

 全国学童保育連絡協議会の調査報告によると、学童保育入所児童は約89万人。この15年で、入所児童数は2.7倍に急増した。1997年の児童福祉法施行で学童保育が数多く設置されるようになり、入所児童は年5、6万人ペースで増え…

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過度なスマホ使用が明らかに

「夜通しチャット」と高校生  沖縄県教育庁は9月、県立高校を対象に「携帯電話などの情報通信端末に関するアンケート調査」を行い、11月上旬に調査結果を公表。金銭や暴力、性的トラブルに巻き込まれた生徒は700人を超え、教育庁…

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インターネット依存症の闇

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 深刻な心身の機能低下 ネット遮断し自由取り戻せ  今日では、ネットは仕事や日々の生活に不可欠な通信手段で、さらにスマートフォンも急激に普及しつつある。それに伴い「ネット依存症」は、…

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常に勉強する教師を目指せ

北海道師範塾が心構えを伝授  教師の質の低下が叫ばれて久しい。教育現場を見れば不登校やいじめは後を絶たず、今なお大きな社会問題になっているが、その根底に、教師の指導力不足があることは否めない。そうした中で北海道師範塾「教…

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被害児童の9割以上がフィルタリングに未加入

 ここ数年、コミュニティサイトの利用をきっかけにした児童(18歳未満)の犯罪被害が問題になっているが、目立つのは被害に遭った児童の9割以上が携帯電話のフィルタリングを利用していなかったことだ。  警察庁のまとめによると、…

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恐怖を克服して自立

 先日、戸塚ヨットスクールの創立37周年パーティーに出席する機会を得た。戸塚宏氏は75年、沖縄国際海洋博での太平洋横断レースに参加、記録的タイムで優勝し、翌年戸塚ヨットスクールを開校した。  優秀なヨット選手の育成を目指…

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公民教科書検定現場の攻防

大月短期大学教授 小山 常実 制定法主義を克服せよ 「立憲君主制」許さぬ審議会  学問上の用語や公権解釈さえも認めず  筆者は、『新しい公民教科書』(自由社)の作成に関わり、平成22年度中学校教科書検定過程にも立ち会った…

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秋田大学が学部新設 資源獲得競争の激化受け教育拠点として

地質巡検など体験学習 世界レベルの教員準備へ  レアアース、レアメタル、原油、シェールガスなどの資源を巡って、世界規模で獲得競争が激化する中、秋田大学(秋田市、吉村昇学長)では「国際資源学部」の新設がこのほど、文部科学省…

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冷遇される博士課程卒 24.8%がフリーター

 平成25年の大学学部者卒の就職率は67.3%と、3年連続で上昇した。一方、大学院では修士卒73.7%に対して、博士卒は65.9%。学部卒者より低い就職率だ。しかも、博士卒就職者のうち、正規職員でない者は15.3%。多く…

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教育制度の抜本的な改革を

評論家 大藏 雄之助 臨時教員の増加は問題 まず6・3制の改正を急げ  小泉内閣で三位一体改革が大議論になったのは、まだ一昔前にもならないが、ほとんどの人の記憶から消えてしまっている。要するに小泉首相は小さな政府を指向し…

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高校生の4割に「ネット依存症」の自覚アリ

 総務省が今年6月に公表した、インターネットと依存傾向に関する調査(小学4年生から社会人まで約2600名対象)によると、「気がつくと思ったより長い時間ネットをしている」「ネットのない生活は退屈でわびしい」など20の質問の…

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若者の骨が危ない!骨粗鬆症公開講座開く

骨の健康で晩年も健やかに 運動やカルシウム摂取を 「若者に大量予備軍」の警告  最近、とみに関心が高まっている骨の健康について10月19日、骨粗鬆症財団による「市民公開講座2013」が都内で開かれ、日本人の健康寿命のため…

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子育てを根源から問い直そう

 11月は「児童虐待防止推進月間」だ。折しも、幼い子供が実の親によって命を奪われる事件が相次いでいる。虐待を防ぐため、親としての自覚を促すにはどうしたらいいか。社会全体で、結婚や命について根本から考える月間としたい。  …

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コクヨ創業者・黒田善太郎の珠玉の人生訓

「良質廉価」で心を掴む 社員教育も先駆的に実施  学習ノートや手帳、鉛筆など、文房具の大手メーカー、コクヨの創業者・黒田善太郎(1879ー1966年)は幾多の苦難を超えて実業家として成功。創業50周年を記念してまとめられ…

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公立「中高一貫」校が急増、都は「小中高一貫」設置へ

 中高一貫教育制度がスタートして14年。平成24年度の中高一貫校は公・私・国立合わせて441校に広がった。平成25年度以降に19校設置予定なので、国の設置目標500校に到達する日も遠くはない。  441校のうち公立の中高…

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竹富町は採択協議会に従えと文科相が是正要求

 沖縄県八重山地区(石垣市、竹富町、与那国町)の竹富町が、採択地区協議会で決まった育鵬社の中学公民教科書でなく、東京書籍の教科書を使い続けている問題で、下村博文文部科学相は、県教育委員会が竹富町に対し地方自治法に基づく是…

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深刻!保育士不足

 待機児童解消に向けて、自治体では保育施設の拡充などが議論されているが、それに対して保育の質の低下を懸念する声が強まっている。特に問題になっているのが保育士の不足だ。  厚生労働省の調査によると、保育士の有効求人倍率は今…

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10代の性交渉は危険 東京医療保健大学非常勤講師木村好秀医師に聞く

 4月からの予防接種法改正で、小学校6年生から高校1年生までの女子の子宮頸がんワクチン(3回接種、約5万円)の無料接種を可能にしたが、重篤な副反応が後を絶たない。子宮頸がん発症が性交渉と関連するため、ティーンエイジャーの…

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成人学力はOECEでダントツのトップ

   15歳対象の学力調査「PISA」で、日本の学力低下が懸念されたが、今回16~65歳の成人対象の「国際成人力調査」では、読解力、数的思考力いずれも経済協力開発機構(OECD)24カ国・地域でトップ。2位のフィンランド…

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地域資源の共同開発に期待 沖縄高専、創立10周年迎えシンポ

 国立沖縄工業高等専門学校(沖縄高専)は今年で創立10周年を迎えた。数々の大会で全国優勝を果たし、これまで優秀な人材を全国に輩出した。しかし、沖縄県内に就職する人は少なく、地元にいかに還元していけるかが課題となっている。…

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