上昇気流 rss

東京・有明の東京ビッグサイトで開催中の…

 東京・有明の東京ビッグサイトで開催中の「ツーリズムEXPOジャパン2014」に足を運んだ。日本全国と150を超える国・地域が参加する世界最大級の旅の博覧会。訪日客が年間1000万人を突破して勢いづく業界の活気が満ちてい…

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「結婚したらどうだ」とは、私的な場で…

 「結婚したらどうだ」とは、私的な場であっても言ってはならない、ということだろうか。東京都議会の女性議員が野次を浴びたことを受けての「僕だって言う、平場で」という都議の発言が問題となった。  いかなる場合であれ、「結婚し…

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東京の恵比寿ガーデンプレイスはおしゃれな…

 東京の恵比寿ガーデンプレイスはおしゃれな大人の街。オフィスビルやレストラン街のある複合施設で、映画やライブを楽しんだ後食事をし、散歩するのもいい。北側は渋谷区、南側は目黒区になる。  その目黒区側に東京都写真美術館があ…

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東海道新幹線は10月1日、開業50年を迎える。…

 東海道新幹線は10月1日、開業50年を迎える。比類なき正確さを誇るダイヤは「コムトラック」と呼ばれるコンピューターシステムと、経験豊富な指令員に支えられている(小紙21日付)。  指令員経験が長いJR東海輸送課担当課長…

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ダブル「吉田」報道で大誤報した朝日新聞…

 ダブル「吉田」報道で大誤報した朝日新聞・木村伊量(ただかず)社長のお詫び会見(今月11日)後の新聞から。「木村社長の謝罪会見にしても、慰安婦問題での謝罪は吉田調書報道問題での謝罪と抱き合わせで、付け足しのようにも思える…

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「65歳以上、25・9%に」の見出しが15日付…

 「65歳以上、25・9%に」の見出しが15日付小紙に載っていた。いわゆる「団塊の世代」が老年人口に含まれ、高齢者の層がさらに分厚くなってきた。  もともと他世代に比べ多く、この間、戦争もなく国力の充実期に長く社会の中心…

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竹下登元首相は、訪れた政治家や事務次官らに…

 竹下登元首相は、訪れた政治家や事務次官らに対して「Aの件はBのようだわね……」などと言うことがあった、という話を読んだことがある。それを耳にした者は、必ず誰かに「竹下さんは、Aについてこう言っていた」と話す。  間もな…

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「梨むける女生徒旅の指濡らす」(大星たかし)…

 「梨むける女生徒旅の指濡らす」(大星たかし)。秋の味覚の代表であるナシは、尻のあたりで甘味が強く、芯に近い部分は酸味が強い。だから縦に切ると味に偏りがなくなる。皮をむいて切ってから冷やすと、よりおいしくなる。  埼玉県…

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「柔よく剛を制す」という。「しなやかな…

 「柔よく剛を制す」という。「しなやかなものは弱そうに見えても、かたいものの矛先をうまくそらして、結局は勝つことになる」(故事ことわざ辞典)。  たった薄膜1枚の移植で古来からの眼の難病を封じ込める。こんな「技あり一本」…

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朝日新聞自作自演の「沖縄サンゴ事件」…

 朝日新聞自作自演の「沖縄サンゴ事件」(1989年)では当時の取締役社長室長が、長野総局記者による「虚偽メモ問題」(2005年)では当時の秋山耿太郎社長が記者会見を行った。  東京・築地の朝日新聞東京本社で今月11日、「…

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「住む方の秋の夜遠き火影かな」(蕪村)。…

 「住む方の秋の夜遠き火影かな」(蕪村)。蒸し暑いと思っていたのが、はるか昔のように感じる今日この頃。朝夕は少し冷え冷えとし、着慣れていた半袖では肌寒さが残るほど。もう秋と言っていい。  虫の声を聞くと、いっそうその気配…

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サミュエル・ジョンソン博士といえば、18世紀…

 サミュエル・ジョンソン博士といえば、18世紀に初の本格的な英語辞典を編纂(へんさん)した英国文壇の大御所として知られる。博士はその「燕麦(えんばく)」の項をこう書いた。「イングランドではふつう馬の餌になるが、スコットラ…

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トルコ国民は赤地に白の月と星をあしらった…

 トルコ国民は赤地に白の月と星をあしらった国旗を身近でごく親しみのあるものとして、民家の軒端や所有するヨット、漁船などに掲げている。  国を愛する国民であり、国と国との間柄についても非常に敏感だ。こうしたトルコ国民の愛す…

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「辞書閉ぢて音の重さや秋灯下」(水本みつ子)…

 「辞書閉ぢて音の重さや秋灯下」(水本みつ子)。秋は読書の季節だが、残暑が続いているので気が早いと言われそうだ。  「読書週間」が10月下旬からになっていることもある。この読書週間は昔からの習慣ではなく、過ごしやすい秋の…

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「まあ蚊に刺された程度、大したことないよ」。…

 「まあ蚊に刺された程度、大したことないよ」。昔はこんな言葉をよく聞いた。しかし、もうそんな表現は適当でなくなった。  蚊がヒトスジシマカだった場合、デング熱に感染しないとも限らない。代々木公園で採集した複数の蚊からデン…

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ゴムは車のタイヤだけでなく、建造物の…

 ゴムは車のタイヤだけでなく、建造物の耐震補強材から容器のパッキングにまで使われ、現代生活で需要は増えこそすれ減りはしないだろう。ゴム質を生むのはゴムの木から採取される「ラテックス」という樹液成分だ。  東南アジアなどの…

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朝日新聞は目下、二つの「吉田」問題で炎上…

 朝日新聞は目下、二つの「吉田」問題で炎上している。一つは「慰安婦報道」で一連の「吉田清治氏の証言」記事を取り消したこと(先月5、6日に特集)。これで「軍による強制連行」とする唯一の根拠が崩れ「慰安婦報道」大誤報の責めを…

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厚生労働省は、海外に行ったことのない…

 厚生労働省は、海外に行ったことのない埼玉県の女性がデング熱に感染したと発表。28日には、新たに20代の男女2人の感染が確認された。国内感染は約70年ぶりだ。  大半は回復するが、まれに重篤化し死亡することもある。ワクチ…

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「鰤(ぶり)寄せの撒き餌はじまり島九月」…

 「鰤(ぶり)寄せの撒き餌はじまり島九月」(前島たてき)。あすから9月になるが、この夏の暑さを振り返ると、残暑がぶり返す恐れがあって油断できない。それでも、8月に比べると9月は視覚や語感の上でも秋という感が深い。  暑さ…

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「なつめはまだ小学校の二年生だけれども、…

 「なつめはまだ小学校の二年生だけれども、夏休みが終わりに近づくのを憂鬱な気持ちで待つという経験は、早くも始まろうとしていた」。講談社文芸文庫に収められた庄野潤三の長篇家庭小説『ザボンの花』の一節だ。  夏休みも、きょう…

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荒木村重の裏切りを知った織田信長は「何か…

 荒木村重の裏切りを知った織田信長は「何か不満でもあるのか。言い分があれば聞いてやろう」と言ったという(『信長公記』)。この記述からは、村重の行動に当惑している信長の様子がうかがえる。信長は村重の気持ちが分からない。同じ…

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「子規さんが俳句にのめりこんだのは高校生…

 「子規さんが俳句にのめりこんだのは高校生の時。明治の高校生が面白がって平成の高校生が面白がらないのは、料理の仕方が悪いだけで、うまく料理すれば食べてくれる」。  俳人の夏井いつきさんが、荻上直子監督の映画「恋は五・七・…

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今から56年前の1958(昭和33)年8月23日…

 今から56年前の1958(昭和33)年8月23日の暑いさなか、中国人民解放軍は台湾の金門島に砲撃を行った。世に言う「金門砲戦」の始まりである。  米国は太平洋艦隊指揮下の第7艦隊を台湾海峡に直ちに派遣、さらに最新鋭機を…

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