コラム
トランプ再選なら「安倍四選」が国益
“じゃじゃ馬”御する稀な政治家 赤提灯(ちょうちん)で隣り合わせた飲み友達にしても、ママ友にしても、「人付き合い」というものは存外難しい。「美女と野獣」というように、当人同士にしかわからない「相性」がある。まして国家を…
「除夜の鐘吾身の奈落より聞ゆ」(山口誓子)…
「除夜の鐘吾身の奈落より聞ゆ」(山口誓子)。もう年末である。仕事納めをして帰省の準備をしている人、のんびりと過ごしている人、大みそかまで仕事がある人などさまざまだろう。 今年一年を振り返ると、まさに「光陰矢の如(ごと…
台湾の駐日大使館に当たる台北駐日経済文化…
台湾の駐日大使館に当たる台北駐日経済文化代表処が、日本の調査機関、中央調査社に委託した台湾に対する意識調査では「アジアで最も親しみを感じる国・地域」の第1位が台湾の55%で、2位タイ15・9%、3位韓国14・2%を大き…
ホリデーシーズンに集団食中毒
地球だより クリスマスのホリデーシーズン真っただ中のフィリピンで、大規模な集団食中毒が相次いだ。 マニラ首都圏近郊のラグナ州では、パーティーで振る舞われた「ランバノグ」と呼ばれるココナッツ蒸留酒を飲んだ人々が次々と体…
東京・青梅市で今月起きた殺人事件。大金が…
東京・青梅市で今月起きた殺人事件。大金が奪われたもようだが、被害者は億単位の現金を近所の住民に見せびらかしていたという。「盗んでくれ」と言っているようなもので、常識では考えにくいのだが、見せびらかしは世間に普通に存在す…
息のむ砂漠とオアシスの絶景
地球だより アラビア語を学ぶ外国人学生が主催する「オアシスと砂漠の町、ファイユーム日帰りの旅」に参加してみた。現在のエジプトでは、シナイ半島の北部地域を中心に、砂漠に拠点を置くイスラム過激派勢力によるテロが断続的に続い…
北朝鮮の海外労働者
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 2000年代の初め頃は中国内の北朝鮮食堂の全盛期だった。寝て起きると北朝鮮の食堂ができるような状況だった。雨後の筍(たけのこ)という言葉がぴったり合っていた。韓国企業の中国進出ラッ…
中国が新型SLBM試射
戦略兵器開発誇示か 中国軍は22日、開発中の新型潜水艦発射ミサイル(SLBM)「巨浪3」の発射実験を行った。複数の米当局者が明らかにした。中国はアジア、西太平洋での覇権拡大の意思を明確にしており、日本、米国など、アジア…
毎週のように書評を書いてきたこの一年。…
毎週のように書評を書いてきたこの一年。楽しい本、取材の労を感じさせた本、視野を広げてくれた本、いろいろあったが、最も衝撃の大きかった一冊は『ヴェノナ』(ジョン・アール・ヘインズ&ハーヴェイ・クレア著、扶桑社)だ。 歴…
愛知県安城市で行われた3年前の「国際交流…
愛知県安城市で行われた3年前の「国際交流音楽祭」。県内のベトナムやフィリピンからの多くの若い就業者が、自国の流行歌などを歌って楽しんでいたのは少々驚きだった。 愛知県にはわが国の製造業の拠点となる会社が少なくない。中…
新種の快適タクシーが人気
地球だより こちらのタクシーはお世辞にも快適とはいえない。まずスピードを出し過ぎる。一般道でも空いていれば平気で100キロ出し、ソウル在住が長い筆者もまだ恐怖を覚える。車線変更も頻繁で落ち着いて乗っていられない。極めつ…
ゲーム障害予防は難しい
「三つ子の魂 百まで」と言われるように、両親や生活環境、立ち居振る舞いなど、幼少期に培った性格・性分は100歳になっても変わらないということだ。時間に追われる昨今、子供の「なに?」「なぜ?」を聞き取り、分かるように説明…
東京の西方、武蔵野の木々から散った黄葉は…
東京の西方、武蔵野の木々から散った黄葉は、時に柔らかな日差しに映えて大地を黄金色のじゅうたんを敷いたように一変させる。落ち葉掃除のボランティアの人たちも、しばらくはその手を控える。近くの保育園児や幼稚園児たちが、扇状葉…
人工知能(AI)による囲碁ソフト「アルファ…
人工知能(AI)による囲碁ソフト「アルファ碁」と2016年に対局し、敗れた韓国の李(イ)世●(セドル)九段(36)が先月引退した。聯合ニュースのインタビューに「AIの登場で、死に物狂いで第一人者になっても最高ではないこ…
「深夜ミサより戻り来て聖菓切る」(山内…
「深夜ミサより戻り来て聖菓切る」(山内しげ子)。クリスマスが近づき、ケーキの注文の広告を見掛けるようになった。それにちなむ店の飾り付けや音楽も増えている。クリスマスというと、プレゼントや家族と一緒に食べたケーキが思い出…
警察庁が実施した高齢ドライバー対策の…
警察庁が実施した高齢ドライバー対策のアンケート調査で「高齢者の運転は危ないと思う」と85%が回答した。高齢者による重大事故が近年相次いだことを考えると、2000人のモニターの回答としては当然かもしれない。 以前、90…
漢方資源のカンゾウ
地球だより 先だってウズベキスタン訪日団を交えたラウンドテーブルに参加した。隣の席の人と雑談したが、これが面白かった。彼は漢方成分分析の専門家で、砂漠など荒れ地の多いウズベキスタンは、漢方薬の有力な輸出国になる競争力を…
「生存闘争という言葉はよくないのかもしれ…
「生存闘争という言葉はよくないのかもしれない」と、ある生物学者が書いている(更科功著『残酷な進化論』NHK出版新書/近刊)。闘争や争いを好まない日本人の最近の風潮を踏まえた見解ともとれる。 「『生存闘争』の代わりに『…
「生存闘争という言葉はよくないのかもしれ…
いている(更科功著『残酷な進化論』NHK出版新書/近刊)。闘争や争いを好まない日本人の最近の風潮を踏まえた見解ともとれる。 「『生存闘争』の代わりに『自分の命を大切にすること』とでも言い換えればいいのかも」と更科氏は提…
100年京紡の悲哀
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 京紡は1919年に創られた。3・1独立運動が起こった年だ。もともとの名前は京城紡織だ。仁村(号)金性洙が全国を回って投資金を集めて創設した会社だ。当時の株主は188人。近代的な形態…
時間感覚のいろいろ
地球だより 米首都ワシントン周辺では、エスカレーターで右側に立ち、左側を空けておくのが暗黙のルールとなっている。左側に立ち、後ろから来る人の行く手を妨げる人は、エスカレーターとレフト(左)を合わせて「エスカレフター」と…
「雪嶺の中まぼろしの雪嶺か」(岡田日郎)…
「雪嶺の中まぼろしの雪嶺か」(岡田日郎)。俳人協会が発行している「俳句カレンダー」の12月に掲載された作品だ。色紙に4行に分けて書かれているが、グレーの帯が斜めに入っている。 カレンダーを見るたびに句も目に入り、心に…
南西諸島海域を守る哨戒機P-3C
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 記者向けの哨戒機P-3Cの体験飛行がこのほど、自衛隊那覇基地で行われた。海上自衛隊第5航空群(那覇)の広報担当によると、P-3C飛行訓練を記者に対してオープンにしたのは初めてだとい…