コラム
今年の干支(えと)の犬は、オオカミが家畜化…
今年の干支(えと)の犬は、オオカミが家畜化したものとされる。人間との付き合いは古く、「人類最古の友」とも言われる。日本でも縄文時代から飼われていたようで、愛媛県の上黒岩岩陰遺跡から埋葬されたとみられる犬の骨が出土してい…
明けましておめでとうございます。物理学者…
明けましておめでとうございます。物理学者アインシュタイン博士の言葉に「神は老獪(ろうかい)だが悪意はない」がある。かの相対性理論を発見するまでの苦心のほどがよく分かる。 あまねく宇宙全体に及ぶ現象の解明は難しく、それ…
今年もとうとう押し詰まって、きょうは大晦日…
今年もとうとう押し詰まって、きょうは大晦日(おおみそか)。ゆっくり1年を振り返り、年越しそばを食べて、紅白歌合戦をというのが一番平均的な過ごし方だろう。しかし江戸の昔、長屋の貧乏人には、いかに借金を返すか悩ましい日でも…
中露との戦争で敗北も 米シンクタンク
米シンクタンク、ランド研究所は最新の研究報告で、米軍は組織化が不十分で、中国、ロシアなどの国家からの脅威、長期化するイスラム過激派との戦争に対応できないと指摘。軍事的脅威に対抗するために構造改革を行い、作戦を練り直すべ…
「兎も角も御用納に漕ぎつけし」(松山一雪)…
「兎も角も御用納に漕ぎつけし」(松山一雪)。御用納めも終わり、後は大みそかを待つばかり。今年を振り返れば、それこそいろいろな出来事や事件があったが、それも少しばかり記憶が薄れている。 街には普段より人気のない風景が広…
臨界点近づく対北軍事行動
北朝鮮は12月24日、国連安全保障理事会の追加制裁に賛成した国々、つまり欧米諸国はもとより中国とロシアに対しても恫喝まがいの警告を行った。これは自滅を招きかねない危険過ぎる冒険である。 国際社会全体を敵に回す目的は、…
大統領の孫娘に物議
地球だより 質素な庶民派として親しまれているドゥテルテ大統領だが、孫娘には少し甘いようだ。 このほどドゥテルテ氏の孫娘でファッショニスタとして知られるイサベルさんが、各国の要人などを迎える大統領府(マラカニアン宮殿)…
東京・上野動物園の赤ちゃんパンダが大人気だ…
東京・上野動物園の赤ちゃんパンダが大人気だ。メディアも大きく取り上げている。人気があるから報道されるのか、その逆なのかは分からないが、人気があることが悪かろうはずはない。 しかし東京一極集中のために、上野以外のパンダ…
戦勝祝う「光の祭り」
地球だより イスラエルでは12月12日夜から8日間にわたりユダヤ教のハヌカ(清めの祭り)が祝われた。街々には大きな八枝の燭台(ハヌキヤ)が設置され、毎日火が灯(とも)された。 世界の宗教祝日では最も古いものの一つであ…
「仁川上陸」最後の参謀
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 作戦名「クロマイト」。朝鮮戦争の戦況を一気に逆転させた仁川上陸作戦のことだ。ダグラス・マッカーサー米極東軍司令官は1950年6月29日、漢江戦線を視察する時にこの作戦を構想したとい…
ドイツで昨年度、興行収入ナンバーワンの…
ドイツで昨年度、興行収入ナンバーワンの大ヒット映画は「はじめてのおもてなし」というコメディーだ。来月13日公開される。題名にあるようにドイツ人の家庭がナイジェリア難民の青年を受け入れる話だ。 製作が始まったのは201…
原爆の子の像、世界に広げたい
核の年の暮に思う 「核」に明け暮れた年だった。 北朝鮮の核・ミサイル開発が急加速し、領導者様の強がり笑いとやせた民衆の心中の嘆きを積んだミサイルが、勝手放題に日本の上空や周辺を飛んだ。 一方、国連で核兵器禁止条約が…
増えるごみの不法投棄
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄県内の廃棄物処理業大手「倉敷環境」(沖縄市池原)が県から営業許可を取り消されてから1カ月以上が過ぎた。 県は、同社が組織的に隠蔽しようとした悪質な違反行為があったとみて、昨年…
JR西日本の新幹線の台車に亀裂が入るなど…
JR西日本の新幹線の台車に亀裂が入るなど度重なる輸送障害の背景について、石井啓一国土交通相は「設備の老朽化、複雑化に加え、現場要員の高齢化や若手技術者の不足など構造的な問題も考えられる」と指摘した。 その通りだが、ど…
正恩氏にまた“消える”予言
地球だより こちらでも年末恒例の「今年の10大ニュース」がマスコミ各社から発表され、断トツ1位は「国政介入事件による朴槿恵大統領の弾劾・罷免」だったが、記者が多少の私情を込めて選んだ「朝鮮半島10大ニュース」の1位は「…
死を等閑視してきたツケ?
先日、本紙12月17日付『ビューポイント』を読んで驚いた。日本人の平均寿命が50歳を超えたのは、なんと第2次大戦直後の1947年になってからで、江戸時代の中期から後期にかけては30歳代、明治になって40歳代になったが昭…
今年は「森友・加計(モリ・カケ)」問題で…
今年は「森友・加計(モリ・カケ)」問題で安倍晋三首相の介入疑惑を言い立てる報道が続いたが、空騒ぎに終わった。北朝鮮による国難に直面しても、ノーテンキに証拠も示せないまま「安倍たたき」に狂奔したメディアには、国民の方が愛…
失われた大統領の道徳的権威
米コラムニスト マイケル・ガーソン 見るべき実績のない1年 蔑ろにされる真実 このところペンス副大統領の閣議でのへつらうような態度が目立つ。「1年を通してこの国を復活させるための政治課題に理解を示していただいたことに感…
JR西日本が東海道・山陽新幹線の「のぞみ」…
JR西日本が東海道・山陽新幹線の「のぞみ」で台車に亀裂が入ったまま運行を続けたトラブルを受け、JR西担当者が「非破壊検査の対象拡充を検討する」という趣旨の発言をしている。 「非破壊検査」は、文字通り対象を破壊すること…
トランプ政権、戦場での権限を強化
トランプ政権は、戦場の軍指揮官らの権限を強化する新政策を、就任1年目の重要実績の一つと考えている。米政府高官は「大統領の最大の実績は、軍に戦わせるようにしたことだ」と指摘。「武力の行使には多くの制限があり、さまざまな面…
「街といふ街行けばクリスマスカロル」(今井…
「街といふ街行けばクリスマスカロル」(今井千鶴子)。きょうはクリスマス・イブ。毎年この時期はクリスマス・ソングが街を埋め尽くす。そのお祭り騒ぎと歳末の商戦が年の瀬を強く意識させる時期でもある。 ところが、それが過ぎる…
師走の京都から、旅心を掻(か)き立てられる…
師走の京都から、旅心を掻(か)き立てられるニュース。三十三間堂の千体千手観音立像(国重要文化財)の約45年にわたる修理が終わり、1001体の仏像のうち最後の9体が搬入された。1年半前に訪れた時は、やや薄暗いお堂の中で金…
土地めぐる二流ドラマ
地球だより タイではこのほど、財務省による土地公示価格が発表された。 この公示価格はあくまで課税額を算出するためのベースになるもので、実勢価格とは異なるもののタイのどこが、経済的に加熱しているのか一目瞭然で興味深い。…