コラム rss

年賀状の中に、転居通知を兼ねたものがあった…

 年賀状の中に、転居通知を兼ねたものがあった。移転の時期は不明だが、その事実は明瞭に伝わる。昔、友人から通常の転居通知をもらった。「お近くにおいでの節は、是非お立ちより下さい」とあったので、千葉県の新居を訪ねた。  「お…

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新鮮求めスエズへ

地球だより  新鮮な魚を買いたいときは、迷わず、スエズ市の市場(スーク)に行くことにしている。アレクサンドリア市にも新鮮な魚が集まるとされるものの、カイロからはスエズの方がやや近いことから、スエズをひいきにしている。車で…

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地球村の小寒酷寒

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  小寒。漢字の意味を解けば「少し寒い日」だが実際は違う。「大寒が小寒の家に行って凍え死ぬ」「小寒の氷が大寒にとける」という。“大いに寒い”大寒は体面を保つのが大変だ。今年も例外ではな…

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イタリア生まれのオペラ指揮者、アルベルト…

 イタリア生まれのオペラ指揮者、アルベルト・ゼッダさんは、1960年代に始まるロッシーニ・ルネサンスの火付け役となった人物。彼なくしてはロッシーニ全集の出版も、ペーザロでのロッシーニ・オペラ・フェスティバルもなかった。 …

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歴史戦も将来を見すえ、客観的歴史教育で応戦しよう

 昨年、韓国は日韓慰安婦合意NGを明言し、慰安婦記念日を制定、慰安婦像は世界で増殖した。カナダの州議会は、中国系議員の「南京大虐殺記念日制定」動議を採択した。対日歴史戦は今年も一層広がりそうだ。日本は個別対応の“もぐらた…

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番犬にピッタリの天然記念物

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  2018は戌年。当然のごとく、「犬」に注目が集まるが、沖縄には沖縄県原産の琉球犬という犬種がある。琉球犬はフィリピンやインドネシアなど東南アジア系で縄文時代以前に琉球列島に渡ったと…

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熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」…

 熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」をテーマに、昨年末に東京都内のデパートで開かれた「大くまモン展」。「見た目がぷよぷよしているが、今は何かと衝突する時代なので、それを和らげる存在になってほしい」と、くまモンをプ…

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ヒトラーの「併合」から80年

地球だより  今年はヒトラー・ナチス政権のオーストリア併合80年。バン・デア・ベレン大統領は1日の新年の演説で「わが国はヒトラーの犠牲国であるとともに、加害国だったという事実を単に記憶するだけではなく、心の中でしっかりと…

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進化論の一面的な自然解釈

 平成30年の新しい年が始まった。二十四節気ではまだ、最も寒い時期が始まる小寒(今年は1月5日)を過ぎたところで、春が始まる立春(同2月4日)まで厳寒期が続く。体感的にも春の訪れはまだまだなのに、1月を迎えると不思議と肌…

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どの新聞にも掲載された記事ではあるが、新年…

 どの新聞にも掲載された記事ではあるが、新年5日付の毎日新聞第1面トップ記事は「交通事故死 戦後最少/68年ぶり 17年3694人」であった。前日の御用始めに、警察庁が前年の公式統計を発表するのを受けて出る毎年恒例のニュ…

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中国、パキスタンに大規模基地

 中国は、パキスタンのイラン国境に近いジワニに二つ目の海外軍事基地を建設する計画を進めている。戦略的に重要な航路に沿って戦力投射能力を強化する取り組みの一環。 ジブチに続き2カ所目 シーレーン確保が狙いか  情報筋による…

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変化求めたイラン国民

米コラムニスト デービッド・イグナチウス 反政府デモを力で鎮圧 対応割れた欧米諸国  2013年にイランを訪れた後、首都テヘランは平壌とロサンゼルスの中間のようだと書いた。世界はこの1週間に、イランの人々は平壌ではなくロ…

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サンデー世界日報に連載されている「家庭再建…

 サンデー世界日報に連載されている「家庭再建講座」では、さまざまな研究を紹介しつつ、幸福な結婚生活の条件の一つを「正式に結婚式を挙げること」としている(12月10日号など)。  「結婚生活では、相手の短所が見えたり、意思…

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「正月も二十日に成て雑煮かな」(嵐雪)…

 「正月も二十日に成て雑煮かな」(嵐雪)。きょうあたりになると、雑煮も飽きてくる。普通の食事がしたいという気分だ。しかし、余ったモチがみそ汁に入っていたりする。正月気分は、おせち料理や松飾りなどで掻(か)き立てられるが、…

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「いずも」空母化の抑止効果

 防衛省は昨年12月、海上自衛隊最大のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」を、戦闘機の発着が可能な護衛艦(空母化)に改修する検討に入った。  「いずも」は平成27年3月に就役した海自最新鋭護衛艦で、全長248メートルの全通式…

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<去年今年貫く棒の如きもの>。人口に膾炙…

 <去年今年貫く棒の如きもの>。人口に膾炙した高浜虚子の句である。正月三が日が過ぎ、世の中が動き出すと、昨年からの課題が「貫く棒の如きもの」として目の前に現れてくる感じがする。  新年のニュースは、相変わらず北朝鮮関係が…

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ボクサーが弱いって?

地球だより  日本に来るタイ人ボクサーが弱すぎると問題になっている。  日本ボクシングコミッション(JBC)は毎年、招聘(しょうへい)禁止ボクサーを発表している。昨年も無気力試合や実力不足などを理由に60人がブラックリス…

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「ちょっと待って」という言葉は頻繁に…

 「ちょっと待って」という言葉は頻繁に使われる。この言葉自体には間違ったところは少しもない。が、昨年暮れに新幹線の台車に亀裂が入ったアクシデントでは、大きな問題を引き起こした。  異変を察知した側と東京の指令員との間でや…

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南半球の年越しに思う

地球だより  ブラジルに住んでみて面食らうことの一つに年末年始の感覚がある。日本であれば、忘年会や仕事納め、大掃除や年越しそば、紅白歌合戦に除夜の鐘、加えて年始の初詣など、一年の終わりを総括し、新たな年を心機一転して迎え…

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黄金の戌年

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  希望の新年を迎えた。六十甲子(干支)の35番目に当たる戊戌の年だ。十干の戊と十二支の戌の漢字が似ている。「戊」に「一」を加えると「戌」だ。モバイルPCに届いた年賀状はどれも犬の絵が…

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作家の鈴木三重吉が児童雑誌「赤い鳥」を…

 作家の鈴木三重吉が児童雑誌「赤い鳥」を大正7(1918)年に創刊してから、今年で100年を迎える。政府の主導する教条的な説話や唱歌に対して、子供の純粋性を育むための物語や詩を作り、これを世に広めようとした。  創刊号に…

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北へミサイルなど供与計画、中国共産党内部文書から発覚

 中国共産党は昨年9月、北朝鮮が核実験を凍結すれば、北朝鮮への支援、新型ミサイルを含む軍事援助を強化することを極秘に計画していたことが、党の内部資料から明らかになった。中国共産党は、厳格な情報管理を行っており、政策に関す…

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方言よ、消えるな!

 東北にある筆者の実家には筆者の父、兄夫婦、そしてその長男夫婦と3歳になる娘の4世代が住んでいる。所用で、実家を訪れた時、かわいい盛りの甥(おい)の長女と遊んだが、そのおしゃべりにほとんど訛りがないことに気づいた。標準語…

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