サンデー世界日報に連載されている「家庭再建…
サンデー世界日報に連載されている「家庭再建講座」では、さまざまな研究を紹介しつつ、幸福な結婚生活の条件の一つを「正式に結婚式を挙げること」としている(12月10日号など)。
「結婚生活では、相手の短所が見えたり、意思疎通がうまくいかないときでも、常に、相手を大切にし続けるには強い信念と意志が必要」だから「結婚するからには、神様や親しい人たちの前で、必ずお互いを幸せにすること、生涯、添い遂げることを強く誓っていくべき」で、これは“危機管理”の要諦だという。
記事は「多くの人の前で誓約してけじめをつけることに加え、コミュニティーのサポートが、山あり谷ありの結婚生活を送る上で非常に力になる」「幸福は一つ一つの『決断』の積み重ね」だと説いている。
わが国で、この種の大掛かりな調査・研究が行われたとは聞かないが、調査会社クロス・マーケティングが昨年行った調査によれば、挙式率を10年前と5年以内に結婚した女性で比較すると、84%から73%へと減少している。結婚式に対しては「感動的な」「憧れ」といったポジティブなイメージが高まっている一方、「やらなければいけない」といった義務感を持つ人の率は10年前と比べて低くなっている。
少人数で控えめに式を行う「ジミ婚」が流行のようだが、式を軽く見る割合の増加は気になる。米バージニア大の発表したリポートでは「結婚式の出席者の数が多いほどいい」ともある。