編集局 rss

ピオネール・キャンプ復活?

地球だより  ロシアの子供たちの夏休みは長い。だいたい70日程度だから、2カ月以上である。実にうらやましい。  その子供たちの夏休みの舞台は、白樺の生い茂る深い森の中にある合宿施設だ。サマーキャンプと呼ばれるプログラムで…

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サード配備に過敏な中国、包容的に状況眺めるべき

韓国紙セゲイルボ  サード(THAAD=高高度防衛ミサイル)の韓半島配備について中国から出る言葉が荒々しい。王毅中国外相は、「いかなる弁解と解明も蒼白なだけだ」と言った。蒼白とは中国で「何の効果もない」「無力だ」という意…

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東京都知事選、「首都の顔」に求められる責任

 東京都知事選が告示され、都内各地で候補者による第一声が上げられた。各候補は、都政の透明化や2020年五輪・パラリンピックの開催費抑制などを強調するが、都知事として取り組むべき仕事は幅広い分野にわたり、多方面への目配りも…

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陛下自身、お気持ち御公表も

退位意向、数年前から 宮内庁長官、改めて否定  天皇陛下の生前退位に関し、宮内庁が何らかの方法で陛下の御意向を公表するため、水面下の検討を続けていることが14日、関係者への取材で分かった。陛下御自身が内外にお気持ちを直接…

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悲劇の定義は様々だが、神に対して傲慢だった…

 悲劇の定義は様々だが、神に対して傲慢だった人間(男が多い)が滅亡する話、というのもその一つだ。シェイクスピアの悲劇について、河合祥一郎著『シェイクスピア』(中公新書)はそう定義する。  『ハムレット』(1600年)のハ…

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正当防衛が蘇るのか

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  休学中の大学生A氏は自宅前で父親とセメント作業中だった。ちょうど通り過ぎようとした酔っ払いの30代男性がホースに足を取られて倒れそうになった。彼は父親に毒ついて言い争いになり、止め…

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貧富の差拡大するロシア、貧困層の不満の矛先が富裕層へ

政府統制下のメディアスケープゴートを提供  プーチン政権第1期からほぼ一貫して低下してきた貧困率が、上昇に転じている。ロシア経済が低迷する中での貧富の差も拡大しており、貧困層の不満が、富裕層に向けられる構図が強まりつつあ…

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故金日成主席の急死ミステリー、南北会談前に父子の暗闘説

韓国紙セゲイルボ  「ソウル市民皆さん!白頭山の金日成(キムイルソン)が来ました。北朝鮮は武力があり、南朝鮮は豊かです。この二つを合わせれば世界どこに行っても、わが民族に怖れるものはありません」  北朝鮮の金日成主席が死…

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南シナ海判決、中国は真摯に受け止めよ

 オランダ・ハーグの仲裁裁判所が、中国の違法行為を明示した。南シナ海問題をめぐる判決で、中国が主張する南シナ海のほぼ全域にわたる管轄権について「歴史的な権利を主張する法的な根拠はない」と判断した。  「九段線」に根拠なし…

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天皇陛下、生前退位の御意向

数年内、周囲に伝える  天皇陛下が、天皇の地位を生前に皇太子殿下に譲られる御意向を示されていることが13日、宮内庁関係者の話で分かった。同庁が近く陛下の御意向を公表することを検討しているという。  82歳の陛下は、憲法上…

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モスル奪還支援へ560人を追加派兵-米国防長官 Ashton Carter: 560 U.S. troops to Iraq to aid in Mosul fight

 米兵数百人が今後数週間内にイラクに向かう。「イスラム国」(IS)のイラクの首都モスルの年内奪還を目指すイラク政府の作戦を支援するためだ。年内奪還はオバマ大統領が設定した目標だが、テロ組織との戦いで勝利が続いているものの…

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写真家で冒険家の石川直樹さんはある時期、…

 写真家で冒険家の石川直樹さんはある時期、毎年のようにミクロネシアの離島に通い、古老から海図やコンパスを使わないで航海する技術を学んだ。冒険とはシンプルなものを追求していくものだからだ。  『全ての装備を知恵に置き換える…

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韓国ミサイル配備、地域安保に不可欠な決断だ

 米韓両政府が北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対抗する地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の在韓米軍配備を正式に発表した。  韓国のみならず日本をはじめとする北東アジアの安全保障にとって不可欠な決断であ…

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南シナ海問題、中国の主張認めず 初の司法判断・仲裁裁判所

国際社会圧力の根拠明確に  今回の常設仲裁裁判所の判決は当然のもので、中国が無法国家であることが国際的に明白になった。今後、南シナ海における軍事的拡張を続けようとする中国に対して、国際社会からの強い圧力の明確な根拠となろ…

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本島と離島で分かれた「民意」

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  10日に投開票された参院選沖縄選挙区では、元宜野湾市長で革新系新人の伊波洋一氏が、現職で沖縄北方担当相の島尻安伊子氏に大差をつけて初当選を果たした。  沖縄では6月の県議選に引き続…

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米国に再び落第点 Failing America again

 (裁判の遅延は裁判の拒否に等しいと言われるが)、引き延ばされた裁判がまたしても拒否された。ワシントンの強い権力を持つエリートらは、米国市民の安全を彼らの第一優先事項とするよりもむしろ、不法移民を甘やかす方により満足を感…

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平安時代の王朝文化は続く鎌倉時代の武家文化に…

 平安時代の王朝文化は続く鎌倉時代の武家文化に覆われたが、室町時代に再び現れてきた。室町幕府のそういった「王朝文化の蘇生」の証しの一つに、3代将軍足利義満が建て、その後焼失したとされる七重塔「北山大塔」がある。  その遺…

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参院選結果、安保・経済固め改憲に熟議を

 第24回参院選の開票結果が確定した。自民党と公明党の与党は合わせて70議席を獲得し、公示前の議席数を11伸ばし、非改選と合わせ146議席の安定多数を確保した。衆院での3分の2以上の絶対安定多数とともに、安倍政権は今後の…

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憲法改正は熟柿作戦、カギは民進

安倍政権 新たな挑戦(上)  「民進党は安倍政権の間は憲法改正をしないと岡田(克也)代表は言っておられるが、それは建設的な対応とはいえない」  参院選のすべての議席が確定した11日、自民党本部での会見で、安倍晋三首相(党…

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今回の参院選の結果、自公与党とおおさか維新…

 今回の参院選の結果、自公与党とおおさか維新の会、日本のこころを大切にする党、無所属議員の「改憲勢力」が衆参両院で、憲法改正の発議ができる3分の2を超えた。民進党は共産党とも組み4党共闘で「3分の2阻止」を掲げて選挙を戦…

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神より出でて神に帰る

簡略化する葬儀と神葬祭 八幡神社宮司 畑中一彦氏に聞く  近年、家族葬や直葬など葬儀の簡略化が進んでいる。そこで注目されているのが、日本古来の神道にのっとって行われる葬儀。東京都神社庁の教学委員会委員として『神道の葬儀』…

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シンガポールで中国製地下鉄車両に亀裂

地球だより  シンガポールに納入された中国製地下鉄車両に、亀裂が入るなどの不良箇所が確認された。しかも納入車両の実に4分の3という高確率だ。  この車両は中国南車傘下の青島四方機車が製造した車両で、2014年までに納入し…

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民進党惨敗、有権者が拒絶した「民共」路線

 参院選で民進党は大きく議席を減らした。岡田克也代表が積極的に進めた共産党との選挙協力、いわゆる「民共」路線は功を奏さず、国民から拒絶された。旧民主党は下野した後、これで大型国政選挙は3度目の敗北だ。「民共」路線を清算し…

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