編集局
偽ニュースは民主主義の危機 仏大統領、露メディア名指し非難
フランスのマクロン大統領は3日、アメリカやフランスの大統領選挙でフェイク(偽)ニュースが民主主義を脅かしたとして、フェイクニュース対策のためメディア法の改正を年内に行う考えを表明した。世論に強い影響を及ぼしているソーシ…
憲法改正どうする
安倍晋三首相は2020年までの改憲を目指しており、自民党憲法改正推進本部は月内にも議論を再開し、通常国会の会期中に党改憲案を策定し、国会に提出したい考えだ。憲法改正をめぐる動きを元衆院議員の山崎拓元自民党副総裁、藤井裕…
進化論の一面的な自然解釈
平成30年の新しい年が始まった。二十四節気ではまだ、最も寒い時期が始まる小寒(今年は1月5日)を過ぎたところで、春が始まる立春(同2月4日)まで厳寒期が続く。体感的にも春の訪れはまだまだなのに、1月を迎えると不思議と肌…
どの新聞にも掲載された記事ではあるが、新年…
どの新聞にも掲載された記事ではあるが、新年5日付の毎日新聞第1面トップ記事は「交通事故死 戦後最少/68年ぶり 17年3694人」であった。前日の御用始めに、警察庁が前年の公式統計を発表するのを受けて出る毎年恒例のニュ…
出生数減少、未婚化の流れ食い止めよ
少子化が一段と進んでいる。厚生労働省の推計によれば、2017年に生まれた子供の数は94万1000人で、1899年以来で最少となった。 少子化による人口減少が続けば、国家の存立を脅かすことにもなる。少子化の背景にある未…
ビタミンDで骨粗鬆症を予防
桜美林大学老年学総合研究所長 鈴木隆雄氏 老年学・老年医学公開講座(主催・東京都健康長寿医療センター)が、東京都北区王子の北とぴあ さくらホールでこのほど開かれた。身体に必要不可欠なビタミンと健康長寿との結び付きについ…
新成人に贈る、混迷時代の変革の原動力に
きょうは成人の日。総務省統計局の推計では、今年新成人となる人は123万人で昨年とほぼ同数だ。 内訳は男性63万人、女性60万人で、全人口に占める割合も昨年と同じ0・97%という。 結婚願望が強い世代 新成人が生ま…
サンデー世界日報に連載されている「家庭再建…
サンデー世界日報に連載されている「家庭再建講座」では、さまざまな研究を紹介しつつ、幸福な結婚生活の条件の一つを「正式に結婚式を挙げること」としている(12月10日号など)。 「結婚生活では、相手の短所が見えたり、意思…
南北会談、「最大限の圧力」かけ続けよ
韓国と北朝鮮の高官級会談が9日に板門店で開かれる。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が「新年の辞」の演説で、平昌五輪への代表団派遣や韓国との対話の用意を表明したことがきっかけだ。 しかし、北朝鮮に対する国際包囲網が緩むの…
「汚泥を一掃」する人材探しに苦戦するトランプ氏 Trump struggling to find staffers willing to ‘drain the swamp’
汚泥のようなワシントンの官僚機構を一掃するのは容易ではない。トランプ大統領も政府をつくり直すために、ビジョンを共有する人材で政権の政治任用職を埋めることに依然苦労している。 12月中旬の時点で、トランプ氏が政権のさま…
「正月も二十日に成て雑煮かな」(嵐雪)…
「正月も二十日に成て雑煮かな」(嵐雪)。きょうあたりになると、雑煮も飽きてくる。普通の食事がしたいという気分だ。しかし、余ったモチがみそ汁に入っていたりする。正月気分は、おせち料理や松飾りなどで掻(か)き立てられるが、…
フジモリ元大統領が退院
12年ぶりに自由の身に 南米ペルーからの報道によると、フジモリ元大統領(79)が4日夜、首都リマ市内の病院を退院した。フジモリ氏は、在任中に関与したとされる人権侵害の罪で禁錮25年の刑に服していたが、昨年12月24日に…
イランの支援受ける民兵組織が連合形成 Iran-backed militias form coalition
イラクの有力イラン系民兵組織の指導者らが結束し、シーア派政治運動を形成しようとしている。5月の議会選でアバディ首相率いる現与党に取って代わることが目的だ。 ムジャヒディン連合と名付けられたこの新会派には、バドル機関、…
貴乃花理事解任、事件解明は十分ではない
元横綱日馬富士による幕内貴ノ岩への傷害事件に始まる一連の問題に絡んで、日本相撲協会の臨時評議員会は旧臘28日の臨時理事会で決議された貴乃花親方(元横綱)の理事解任案を承認した。協会理事が解任されるのは初めてで、親方は役…
<去年今年貫く棒の如きもの>。人口に膾炙…
<去年今年貫く棒の如きもの>。人口に膾炙した高浜虚子の句である。正月三が日が過ぎ、世の中が動き出すと、昨年からの課題が「貫く棒の如きもの」として目の前に現れてくる感じがする。 新年のニュースは、相変わらず北朝鮮関係が…
エゾシカの利活用、肉を北海道の特産品に
NPO法人エゾシカネット理事長 水沢裕一氏に聞く 北海道にのみ生息するエゾシカ。ニホンジカの亜種とされるが、本州以南のニホンジカよりも体が大きく、日本国内でも最大級の草食動物である。一時、絶滅の危機にひんしたが、現在で…
ボクサーが弱いって?
地球だより 日本に来るタイ人ボクサーが弱すぎると問題になっている。 日本ボクシングコミッション(JBC)は毎年、招聘(しょうへい)禁止ボクサーを発表している。昨年も無気力試合や実力不足などを理由に60人がブラックリス…
平昌五輪“ノーショー”寒さと無関心との戦い
韓国紙セゲイルボ 新年が明けた。平昌冬季五輪まであとわずか。苦労し3度目にして誘致した五輪だが、まだ憂慮の声が多いのも事実だ。 まず競技場の観覧席を満たせるかどうかだ。五輪組織委によれば、12月25日現在、65万50…
18年の日本経済 賃上げ、減税で勢いつくか
東京証券取引所で新年最初の取引(大発会)が行われ、日本経済が本格的に動きだした。経済的には昨年は大きな波乱もなく、緩やかな拡大を続けたが、新年はどんな展開になるのか。 当初予算として過去最大の規模の2018年度予算(…
「ちょっと待って」という言葉は頻繁に…
「ちょっと待って」という言葉は頻繁に使われる。この言葉自体には間違ったところは少しもない。が、昨年暮れに新幹線の台車に亀裂が入ったアクシデントでは、大きな問題を引き起こした。 異変を察知した側と東京の指令員との間でや…
南半球の年越しに思う
地球だより ブラジルに住んでみて面食らうことの一つに年末年始の感覚がある。日本であれば、忘年会や仕事納め、大掃除や年越しそば、紅白歌合戦に除夜の鐘、加えて年始の初詣など、一年の終わりを総括し、新たな年を心機一転して迎え…
黄金の戌年
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 希望の新年を迎えた。六十甲子(干支)の35番目に当たる戊戌の年だ。十干の戊と十二支の戌の漢字が似ている。「戊」に「一」を加えると「戌」だ。モバイルPCに届いた年賀状はどれも犬の絵が…
日韓慰安婦合意見直し、文大統領悩ます“最終判断”
韓国紙セゲイルボ 文在寅大統領が28日明らかにした日韓慰安婦合意検討タスクフォースの調査結果に対する立場は事実上、合意破棄または再協議推進を示唆するものとみられる。文大統領が交渉の手続き・内容の瑕疵(かし)を指摘し、「…