編集局 rss

晴れマークがない憂鬱な沖縄12月の天気予報図

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  2020年もあっという間に年末を迎えている。12月に入り、例年ならクリスマスと年末年始の行事や商戦で盛り上がるはずだが、コロナ禍の影響で静まり返っている。しかも、今月に入ってまとも…

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12月日銀短観 景況感改善の鈍さ浮き彫りに

 足元の景況感は製造業、非製造業とも大企業から中小まで改善したが、先行きは新型コロナウイルス感染の再拡大で不透明感が増しており、非製造業では悪化を見込む――。12月の日銀短期経済観測調査(短観)が示す企業の景況感である。…

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平和の人、ドナルド・トランプ Donald Trump, man of peace

 イスラエル寄りのロビー活動団体「米イスラエル公共問題委員会(AIPAC)」が、今週、米国のF35戦闘機、最新の武装無人機リーパー、空対空、空対地などの兵器のアラブ首長国連邦(UAE)向けの230億㌦の兵器販売の申し出を…

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東西冷戦を背景にしたスパイ小説の巨匠、英国…

 東西冷戦を背景にしたスパイ小説の巨匠、英国作家ジョン・ル・カレ氏が89歳で亡くなった。カレ氏はオックスフォード大を卒業後、英国内情報機関、保安部(MI5)に入り、のち対外機関の秘密情報部(MI6)に転属して、西ドイツな…

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過半数が「接種しない」ーフランスから

地球だより  英国で新型コロナウイルスのワクチン接種が開始され、フランス政府も医療従事者や重症化しやすい高齢者には年末、遅くとも年始には接種を始める方針を明らかにした。ところが「接種する」というフランス人は半数しかいない…

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天皇、皇后両陛下 環境国際会議に

 天皇、皇后両陛下は14日、東京都千代田区のホテルで開催された「地球環境行動会議(GEA)国際会議2020」の開会式に出席された。  天皇陛下はあいさつで、新型コロナウイルスの感染拡大を「人類にとって大きな試練」と言及。…

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英EU 貿易交渉継続で合意

年末に離脱移行期間終了  欧州連合(EU)と英国は13日、年末の英離脱移行期間終了を目前に控え、貿易交渉を継続することで合意した。  フォンデアライエン欧州委員長とジョンソン英首相は電話会談を行い、13日を最終期限とした…

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揺らぐヨハネ・パウロ2世の伝説

 ポーランド出身のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世(在位1978年10月~2005年4月)の伝説が揺れ始めている。直接の契機は、米ワシントン大司教だったマカーリック枢機卿(すうききょう)の性犯罪を隠蔽(いんぺい)していたので…

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効果見込めない不妊治療の保険適用に異議あり

 政府が不妊症カップルの支援策として、不妊治療の保険適用を決めた。これにより経済的理由で諦めていたカップルも不妊治療が可能になり、少子化対策になるというのである。ただ、不妊治療の実態を見ると、日本では妊娠・出産に至る確率…

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大麻検挙最多、恐ろしさ伝え乱用撲滅を

 法務省が公表した2020年版の犯罪白書によると、19年の大麻取締法違反の検挙数は前年比21・5%増の4570人と過去最多を更新した。  このうち20代以下の若者が半数以上を占める。若者に大麻の恐ろしさを伝え、蔓延(まん…

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令和2年の師走もあと半月で幕を閉じ、延期…

 令和2年の師走もあと半月で幕を閉じ、延期された東京五輪の新年に。重大ニュース(国内)で1年を振り返る時である。今年の世相を表す漢字に「密」が選ばれたことに異論を唱える人はいないだろう。  昨年は新元号にちなんだ「令」だ…

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水虫薬患者死亡、あまりにもずさんな安全管理

 製薬会社「小林化工」(福井県あわら市)の「爪水虫」などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入していたことが分かった。  服用後に死亡した事例が生じたほか、健康被害に関する報告が既に100件以上寄せられている。薬の安全性への信頼…

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ハンター・バイデン氏、連邦検事による税務捜査を認める Hunter Biden acknowledges taxes under federal probe

 バイデン次期米大統領(仮)の息子ハンター氏は9日、デラウェア州の連邦検事が自らの税金について捜査していることを明らかにした。  バイデン氏の政権移行チームを通じて発表された声明で、ハンター氏はデラウェアの連邦検事が自身…

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新型コロナウイルス対策で換気をするために…

 新型コロナウイルス対策で換気をするために時々窓を開けると、外の冷たい空気がすぐに入って来る。冬の冷気を実感する瞬間だ。  そろそろ今年も終わりに近づき、カウントダウンの段階だが、その実感が薄いのも、年の瀬を感じさせるイ…

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高まる米軍需品の中国依存

国内回帰への認識強まる  中国など外国企業が米国の防衛産業のサプライチェーン(供給網)に浸透していることが明らかになっている。米政府は今後、軍需品の生産を国内に戻す「リショアリング(国内回帰)」という課題に直面することに…

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日本学術会議 共産党の浸透を排除せよ

 日本学術会議に関する自民党プロジェクトチーム(PT)は、学術会議の在り方について「独立した新たな組織として再出発すべきだ」とした提言案をまとめた。  学術会議は日本共産党による長年の浸透工作の結果、左派の学者が影響力を…

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民主党議員、中国人女性工作員と接触 Security questions raised about Swalwell and China

 リベラル派のエリック・スウォルウェル下院議員(民主、カリフォルニア州)が、中国の情報機関、国家安全省(MSS)の工作員とみられる中国国籍保有者と接触していたとして非難されている。スウォルウェル氏は昨年、民主党の大統領候…

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米大統領選は、各州の選挙人が決まる8日を…

 米大統領選は、各州の選挙人が決まる8日をもってバイデン前副大統領の勝利が確定したかのように日本の主要メディアは報じたが、そんな状況にはない。  小紙特派員が伝えるように、大統領就任式を担当する米連邦議会の両院合同委員会…

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サンタにとって寂しい月ーフィンランドから

地球だより  フィンランドでは、12月は「クリスマスの月」(Joulukuu)で、サンタクロースは「クリスマスのおじいさん」(Joulupukki)と呼ばれる。  北極圏のラップランドにはサンタの村があり、サンタの故郷と…

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『浄土真宗の智慧』を出版して

一番大事な正しく見ること 浄土真宗本願寺派称讃寺住職 瑞田信弘氏に聞く  コロナ禍で大きな影響を受けているのが、葬儀や法要を収入の柱にしているお寺。日本仏教にはいろいろな宗派があるが、寺院と信徒数が最大なのは浄土真宗であ…

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ナゴルノカラバフ紛争とロシア

 アルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフ地域をめぐり1カ月半にわたって続いた軍事衝突は、アゼルバイジャンの勝利に終わった。アルメニアと軍事同盟を結ぶロシアは「中立」に徹し、アルメニアを支援することはなかった…

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北方領土軍事化、対米警戒を言い訳にするな

 ロシアが北方領土の択捉島に地対空ミサイル「S300V4」を実戦配備した。  加藤勝信官房長官が「わが国の立場と相いれず、受け入れられない」と述べたのは当然だ。北方領土は日本固有の領土であり、ロシアが軍事拠点化を進めるこ…

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幕末維新の歴史の中で最大の功労者は誰か…

 幕末維新の歴史の中で最大の功労者は誰かということを、北岡伸一著『明治維新の意味』(新潮選書/近刊)を読みながら考えた。戦後しばらくまでは西郷隆盛の名前が大きかった。その後は坂本龍馬か。司馬遼太郎著『竜馬がゆく』(196…

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