編集局 rss

男女共同参画計画 「性差」生かす社会目指せ

 5年ごとに改訂される第5次男女共同参画基本計画が昨年末、閣議決定された。一読すると、基本法に埋め込まれたフェミニズム(女性解放)思想のDNAがしっかり受け継がれていることが分かる。  「ジェンダー平等」に偏る  子育て…

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冬の穏やかな陽(ひ)に、落葉した街路樹の…

 冬の穏やかな陽(ひ)に、落葉した街路樹のハナミズキやケヤキ並木のシルエットが美しい。ハナミズキの枝は横にぐんぐんと広がり、緩やかな曲線が空に向かって伸びているため、全体の樹形も整っている。  その周期的に細やかに変化す…

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パレスチナ 7月議長選を発表

ハマスも歓迎  パレスチナ自治政府のアッバス議長は15日、評議会(議会)選を5月22日に、議長選を7月31日に実施するとした議長令を発表した。パレスチナ解放機構(PLO)の公式通信社、パレスチナ通信(WAFA)が同日、報…

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7日連続空自スクランブル 東シナ海

国境警報  防衛省の発表によると、1月8~14日、東シナ海において、領空侵犯の恐れがある航空機に対し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した。防衛省は運用上の機密保持のため、対象機の国籍には逐次言及しないとして…

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電力需給逼迫、大規模停電防止に尽力せよ

 厳しい寒さが続く中、暖房使用の増加によって電力需給が逼迫している。  電力の供給が止まれば生命や健康に関わる事態となる。各大手電力は古い火力発電所の稼働も含め、電力を安定的に供給できるよう尽力する必要がある。 最大使用…

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海外指導者が米ソーシャルメディアの言論封じ込めを憂慮 Global leaders of all stripes alarmed at social media silencing

 米国のソーシャルメディア大手がトランプ大統領をプラットフォームから排除したことに、世界の指導者たちから非難の声が上がっている。トランプ氏に対する個人的見解にかかわらず、ツイッターやフェイスブックなど米国の「ビックテク」…

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今さら初詣でもないと思うのだが、神社が…

 今さら初詣でもないと思うのだが、神社が分散参拝を呼び掛けたり密を避けるための人数制限を行ったりしていて、参拝するのをためらっていた。しかし、年始のあいさつをしないと落ち着かない。というわけで先日、少しばかり気が引けたが…

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北朝鮮党大会 強硬路線で問題は解決しない

 北朝鮮で約5年ぶりとなる朝鮮労働党大会が開かれ、金正恩氏は核武装路線の継続を強調し、米国や韓国に対する強硬姿勢を鮮明にさせた。だが、北朝鮮が周辺国を揺さぶっても国際社会による対北経済制裁を緩和させる保証があるわけではな…

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有権者になる韓国「Z世代」

真正性と公正性を重要視  この欄で韓国の世代論を幾つか取り上げたが、何かにつけ流行や世界の流れに敏感で行動が早い韓国で、今や「Z世代」が論じられている。新東亜(1月号)で『Z世代はそんなのではなく』の著者・高スンヨン氏が…

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李明博・朴槿恵「赦免」論の背景

「国民の統合」と「品格」のため 与党代表が口火、野党にも同調者  韓国の朴槿恵(パククネ)前大統領の3年9カ月にわたる裁判が終結した。「国政壟断(ろうだん)」で朴被告は懲役15年と罰金180億ウォン、他の容疑で懲役5年を…

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議事堂襲撃受け保守派排除の動き ’Progressive purge’: Conservatives decry blacklisting of non-woke speech, figures

 ツイッターからトランプ大統領が排除されたが、連邦議会議事堂襲撃をめぐって公の場からトランプ氏を排除する動きが加速すれば、政治的パージだと考える保守派の反発を招く危険性がある。  襲撃から1週間で、米大企業十数社が、大統…

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西高東低の冬型の気圧配置で太平洋側は晴れ…

 西高東低の冬型の気圧配置で太平洋側は晴れの日が続いている。絶好の凧(たこ)揚げ日和といったところである。「密」を避け新型コロナウイルス収束を願って、大空に凧を揚げるのも悪くない。  凧揚げはもともと中国から入ってきたも…

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伝統の民族精神「シス」ーフィンランドから

地球だより  サンナ・マリン首相が新年のメッセージで称賛したフィンランドの伝統的民族精神を表す「シス」は、たびたびフィンランドの文化として語られてきた。「シス」とは、極端な逆境に直面した時の並外れた決意であり、成功する可…

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ロシア 国産ワクチンへの消えない不安

 ロシアで新型コロナウイルスに対する「世界初」の国産ワクチンの接種が進められているが、その安全性に対する国民の不信と不安は根強い。18日から全国民を対象にした大規模接種を行うことが決まったが、その背景には政治的意図も見え…

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西田天香と維摩居士

悟りより人々の救済優先 一燈園・燈影学園名誉学園長 相 大二郎氏に聞く  京都・山科区に生活共同体の拠点がある一燈園を創始した思想家・西田天香は、仏弟子の中でも特に在家の維摩居士(ゆいまこじ)を尊敬していた。仏教立国を目…

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中国海警船 2日連続領海侵入

国境警報 沖縄・尖閣沖 日本漁船に接近   沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で14日、中国海警局の「海警」1隻が約9時間にわたり、日本の領海に侵入し、操業中の日本漁船に接近した。海上保安庁の巡視船が安全を確保し、領海外へ出るよう…

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香港情勢、決して許されぬ「一国一制度」

 香港では、高度な自治を保障した「一国二制度」が中国によって骨抜きにされ、自由と民主主義が踏みにじられる事態が続いている。  国際公約でもある一国二制度をないがしろにすることは決して許されない。  民主派53人の逮捕強行…

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「団塊の世代」と呼ばれる世代が存在する。…

 「団塊の世代」と呼ばれる世代が存在する。昭和で言えば、終戦直後に起きた第1次ベビーブームの22(1947)年~24年生まれ。現在は70代前半だ。  加藤典洋著『オレの東大物語』(集英社・昨年刊)によれば、この世代は「世…

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中国ワクチン不要とは言えない現実ーブラジルから

地球だより  最近、街で出会う人に「新型コロナウイルスのワクチンを受けるつもりは」と質問することが記者の日課となっている。もちろん、ブラジルは感染拡大「第2波」の只中(ただなか)であり、質問をする相手は限られる。医療崩壊…

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借金投資ブーム

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  投資と投機の違いは何か。私が行えば“投資”で、他人がすれば“投機”なのか。両方とも違う。ノーベル賞受賞者で近代経済学の父と呼ばれるポール・サミュエルソンは「まともな投資は、芝生が育…

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「3年前の春」の日は、もうこない 対北朝鮮外交の再整備を

韓国紙セゲイルボ  北朝鮮は朝鮮労働党の第8回党大会で米国に一方的に前向きな対北政策を要求しながら、非核化には言及さえしなかった。今月20日に発足するジョー・バイデン米新政権が、どんな対応をとるかで韓半島情勢はもう一度揺…

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中国海警船4隻、今年初領海侵入 沖縄・尖閣沖

国境警報  沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で13日、中国海警局の「海警」4隻が約2時間にわたり、日本の領海に侵入し航行した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は昨年12月26日以来で、今年初。  第11管区海上保安本部(那覇市)…

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米の台湾重視、中国牽制へ次期政権も堅持を

 米国のポンぺオ国務長官は、外交官や軍人らによる台湾の当局者との接触を自主規制してきた米政府の内規を見直し、このような規制を全て無効にするとの声明を発表した。  自由と法の支配、人権尊重など基本的な価値観を共有し、民主主…

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