編集局
西田天香と維摩居士
悟りより人々の救済優先 一燈園・燈影学園名誉学園長 相 大二郎氏に聞く 京都・山科区に生活共同体の拠点がある一燈園を創始した思想家・西田天香は、仏弟子の中でも特に在家の維摩居士(ゆいまこじ)を尊敬していた。仏教立国を目…
中国海警船 2日連続領海侵入
国境警報 沖縄・尖閣沖 日本漁船に接近 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で14日、中国海警局の「海警」1隻が約9時間にわたり、日本の領海に侵入し、操業中の日本漁船に接近した。海上保安庁の巡視船が安全を確保し、領海外へ出るよう…
香港情勢、決して許されぬ「一国一制度」
香港では、高度な自治を保障した「一国二制度」が中国によって骨抜きにされ、自由と民主主義が踏みにじられる事態が続いている。 国際公約でもある一国二制度をないがしろにすることは決して許されない。 民主派53人の逮捕強行…
「団塊の世代」と呼ばれる世代が存在する。…
「団塊の世代」と呼ばれる世代が存在する。昭和で言えば、終戦直後に起きた第1次ベビーブームの22(1947)年~24年生まれ。現在は70代前半だ。 加藤典洋著『オレの東大物語』(集英社・昨年刊)によれば、この世代は「世…
中国ワクチン不要とは言えない現実ーブラジルから
地球だより 最近、街で出会う人に「新型コロナウイルスのワクチンを受けるつもりは」と質問することが記者の日課となっている。もちろん、ブラジルは感染拡大「第2波」の只中(ただなか)であり、質問をする相手は限られる。医療崩壊…
借金投資ブーム
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 投資と投機の違いは何か。私が行えば“投資”で、他人がすれば“投機”なのか。両方とも違う。ノーベル賞受賞者で近代経済学の父と呼ばれるポール・サミュエルソンは「まともな投資は、芝生が育…
「3年前の春」の日は、もうこない 対北朝鮮外交の再整備を
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮は朝鮮労働党の第8回党大会で米国に一方的に前向きな対北政策を要求しながら、非核化には言及さえしなかった。今月20日に発足するジョー・バイデン米新政権が、どんな対応をとるかで韓半島情勢はもう一度揺…
中国海警船4隻、今年初領海侵入 沖縄・尖閣沖
国境警報 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で13日、中国海警局の「海警」4隻が約2時間にわたり、日本の領海に侵入し航行した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は昨年12月26日以来で、今年初。 第11管区海上保安本部(那覇市)…
米の台湾重視、中国牽制へ次期政権も堅持を
米国のポンぺオ国務長官は、外交官や軍人らによる台湾の当局者との接触を自主規制してきた米政府の内規を見直し、このような規制を全て無効にするとの声明を発表した。 自由と法の支配、人権尊重など基本的な価値観を共有し、民主主…
「小説というのは、そのもとになる出来事が…
「小説というのは、そのもとになる出来事がなければ、作れないものです」――。かつて小紙に小説「田沼意次」を連載した故村上元三さんが、連載終了後に気流子に語ってくれた。 例外がないと言いたそうでもあった。新刊の小説『19…
オランダでサンドイッチ没収
EU離脱で英国人運転手 英国の欧州連合(EU)離脱後、双方の新たな貿易協定でルールが変更される中、オランダの通関で、英国から来たトラック運転手のサンドイッチが没収され、話題になっている。オランダの国営TV、NPO1は、…
ツイッター自画像をトランプ氏に
ブラジル大統領三男 永久停止に抗議 ブラジルのボルソナロ大統領の三男で連邦下院議員であるエドゥアルド・ボルソナロ氏は11日、米ツイッター社がトランプ米大統領のツイッター・アカウントを永久停止したことに抗議するとして、自…
「安全軽視の人体実験」 中露のワクチン外交に非難の声
米国内で新型コロナウイルスのワクチン接種が進められる一方で、ロシアと中国が「ワクチン外交」を展開している。中露のワクチンは安全基準が疑問視されているが、欧米などの先進国が大手製薬のワクチンを確保する中で生まれた空白を利…
韓国慰安婦判決 係改善はもう望めないのか
またしても国際的常識を無視した判決が下された。ソウル中央地裁は韓国の元慰安婦ら12人が日本政府を相手取って起こしていた損害賠償請求訴訟で、日本政府に原告1人当たり1億ウォン(約950万円)の賠償支払いを命じる判決を言い…
消費が全国で最下位、沖縄の漬物事情
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 1月7日に日本列島を襲った寒波の影響で沖縄にも本格的な冬が訪れた。 寒い時に食べたくなる物といえば漬物だ。全国の食卓ではご飯のお供として添えられることが多いが、沖縄ではほとんど食…
バイデン氏は、癒やしの約束を守ってほしい Keep promises of healing, Mr. Biden
次に大統領になろうとしているすべての人は、大統領執務室に座る初めての日に、党派を超えて接触を図り、上手に振る舞い、米国人全員のために繁栄の道を共同で切り開いていく上で、計り知れない努力をするという約束をする。そういった…
正月休みに尾崎一雄の随筆集『沢がに』(昭和…
正月休みに尾崎一雄の随筆集『沢がに』(昭和45年皆美社刊)を読んだ。この人の文章は、まず間違いなく肩がほぐれ、しかも正月にふさわしい清々(すがすが)しい気持ちにしてくれる。懐かしい昭和の情景も浮かんでくる。 尾崎は1…
中国 ウイグル族に出産制限を強要
人口増加率が低下 在米中国大使館が投稿したツイッターから、中国西部の少数民族ウイグル族に対する人口抑制政策の一環として、ウイグル族女性が「子供を産む機械」にならないよう出産制限を課されていることが明らかになった。 ツ…
ワクチン接種遅らせる「お役所仕事」ーフランスから
地球だより フランスに半世紀以上住み、孫もいる高齢の日本人女性が最近、新型コロナウイルスワクチンを接種したがらないフランス人を嘆き、「専門家が接種すべきでないと言えば、ひねくれ者たちが案外受けるかも」と、筆者に冗談交じ…
「生物兵器への備え急務」 NATO事務総長
北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は12月29日、ドイツ通信(DPA)とのインタビューで、生物兵器の脅威を指摘し、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)は、生物兵器が武器として使…
「世界10大リスク」 日本は対処へ指導力発揮を
世界最大の政治リスクコンサルタント会社である米国のユーラシア・グループが、2021年の「世界10大リスク」を発表した。 首位にバイデン氏挙げる 世界10大リスクは、リーダーなき世界を「Gゼロ時代」と名付けて注目され…
日本の未来の教育を創る「へき地・小規模校」
北海道教育大学が教育フォーラムを札幌市内で開催 人口減少、少子化によって学校の統廃合が進んでいる。地方においては一学年一クラスといった小中学校も多く、複式学級とならざるを得ない地域もある。その一方で、「へき地教育は教育…
コロナ禍は続くが、入試シーズンは予定通り
今回の年末年始は、新型コロナウイルス感染拡大に関連したニュースで明け暮れた(暮れ明けた?)。 大みそかには新規感染者が東京で初めて1000人を超える1337人、全国でも初の4000人超えの4520人になったという“衝…