同性婚裁判の異常さ 賛成派も「非民主的」


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 米国の同性婚賛成派は6月、連邦最高裁までもつれた二つの重要な裁判で勝利を収めた。これにより、米最大の人口を誇るカリフォルニア州で同性婚が再び認められたほか、結婚を男女間の法的結合と定義した連邦法「結婚防衛法」の規定が無効になった。だが、裁判の過程と結果は、同性婚反対派だけでなく賛成派からも「非民主的」との声が上がるほど、異常な内容の連続だった。

 カリフォルニア州では2008年、同性婚を禁止する州憲法改正案「提案8号」が住民投票で過半数の賛成を得て承認された。これに対し、2組の同性カップルがサンフランシスコの連邦地裁に提訴したのが裁判の始まりだ。


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