「統一地方選挙」が示した危機
浅野 和生 2019/5/13 政治|写真|Viewpoint [会員向け]
平成国際大学教授 浅野 和生
4月7日と21日、いわゆる「統一地方選挙」の投票が行われた。都道府県、市町村などすべての首長と議会の選挙が100%同時に行われるのが真の「統一地方選挙」であるとすると、今回の選挙の実施率は27・27%で、とても「統一」地方選挙と呼べるものではなかった。それでも多少なりとも「統一地方選挙」のように見えたのは、47都道府県のうち41道府県議会で選挙が行われたからだ。
奪われる国民の参政権
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