オピニオン
衆院補選と地方選、危機感持って難題克服に臨め
夏の参院選の前哨戦となる衆院大阪12区と沖縄3区の両補欠選挙が21日投開票され、いずれも自民の公認候補が敗北した。2012年末の第2次安倍内閣発足以来、自民候補の国政補選敗北は初めて。両選挙区とも特殊な地域事情はあるが…
サンダース氏がFOXに出演
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 元支持者らにラブコール トランプは裏切ったと非難 サンダース上院議員(無所属、バーモント州)が15日夜、FOXニュースの市民集会に出演したことが民主党員の間で話題になっている。サンダー…
準備不足だった米朝首脳会談
元日朝国交正常化交渉日本政府代表 遠藤 哲也 当面「膠着状態」継続か 「緊張の再燃」のシナリオも 昨年6月8日、シンガポールで行われた第1回米朝首脳会談と、2回目となった2月27、28日のハノイでの会談は、いずれも政治…
日米2プラス2、日本はサイバー戦能力確立を
日米両国政府が外務、防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を開催し、防衛協力の一層の深化を確認した共同文書を発表した。 北東アジア情勢が緊迫しているにもかかわらず、2プラス2開催は1年8カ月ぶりだった。し…
昭和のバブルに苦しんだ平成
鈴木政経フォーラム代表 経済学博士 鈴木 淑夫 際立つ日本と西独の差異 三つの過剰処理で低成長定着 平成時代が間もなく終わろうとしている。第2次大戦後の日本経済の歩みの中で見ると、日本が先進国中最高の成長率から最低の成…
露疑惑報告書、自由陣営は選挙介入を防げ
米司法省は、2016年米大統領選へのロシア介入疑惑に関するモラー特別検察官の報告書を公表した。 報告書は、トランプ陣営とロシアによる共謀の証拠はないと結論付ける一方、ロシアによる大統領選への介入について克明に記録した…
グローバリズムと国家 国民主権を守るトランプ氏
《 記 者 の 視 点 》 日本ではほとんど知られていないが、トランプ米政権のホワイトハウスで読まれている一冊の本がある。保守系シンクタンク、ハドソン研究所のジョン・フォンテ上級研究員が2011年に出版した『ソブリンテ…
ブラックホール、国際連携での成功を喜びたい
国立天文台などが参加する日米欧などの国際共同研究プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」が、世界各地の電波望遠鏡による観測で、史上初めてブラックホールを撮影することに成功した。 史上初めて撮影に成功…
昇龍道ドラゴンルート
日本版ロマンチック街道に 昇龍道ドラゴンルート―昇龍道ドラゴンルート推進協議会理事長 多田 空仁彦氏に聞く 観光ルート「昇龍道」(ドラゴンルート)を発案したのは能登半島・和倉温泉の老舗旅館多田屋の会長・多田空仁(くに)…
北最後の切り札SLBM
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が12日、決裂したベトナム・ハノイでの米朝首脳会談について初めて公式的に言及した。要約すると「朝米首脳会談をもう一度やりたいが、米国が新たな計算法を持って出なければならない。会談再開の時限…
日米貿易交渉、双方が利益得られる協定を
日米両政府が新たな貿易協定交渉の初会合を開き、農産品、自動車を含む物品の関税撤廃・削減交渉を開始したほか、電子商取引など「デジタル貿易」についても議論を行うことで合意した。 日米双方が利益を得られる協定を結ぶべきだ。…
ゴラン高原の主権承認
獨協大学教授 佐藤 唯行 イランの脅威増大に対抗 米とイスラエルの深慮遠謀 1967年の第3次中東戦争によりイスラエルがシリアより奪取し実効支配しているゴラン高原。かの地に対するイスラエルの主権を3月末、トランプ米大統…
大聖堂炎上、復元誓う心で一つになる欧州
キリスト教文化の欧州の歴史的建造物として、またフランス国民の心のよりどころでもあったパリ中心部のノートルダム大聖堂が炎上し、数百年もの長い間にわたり人々が見上げてきた高い尖塔(せんとう)も、悲しみに暮れて聖歌を口ずさむ…
SNSにのって、いま少女たちの運動が広がる
少女たちが頑張っている。 先月15日、125カ国で100万人という大学生、高校生らが「学校スト&街頭デモ」に参加した。気候変動対策促進を訴える「未来のための金曜日」運動。「今行動するか、将来(広がった海で)泳ぐか」と…
米の内向き化で日本が重要に
世日クラブ 笹川平和財団上席研究員 渡部恒雄氏が講演 世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良〈ゆずる〉・近藤プランニングス代表取締役)の定期講演会が16日、都内で開かれ、笹川平和財団上席研究員の渡部恒雄氏が「…
北最高人民会議、一向に見えない非核化意志
北朝鮮の国会に相当する最高人民会議の第14期第1回会議が首都平壌で2日間にわたり行われた。金正恩朝鮮労働党委員長の施政方針演説や人事発表などがあったが、最後まで非核化の意志は確認できなかった。仮にこのまま3回目の米朝首…
「成り手不足」深刻な地方議員
政治ジャーナリスト 細川 珠生 問われる政治家の在り方 次世代の育成妨げる高齢多選 今月7日に、統一地方選挙の前半戦となる、11道府県知事選、6政令市長選、41道府県議会議員選、17政令市議会議員選の投開票が行われた。…
トランプ氏別荘を標的 中国がスパイ活動か
侵入の中国人女を訴追 米南部フロリダ州にあるトランプ大統領の別荘で、会員制リゾート施設のマールアラーゴに侵入し逮捕された中国人の女が、不法侵入と捜査官にうその証言をした容疑で訴追された。中国情報機関のスパイとみられ、中…
WTO逆転敗訴、引き続き禁輸解除を訴えよ
2011年3月の東京電力福島第1原発事故後、韓国が福島など8県産の水産物輸入を禁止している問題で、世界貿易機関(WTO)の最終審に当たる上級委員会は、禁輸を「不当」とみなした紛争処理小委員会(パネル、一審に相当)の判断…
エリートを驚愕させた「キッス」
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 国民の間で熱狂的な支持 公演で退役軍人らを支援 告白したいことがある。私はロックバンド、キッスのファンクラブ「キッス・アーミー」の会員だ。 1976年に初めてキッスのアルバムを買った…
米中角逐の収拾と拡大
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 貿易では姿勢軟化の中国 欧州を懐柔し米との離間謀る 昨年から緊張を高めてきた米中貿易摩擦は、経済面のマイナス効果が米中両国のみならず世界経済にまで悪影響が及び、懸念が増している。習近平中国…
米、韓国の財閥国有化も懸念?
韓国に「病気を与えて薬を与える」(わざと害を及ぼして後で助ける)という諺(ことわざ)がある。金正恩朝鮮労働党委員長の“首席報道官”と言われる韓国の文在寅大統領は、11日のトランプ米大統領との首脳会談を終え、米国から何の…
米韓首脳会談、文氏は北擁護を説得する気か
韓国の文在寅大統領はいったいどこまで北朝鮮を擁護するつもりなのだろうか。ワシントンでトランプ米大統領と首脳会談を行い、2月にベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談で北朝鮮にその意思がないことが確認されたばかりの…