Date archive for 2021
英国のTPP申請、各紙とも中国警戒で基準ルールの緩和厳禁を主張
◆英国参加を各紙歓迎 「英国が加われば、TPPの経済圏は環太平洋地域を超えた広がりを持つ。/コロナ禍で世界の貿易が打撃を受けているだけに、英国の合流で自由貿易の推進を目指す意義は大きい」(産経・2日付主張) 「認めら…
NHKBS1で「消えた祖父の謎を追う」…
NHKBS1で「消えた祖父の謎を追う」という番組を見た。米国で太平洋戦争中に「敵性外国人」とされ、アーカンソー州の強制収容所に入れられた日系人の足跡をたどるドキュメンタリーだ。 孫で写真家のレジーナ・ブーンさんが、日…
インド氷河崩壊、現実となった突発洪水の教訓
インド北部ウッタラカンド州のガンジス川上流部の支流で発生した洪水をもたらした氷河崩壊は、水源のあるヒマラヤ山脈周辺の氷河に対する地球温暖化の影響によるものとの見方が有力だ。 気候変動がもたらす自然災害は年々深刻の度を…
浦添市長選、松本哲治氏が圧勝で3選を果たす
米軍那覇軍港(沖縄県那覇市)の浦添市への移設の是非が最大の争点となった浦添市長選が7日投開票され、現職の松本哲治氏(53)=無所属、自民、公明推薦=が、前市議で新人の伊礼悠記氏(38)=無所属=を破り3選を果たした。軍…
コロナ禍のプロ野球キャンプ、無観客で開催
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、プロ野球のセパ12球団は春季キャンプを無観客で開催している。 例年、2月は県内外から多くのファンがキャンプ地を訪れ、球場周辺やホテルは大賑(に…
再度の弾劾はやり過ぎ Another impeachment overreach: Democrats mutilate the Constitution to ban Trump
上院は火曜日に、下院での1月13日の弾劾に続いて、トランプ氏を未曽有の2回目の弾劾裁判を受けさせるために集まる。「内乱扇動」と言うのは、元大統領に、将来、公職に就く資格を失わせることを期待して、今回、民主党が命名した容…
新幹線の車両技術などで知られる川崎重工業が…
新幹線の車両技術などで知られる川崎重工業が、医療ロボット事業に力を入れている。昨年、国産初の手術用ロボットを発売し、新型コロナウイルスの無人PCR検査サービスの提供も目指すという。 どんな職場でもスタッフたちに頭脳、…
闇パーティー収まる気配なしーフランスから
地球だより コロナ感染状況に改善が見られない。フランス政府は今年に入り2月上旬までの1日の新規感染者数が2万人前後で推移し、悪化はしていないものの改善もしていないとの認識を示している。 そんな中、夜間外出禁止措置が導…
継承される「インド太平洋」構想
平成国際大学教授 浅野 和生 覚悟求められる菅内閣 地域安保の柱たるべき日本 バイデン米大統領は、1月28日の菅首相との初の電話会談で、「自由で開かれたインド太平洋」構想の維持を表明した。昨年11月にバイデン氏は「安全…
コロナとペスト 不気味な類似
14世紀、欧州全土を席巻したペストは、「欧州人の約3分の1が亡くなった」と言われるほど大きな犠牲をもたらした。スイスのフリブール大学の歴史学教授、フォルカー・ラインハルト氏(66)によると、ペストは中国から運ばれ、欧州…
米露条約延長、中国抜きの核軍縮は危うい
米国とロシアは、新戦略兵器削減条約(新START)を5年間延長した。 ただ、新STARTには核戦力を増強し続けている中国が参加していない。米国の核抑止力が低下すれば、米国の「核の傘」に頼る日本は危険にさらされることに…
コロナ禍を人工知能と共に生きる若宮正子さん
1935年(昭和10年)生まれの85歳。若宮正子さんは“世界最高齢”の現役プログラマーだ。スマートフォンのゲームアプリ開発以外にも、服のデザインから地域活性化まで全国的に活躍しており、その姿は高齢者を励まし続けている。…
北方四島返還の道筋見えず、より明快な広報を
7日は41回目の「北方領土の日」だった。菅義偉首相は北方領土交渉を「着実に進める」と述べたが、安倍晋三前首相がロシアのプーチン大統領相手に進めた精力的な外交にもかかわらず、4島返還の道筋は見えない。 1日に報じられた…
立憲民主と共産の野合による「民共路線」の再現を狙う懲りない朝日
◆外交・安保に触れず それにしてもこの存在感の薄さはどうだろう。最大野党の立憲民主党が1月下旬、定期党大会を開いた。昨年9月の「結党」後、初となるものだが、関心を抱いた国民はどれほどいたか。テレビニュースや新聞記事での…
待ち遠しい蕗(ふき)の薹(とう)はなかった…
待ち遠しい蕗(ふき)の薹(とう)はなかったが、スーパーの惣菜コーナーに並びだした竹の子の料理や炊き込みご飯、菜の花のごま和(あ)えに加えて、タラの芽の天ぷらなど春の味覚がうれしい。今が旬の野菜は少し苦みがあり、それが冬…
真っ二つに割れる米共和党
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき トランプ氏の言動評価に差 熱狂的支持者に権威への不信感 アメリカの分断は先の大統領選挙でも明らかであったが、その分断は共和党と民主党の間だけではない。アメリカ全…
北方領土大会 首相、交渉「着実に進める」
アピール文で“不法占拠”復活 菅義偉首相は7日、東京都内で開かれた北方領土返還要求全国大会にビデオメッセージを寄せた。ロシアとの北方領土交渉について「私の内閣でも2018年のシンガポールでの(日露)首脳のやりとりはしっ…
米大統領外交演説 国際的な対中包囲網の構築を
バイデン米大統領は国務省で行った外交政策演説で、中国を「最も深刻な競争相手」と断じ、「米国の繁栄や安全、民主的価値観に中国がもたらす挑戦に立ち向かう」と訴えた。 トランプ前政権が推し進めた対中強硬路線をバイデン政権が…
読者に「情報提供」という名目で“タレこみ”を求める文春の危うさ
◆告げ口や告発を奨励 週刊文春WEBに「文春リークス」というページがある。「あなたの目の前で起きた事件を募集!」とあり、読者に情報提供を促すものだ。「例えば、ブラック企業の内情から、有名人に関する疑惑、事件や事故、自然…
明治・大正期の大実業家、渋沢栄一翁は、…
明治・大正期の大実業家、渋沢栄一翁は、慈善家としても知られる。東京・狛江市の南部を流れる多摩川の土手近くに高さ約3㍍の万葉歌碑が立っている。それも渋沢らの尽力によるものだ。 万葉仮名の「多麻河泊爾左良須/弖豆久利佐良…
エドワード7世と「ユダヤの宮廷」
獨協大学教授 佐藤 唯行 新興大富豪が王の側近に 英社交界最上層への仲間入り 英王室とユダヤ大富豪との蜜月関係はエドワード7世時代(1901~10)にピークを迎えた。王は彼らを側近として重用(ちょうよう)したため、世人…
北方領土 4島返還へ世論結集を
軍備増強・開発進めるロシア 北方領土問題への理解と関心を深めるため制定された「北方領土の日」は、今年で41回目を迎える。2月7日は、日本とロシアの国境が択捉島とウルップ島の間にあることを定めた日露通好条約が調印された日…
きょう41回目の「北方領土の日」 国内の啓発で足元固め
北海道総務部北方領土対策本部北方領土対策局長 篠原信之氏に聞く 太平洋戦争後、旧ソ連(現在のロシア)によって不法に占拠された北方領土。択捉島、国後島、色丹島および歯舞群島の四島返還を求めた取り組みは終戦直後から始まり、…