Date archive for 2020

施政方針演説 新時代の改憲案を論じよ

 通常国会が開幕し、安倍晋三首相が施政方針演説を行った。  この中で、憲法改正について「未来に向かってどのような国を目指すのか。その案を示すのは私たち国会議員の責任ではないか」と訴え、具体的な改憲案を提示するよう与野党に…

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イラン情勢に向き合う原則

東洋学園大学教授 櫻田 淳 自由主義VS権威主義の構図 問われる日本の今後の対応  カーセム・ソレイマニ(イラン革命防衛隊所属コッズ部隊司令官)が米軍部隊の攻撃によって殺害された一件は、中東情勢の一層の緊迫を懸念する声を…

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レバノンの首都ベイルートでデモ隊と警官隊が衝突し400人負傷

レバノン新政権の発足難航  反政府デモが続くレバノンの首都ベイルートで18日、デモ隊と警官隊が衝突し、仏メディアによると約400人が負傷した。デモ隊は、投石したり、金属製の防護棚を使用したりして警官隊を襲撃、それに対し警…

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100種の洋ラン咲き誇る、秋田県立農業科学館で洋ラン展

 気温20度前後、湿度約50%の熱帯温室に入ると、約100種類、150鉢を超す洋ランと、約50種類のツバキが迎えてくれる。特別展「洋ランフェスタ~春を迎える~」が秋田県立農業科学館(大仙市)で開かれている。  華やかなカ…

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米国は中国の技術窃盗へ取り締まり強化

NEWSクローズ・アップ  米国は、米医療研究機関から先端技術を盗む中国の活動への取り締まりを強化している。モフィット国立がんセンター(フロリダ州)は先月、所長ら4人の辞任を発表した。4人は中国共産党が海外で活躍する研究…

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トランプ政権3年、評価できる一連の対中政策

 トランプ米大統領はきょう、就任から3年を迎えた。11月3日の大統領選に向け、与党共和党、野党民主党の激しいつばぜり合い、舌戦が既に演じられている。 支持層の心をつかむ  直近の調査では、トランプ氏の支持率44%に対し、…

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日産と検察による陰謀論でゴーン被告の逃走を弁護するテレ朝・玉川徹氏

◆国益軽視のコメント  民放の情報ワイドショーが日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)のレバノンへの密出国事件を連日取り上げている。外国政府を巻き込んだスパイ映画さながらの逃亡劇は、視聴者の好奇心を刺激するには打…

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山口県の住民3人が、四国電力伊方原発3号機…

 山口県の住民3人が、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求めた仮処分の即時抗告審で、広島高裁は「敷地近くに活断層がある可能性が否定できない」などとして、運転を差し止める決定を出した。  原発は東京電力…

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米国との関係深めるポーランド

日本大学名誉教授 小林 宏晨 安保上の代え難い支えに 米軍基地拡大へ努力惜しまず  1989年以降、ポーランドとアメリカの間には急速に特別の関係が展開された。その中核的内容は、安全保障および防衛保障的協力とアメリカの安全…

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ブラジルが新南極基地を開庁

副大統領ら式典出席  ブラジル海軍は15日、南極サウス・シェトランド諸島のキングジョージ島で新南極基地の開庁記念式典を行った。式典には、モウロン副大統領やポンテス科学技術相などが参加した。  ブラジルが同島に所有していた…

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「アイデアを無断使用」と「寅さん」の監督を告発、独占取材のポスト

◆文春砲でも人気低落  週刊文春のスクープは“文春砲”と呼ばれもてはやされているが、必ずしも部数増や週刊誌の人気回復につながっていないようだ。月刊「THEMIS」1月号で文藝春秋関係者は「19年10月、『週刊文春』は菅原…

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安保改定60 自由アジア守護へ増す重要性

 日米安全保障条約の改定から、きょうで60年を迎えた。急激な軍事力の増強を背景に覇権主義的な動きを強める中国、核・ミサイル開発を進める北朝鮮など、わが国を取り巻く安全保障環境が、かつてない厳しいものとなる中、同条約はわが…

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大学入試センター試験が2日間の日程で全国…

 大学入試センター試験が2日間の日程で全国689の会場で始まった。現行方式では最後となる試験だが、東京では雪のちらつく天候だった。この冬は東京圏で雪の風景はあまり見ていないので、印象的な光景だった。  大雪になると、電車…

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敵に大統領の意志を試させ、政治的に裏目に出るリスクの高い「レッドライン」の脅迫 Red line warning: Threats dare adversaries to test will of presidents, risk backfiring politically

 それは究極的な抑止力として機能しなければならない。もしそれを踏み越えたら激しい報復を招くという明確な目印でなければならない。  だが、この10年間、米外交における「レッドライン(越えてはならない一線)」は、悪い勢力を思…

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仏大統領選で右派ルペン氏が立候補表明

マクロン氏と再度対決か  フランスの右派政党・国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン党首が16日、2022年に予定される次期大統領選に出馬する意向を表明した。ルペン党首は報道関係者との新年互礼会で、21年の党大会で承認される…

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秋篠宮殿下御夫妻高校生と懇談

 秋篠宮殿下御夫妻は17日、阪神大震災の追悼式典に先立ち、神戸市中央区の兵庫県公館で、防災について学ぶ高校生ら5人と懇談された。  兵庫県立尼崎小田高校3年の網彩稀さん(18)と奥村しえりさん(17)が、自分たちで減災フ…

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「赤旗」共産党大会 「野党政権」掲げ中国批判

「多数者革命」日本で目指す  共産党の第28回党大会(14~18日)が開催中であり、同党機関紙「しんぶん赤旗」が報じている。15日付1面は、「世界の本流に立って日本社会の『豊かで壮大』な未来開こう」という標語的な大見出し…

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「自由民主」新春号 運動力問われる憲法改正

「自由民主」新春号 運動力問われる憲法改正

選挙通じて国民の理解を  自民党の機関紙「自由民主」1月7・14日合併号は令和2年新春特集で、総裁の安倍晋三首相はじめ党役員の新年あいさつ、経済対策や東京五輪に関するインタビューの次に憲法改正について見開き2ページで取り…

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「押し付けられた」憲法 通常国会を改正への転機に

《 記 者 の 視 点 》  令和2年を迎え、来週から通常国会が開幕する。予算案や法案の審議、野党による汚職事件の追及などと共に注目されるのが、安倍晋三首相の解散戦略と、衆参両院憲法審査会での論議の進み具合だ。来年9月に…

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米中貿易協議 米国は構造改革を促し続けよ

 トランプ米大統領と中国の劉鶴副首相は米ホワイトハウスで貿易協議での「第1段階」の合意文書に正式署名した。  世界1位と2位の経済大国間の貿易戦争は制裁と報復のエスカレーションの状態からしばしの小休止に転じた。だが、中国…

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イラン元国王の息子、デモ隊は体制崩壊を「感じている」 Former shah’s son says Iranian protesters ‘can smell’ regime’s downfall

 亡命中の元イラン国王の息子が、イラン政府を揺さぶっている抗議デモは、聖職者支配体制を転覆させる可能性があると主張、デモへの支援を求め、政府が「普通の」政府のように振る舞うなどと思わないよう欧米の大国に呼び掛けた。  5…

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通勤に使っている小田急線のターミナル駅の…

 通勤に使っている小田急線のターミナル駅のトイレに入ろうとしたところ、入り口に紅い寒椿の花が活(い)けてあった。もうそんな季節かと、一瞬こころが和んだ。なかなか心憎いセンスだ。  このトイレ、2年ほど前に美しく改装され、…

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「日本書紀」編纂1300年の宮崎

山と海 和解・共存の国造り 青島神社宮司 長友 安隆氏に聞く  晴天に恵まれた宮崎市の正月、「鬼の洗濯板」で知られる青島神社は大勢の初詣客でにぎわった。天孫降臨から神武東征の神話がある宮崎県には、各地に古い伝承が息づいて…

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