Date archive for 2020

かんぽ不正販売 全容解明と被害者救済を急げ

 かんぽ生命保険の不正販売問題で、不利益を受けた疑いのある顧客が新たに約6万人判明した。契約数は約22万件に上る。  問題の根深さに唖然とさせられる。日本郵政グループは全容解明と被害者救済を急がなければならない。 高齢者…

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希望を託せる中東取引 A Middle East deal worthy of hope

 世の中は、取引に次ぐ取引で成り立っている。トランプ大統領の言葉によれば「かつてない、最高にやり難いような交渉」に挑戦しなければ、その人は最強の交渉人と主張できないことになる。それで、彼は挑戦しているのだ――つまり、イス…

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「はじめまして わたしがママよ」と、優しく…

 「はじめまして わたしがママよ」と、優しく呼び掛ける大ヒット曲「こんにちは赤ちゃん」で知られる歌手の梓みちよさんが76歳で亡くなった。  茶の間のテレビを囲み、一家団欒(だんらん)を楽しむ時代だった。毎週土曜日の午後1…

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新型肺炎でアジア人差別

地球だより  中国・武漢から始まった新型コロナウイルスは、フランスでも感染者が確認され、今まで絶対見掛けなかったマスク姿のフランス人も見られるようになった。中国人を警戒する動きが高まり、あからさまな嫌悪を示す現象も起きて…

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無人機利用の問題点浮き彫り オーストリア

 オーストリア連邦会計監査院(RH)は24日、無人機に関する二つのリポートを発表した。アルプスの小国オーストリアでの無人機の使用状況は規模的には小さいが、無人機利用で関わってくる問題点が浮き彫りにされている。オーストリア…

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中国の新型肺炎事件に思う

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 中央集権が初動遅らす 共産党独裁の問題点が露呈  中国の武漢市で発症した新型コロナウイルスによる肺炎は、中国内では全省・自治区に蔓延(まんえん)し、わが国など近隣国・地域の外に米欧も含め20…

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両陛下 国際シンポジウムを聴講

水問題で即位後初  天皇、皇后両陛下は3日午後、政策研究大学院大(東京都港区)で開催された「水と文化」国際シンポジウムを聴講された。天皇陛下は水問題研究をライフワークとされており、関係する行事への出席は即位後初めて。  …

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「正論直筆」で責任を果たす、セゲイルボ鄭熙澤社長が決意

 世界日報姉妹紙の韓国紙セゲイルボは3日、ソウル市内のホテルで創刊31周年記念式を行い、現職の国会議員や政財界、メディア関係者など約500人が出席した。  韓国最大野党「自由韓国党」の黄教安代表は「過去30年余り、激動の…

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自衛隊中東派遣、政府は過剰な命令を避けよ

 海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が、中東の海上交通路を航行する日本関係船舶の安全を守るために横須賀基地(神奈川県)を出港した。  既に海賊に対応するためアフリカのソマリア沖に派遣している哨戒機2機と共に、同海域でのテロに…

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エネルギーが伝わってくる作品1200点が揃う

エネルギーが伝わってくる作品1200点が揃う

秋田市文化会館で「第60回秋田県児童生徒美術展」開催  秋田県内の幼・保・小・中学校の授業などで作成された入賞作品約1200点を集めた第60回秋田県児童生徒美術展がこのほど、秋田市文化会館で開かれた。平面、立体、具象、抽…

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「引きこもり」全国ワースト1位の沖縄でシンポ

「引きこもり」全国ワースト1位の沖縄でシンポ

訪問支援員の人材育成が急務、寄り添う姿勢が安心感生む  学校にも仕事にも行かず自分の部屋に閉じこもる「引きこもり」が日本全国で100万人を超えるとみられ社会問題になっている。沖縄県の推計では少なくとも15~39歳の引きこ…

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スマホに距離を置く秘訣は?

 最近、「デジタル・デトックス」という言葉をよく耳にする。「デトックス」とは、薬物やアルコール依存症の人の体にたまった毒素を排出することを意味するdetoxification(解毒)の短縮形だ。  パソコンやスマホなどの…

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緊急事態への備えがなく国民を守れない現行憲法を守ろうとする朝毎

◆甘過ぎる日本の対応  新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている。2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)も新型コロナウイルスだった。はて、ウイルスとは? なぜ神はこんなやっかいなものを創り給うたのか、いぶかる御仁…

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<うれしさは春のひかりを手に掬(すく)ひ>…

 <うれしさは春のひかりを手に掬(すく)ひ> 野見山朱鳥。やや暖冬と言われた昨年は、年間を通しても気温が高かった。平均気温が平年(2010年までの30年平均)を0・92度も上回り、統計開始の1898年以来で最高だった(気…

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日米安保条約改定60年に思う

元統幕議長 杉山 蕃 東アジア安定へ再定義を 中朝による脅威に適切に対処  日米安保条約改定の調印から60年を経た。激しい国内騒動を経て成立した「日米安保」であるが、その道のりは大きな起伏を経る。当時学生であった筆者は、…

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「道徳的報道」で信頼回復を-世界平和言論人会議

世界日報・WT・セゲイルボ共催  世界日報と姉妹紙の韓国紙セゲイルボ、米紙ワシントン・タイムズとの3社共催でソウルで開かれた「世界平和言論人会議」では、現代のメディアが直面する課題について活発な意見が交わされた。中でも、…

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「国際平和言論人協会」が発足

ソウルで創設会議 本紙など3社共催 問題解決へ「報道の力」結集  自由と民主主義の存立基盤としてメディアが21世紀に果たすべき役割について討議する「世界平和言論人会議」が2日、ソウル市内のホテルで開催され、約80カ国から…

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アフリカでの中露台頭に懸念

米軍縮小方針で見直しも  米国防総省のアフリカ駐留米軍の縮小方針をめぐって議会から、「イスラム国」(IS)など過激派組織の復活につながるだけでなく、安全保障上の空白が生まれ、中国、ロシアの台頭を許すことになると懸念の声が…

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トランプ氏無罪へ、国民に疑念を抱かせるな

 トランプ米大統領の罷免を争う議会上院の弾劾裁判は、野党民主党が求めていたボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)らの証人尋問について採決し、賛成49、反対51の反対多数で否決した。  弾劾裁判は実質審理を終え、2月5…

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保守系の産経でも「異性婚」の言葉を使う記者の危うい結婚観

◆同性婚支持に転換?  神奈川県横浜市が昨年12月から、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認定する「パートナーシップ宣誓制度」をスタートさせた。これに関して、川崎市内に住む筆者は産経新聞1月28日付神奈川版トップ記事…

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新聞などでは小さな扱いだったが、環境省は…

 新聞などでは小さな扱いだったが、環境省は3月上旬、今通常国会に大気汚染防止法改正案を提出する予定だという。石綿(アスベスト)の飛散防止強化が狙いだ。  いわゆるアスベスト問題は1975年ごろ、国際機関がその有害性を明ら…

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米民主党指名争い、サンダース氏が最新世論調査でバイデン氏を抜きトップに Sanders pushes past Biden, teeters at top of latest polls

 「バーニー浮上」とか「社会主義者が急上昇」などと呼んでもいいが、民主党の大統領候補指名争いでバーナード・サンダース上院議員があっという間に最有力候補の地位を奪いつつあることは、もはや否定できない状況だ。  ニューハンプ…

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氷河期世代の就職・就労支援に焦点当て問題点を指摘した東洋経済

◆引きこもりが問題化  人口減少が進むわが国において、近年ほど労働環境の変化が著しい時代はないといって過言ではない。過労死ラインを超える時間外労働がたびたび問題化される中で、以前のような残業を強いる雇用形態は消失しつつあ…

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