Date archive for 2020
明智光秀をどう評価するか
哲学者 小林 道憲 常に書き変えられる歴史 時代を反映し評価も二転三転 「時今也(ときはいま)桔梗(ききょうの)旗揚(はたあげ)」という歌舞伎演目は、江戸時代も爛熟(らんじゅく)期・文化文政期の歌舞伎作家、四世・鶴屋南…
最近、とみに読書量が衰えていることを実感…
最近、とみに読書量が衰えていることを実感する。原因の一つに、年齢を重ねるとともに活字を読み続けることへの集中力が欠けてきてしまったことがある。若い時のように本を一気に読み通すことができなくなった。 このため、1冊の本…
米大統領選、あす開幕
民主 アイオワ州で党員集会 11月の米大統領選に向け、トランプ大統領の対抗馬を選ぶ民主党の指名候補争いが3日、中西部アイオワ州の党員集会で幕を開ける。その後の選挙戦の流れをつくる初戦の行方に、全米の注目が集まっている。…
新中東和平案 共存へ実現可能な処方箋示せ
暗礁に乗り上げたままのイスラエルとパレスチナの関係に一石を投じることになるか。 トランプ米政権の新中東和平案が公表された。昨年6月の経済部門に続く第2弾で、安全保障、入植地、境界線など政治面に重点を置いた内容だ。 …
新型肺炎 国際協力で封じ込めに全力を
世界保健機関(WHO)は、中国湖北省武漢市を中心に広がっている新型コロナウイルス感染による肺炎について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たると宣言した。国際社会は協力して封じ込めに全力を挙げる必要がある。 …
アフリカ駐留米軍縮小に専門家ら警鐘 U.S. warned against pullback in Africa
国防総省のアフリカ駐留軍削減計画が強い反対に遭っている。欧米各国のアフリカ専門家、軍情報筋らは、削減によって、アフリカ大陸を切り刻むことを目指すテロ組織の復活を促進することになると警鐘を鳴らす。 エスパー国防長官は今…
新型コロナウイルスによる肺炎が、きょう…
新型コロナウイルスによる肺炎が、きょうから「指定感染症」となる。これによって入国拒否や強制入院が可能となる。世界保健機関(WHO)の緊急事態宣言を受けて施行日を当初より6日繰り上げた。 しかし政府は、もっと早く施行し…
尖閣は本当に守れるのか
中国に隙見せるな 海上保安大学校名誉教授 日當 博喜氏に聞く 中国が近年、尖閣周辺への公船派遣を急増させている。接続水域で確認された中国公船は昨年1年間で延べ1097隻で過去最高を記録。領海侵入も延べ126隻で、一昨年…
交通トラブルで警官と兵士が銃撃戦
地球だより 日本で社会問題となっている、あおり運転などの交通トラブル。ここフィリピンでも都市部は慢性的な渋滞でストレスは募るばかりで、ついカッとなった運転手同士が暴力沙汰になることも多い。 日本との違いはこのようなト…
新型肺炎でWHO緊急委から台湾排除
世界の防疫ネットワークに穴 肺炎で死をもたらす新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受け中国は23日、武漢市や近隣2都市の移動制限を発令した。800人以上の死者を出した17年前の重症急性呼吸器症候群(SARS)大流行以来…
ブラジルの文化局長官に有名女優
ブラジルの親米保守ボルソナロ大統領は29日、有名女優のレジーナ・ドゥアルテ氏(72)を文化局長官に指名、同氏が受諾した。 アルビン前長官は16日、ナチス・ドイツの宣伝相だったゲッペルスの言葉と酷似したメッセージ付きビ…
英がきょうEU離脱、欧州議会で別れの大合唱
欧州連合(EU)の欧州議会は29日、ブリュッセルでの本会議で英国のEU離脱協定案を承認した。31日に英国は正式離脱する。 投票後、議員らが立ち上がり議場で別れの歌を合唱し、議員の中には胸を詰まらせ涙を流す光景も見られ…
英のEU離脱 欧州統合は大きな転機に
英国はきょう欧州連合(EU)を離脱する。2016年の国民投票から3年半にわたって迷走した英国の離脱問題も「合意なき離脱」という最悪事態は一応免れた。初の加盟国離脱で欧州統合の大きな流れは転機を迎えることになる。 険しい…
永田雅一(まさいち)という名前は、年齢の…
永田雅一(まさいち)という名前は、年齢の高い人であれば知っていよう。永田は映画会社大映の社長であり、政界フィクサーでもあった。「永田ラッパ(ホラ吹き)」という愛称でも知られていた。 笹山敬輔著『興行師列伝』(新潮新書…
新年会でハプニング
地球だより 先日、イスラエル人の知り合いから新年会のお誘いがあった。彼女はアジア系語学学校を経営する会社の社長だ。 テルアビブにあるレストランに約束の時間前に着いた。中に入ろうと店の人に話し掛けたところ、「改装中だか…
中東緊張で国際社会に混迷も、「革命の輸出」目指すイラン
米軍によるイラン革命防衛隊の海外工作部門「コッズ部隊」ソレイマニ司令官殺害事件は、第3次世界大戦勃発を想起させるなど大きな衝撃を与えたが、両国による「自制」で当面の危機を脱した。しかし、周辺諸国への影響力を拡大するイス…
伝染病の経済学
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 天然痘、コレラ…。恐怖を呼ぶ言葉だ。過去は特にそうだった。元気だった人が死んでいく原因が分からない伝染病の恐怖は想像を超越していた。 世宗(朝鮮第4代王)17年、西暦1435年。…
龍山米軍基地は都市公園に活用を
韓国紙セゲイルボ “市民の生命の森”造成望む ソウルは人口1000万人が密集して暮らす巨大都市。人口密度はニューヨークの8倍、東京の3倍にもなる。その世界10位圏の経済規模の中心地ソウルに、それにふさわしい公園が一つも…
日本の大学入試の問題点
沖縄大学教授 宮城 能彦 「運」が左右する一発勝負 複数回の資格検定試験実施を 今回が最後だと言われる大学入試センター試験が終わった。 しかし、来年度から新しく始まる大学入学共通テストに関して、かなりの混乱が生じてい…
「入植地はイスラエル領」 米大統領が中東和平案を公表
トランプ米大統領は28日、ホワイトハウスでイスラエルとパレスチナの中東和平案を発表した。条件付きでパレスチナ国家の樹立を認める一方、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地についてイスラエルの主権を容認する内容。エルサレムをイス…
ハーバード大教授を起訴、中国「千人計画」めぐり米司法省
資金提供受け虚偽説明 米司法省は28日、中国共産党が外国の優秀な人材を囲い込む「千人計画」への参加をめぐり米政府に虚偽の説明をしたとして、米ハーバード大化学・化学生物学部の学部長、チャールズ・リーバー教授を起訴したと発…
新型肺炎、濃淡はあるが中国の情報開示には問題ありと批判する各紙
◆懸念される感染拡大 「現在のところ、新型肺炎で死亡する割合は、重症急性呼吸器症候群(SARS)やMERSほど高くない。正確な情報を基に、冷静な対応を心がけたい」(読売・28日付社説)。 中国本土で28日までに感染者…
新型肺炎感染 予防と対策徹底し流行阻止を
中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染者数が世界で6000人を超えた。中国では2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)を超える猛威となっており、政府はチャーター機を派遣して武漢市から邦人の帰国…