Date archive for 2019

恒例の「国語に関する世論調査」(文化庁)…

 恒例の「国語に関する世論調査」(文化庁)で、今年は「言わずもがな」が取り上げられていた。とうに忘れた表現だったので、不意を突かれた。「結果は『言わずもがな』」というふうに使われるが、聞いたこともない人が25・6%、聞い…

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タイマーのない扇風機

地球だより  ブラジルは夏真っ盛り。今年は全国各地で猛暑となっており、クーラーや扇風機が飛ぶように売れている。家電量販店に行くと、セール品のクーラーや扇風機が売り切れになっていることが多く、まさに夏商戦という感じだ。  …

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“韓国語熱風”

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  上善若水。老子の『道徳経』8章の冒頭に出てくる言葉だ。「最高の善は水のようだ」という意味だ。いつでも低いところに臨み、争わずに万物を包み込む水は謙譲と包容の象徴だ。水だけが低いとこ…

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「認知症時代」とどう向き合うか

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 三大生活習慣を見直そう 「生きがい」持ち脳を活性化  超高齢化社会を歩み続けるわが国は、2019年に65歳以上は3588万で、総人口に占める割合は28・4%である。また、内閣府の推…

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“醜いコリアン”の日本製品不買運動

韓国紙セゲイルボ 成熟した市民意識持つべき  「ピピーッ」。日本製品に対する不買運動の雰囲気が最高潮に達していた先月初め、取材で日本の北海道を訪れた記者は入国審査で笛の音を聞かなければならなかった。韓国人観光客数人が立入…

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米企業への中国の圧力に対抗を、NBA問題で専門家

 米プロバスケットボール協会(NBA)の人気チームの幹部が先月初め、ツイッターで香港の反政府デモを支持した後、NBAが釈明に追い込まれた問題で、その対応に米議員らから批判が相次いだ。一方、中国の圧力に一企業だけで対抗する…

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イエメンで政権と南部独立派が共闘

サウジ仲介 フーシ派掃討で合意  内戦が続くイエメンで、同国のハディ暫定政権と同国南部の分離独立派「南部暫定評議会」(STC)は5日、サウジアラビアが仲介し反政府武装組織フーシ派掃討での共闘などをうたった権力分担協定に調…

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両陛下が大嘗祭リハーサル

 天皇、皇后両陛下は6日午後、皇居・東御苑に建設された「大嘗宮」で、今月14~15日に行われる「大嘗祭」のリハーサルに臨まれた。  両陛下は午後1時45分ごろ、半蔵門から皇居内に入り、集まった人々に笑顔で手を振って応えら…

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共産党綱領改定案 中国の問題は共産主義の所産

 日本共産党が党大会で採決する党綱領一部改定案をまとめ、中国をベトナム、キューバとともに「社会主義をめざす新しい探求が開始」されていると規定した一文を削除し、中国の最近の覇権主義的動向を非難する姿勢を打ち出した。立憲民主…

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ラグビーW杯の大成功で各紙は代表強化の継続と競技普及の必要指摘

◆日本中を熱狂に包む  「想像がつかなかったラグビーのうねりを巻き起こした。日本のみなさんがスクラムを組んで成し遂げたオールジャパンの成果」(ラグビー・ワールドカップ<W杯>日本大会組織委の御手洗富士夫会長)と語れば、同…

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江戸時代を専門にした歴史学者・故大石慎三郎…

 江戸時代を専門にした歴史学者・故大石慎三郎さんが、江戸中期の老中・田沼意次(おきつぐ)の研究を始めたのは、史料の中に奇妙なことがあると気付いたからだ。意次は賄賂好きの腐敗した政治家と言われてきた。  その根拠の一つとさ…

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「世界の交流拠点都市」へ邁進 金沢市

地方創生・少子化対策 首長は挑む 金沢市長 山野之義氏  北陸新幹線開業で内外の観光客が増加するなど活況を呈する石川県金沢市。「世界の交流拠点都市」を掲げユニークな街づくりを進める山野之義市長に話を聞いた。 (編集局長・…

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両陛下、文化勲章受章者ら招き茶会

 天皇、皇后両陛下は5日午後、文化勲章受章者と文化功労者26人を皇居・宮殿に招き、茶会を催された。  文化勲章受章者はノーベル化学賞受賞が決まった電気化学の吉野彰さん(71)ら6人、文化功労者は歌舞伎の坂東玉三郎さん(6…

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民主党指名争い、バイデン氏に急進左派2氏挑む

米大統領選まで1年 トランプ政権の攻防(下)  20人以上が大統領選に出馬表明した民主党は、中道左派のバイデン前副大統領(76)が一歩リードし、その後を急進左派のウォーレン(70)、サンダース(78)両上院議員が追う展開…

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東アサミット 地域が連携して中国抑えよ

 東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国や日米中露などの18カ国が集う東アジアサミット(EAS)がバンコク近郊で開かれた。  中国は国際ルールを無視し、ASEANの一部加盟国と領有権を争う南シナ海で軍事拠点化を進めている。…

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石門・陵墓など、世界遺産としての首里城に光を

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  首里城の火災で、正殿、南殿、北殿など7棟が焼失した。また、首里城を管理運営する沖縄美ら島財団所有の文化財1510点のうち、正殿などの常設展示品421点が焼失した。火災後、初めての週…

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すすり泣きと共に終焉 It ends with a whimper

 「かくして世界は終わる」「爆音と共にではなく、すすり泣きと共に」と、T.S.エリオット(1888年~1965年:英国の詩人、小説家)は『空(うつ)ろな人間』の中で書いている。第1次世界大戦後のヨーロッパ大陸を覆った絶望…

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<それは秋らしい柔らかな澄んだ日ざしが…

 <それは秋らしい柔らかな澄んだ日ざしが、紺のだいぶはげ落ちたのれんの下から静かに店先に差し込んでいる時だった>。志賀直哉の名作「小僧の神様」の冒頭部分である。余計な説明を省き「秋らしい柔らかな澄んだ日ざし」と書くだけで…

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男性既婚者の叙階公認を、バチカン公会議が提言

 ローマ・カトリック教会総本山、バチカンで3週間にわたって開催されたアマゾン公会議は10月26日、最終文書を公表して閉幕した。注目は、「遠隔地やアマゾン地域のように聖職者不足で教会の儀式が実施できない教会では、司教たちが…

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ゴーン被告に同情の声なし

地球だより  大革命で王政を廃止したフランスだが、中身は違っても階級社会は続き、今でも富裕層への富の集中度は、英国をしのぐとも言われている。そんなフランスでは、常に富裕層に対する一般市民のネガティブな感情が渦巻いている。…

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北の「北極星3号」開発に思う

元統幕議長 杉山 蕃 巨費を投じてもペイせず 射程短く限定的な攻撃可能域  10月初頭、北朝鮮は水中発射の中距離弾道ミサイル(IRBM)「北極星3号」の発射に成功したとし、その画像を公表した。国連決議を欺くその行動は誠に…

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沖縄県浦添市、深夜の子連れ飲食に制限を検討

沖縄県浦添市、深夜の子連れ飲食に制限を検討

「キッズファーストで」と松本哲治市長、条例案を模索  沖縄県浦添市は、深夜の子連れ飲食を制限する条例を検討している。松本哲治市長は、子供たちをどのように守り、健全育成していくか、世論喚起を図る狙いがあり、おおむね市民の支…

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「壁を越えて世界平和を」 多文化交流フェスティバル

 多文化共生社会の実現に向けて国際交流活動を促進する「多文化交流フェスティバル in TOKYO 2019」(同実行委員会主催)が4日、東京・新宿区の四谷区民ホールで開かれた。今年で5回目。  「多文化共生トーク」が行わ…

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