Date archive for 4月, 2018

企業景気、保護主義に警戒感強まる

 米中の貿易摩擦を背景に産業界に警戒感が強まっている――日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)は、企業のそんな経営心理を示す結果となった。  円高による輸出企業の収益悪化も懸念され、景気の先行きには慎重な見…

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「冷戦」時代に戻る The Cold War is back

 ドナルド・トランプはロシア人に対して強硬姿勢は取れないだろうと言う者がいたら教えてほしい。60人のロシア人「外交官」を本国に送り返すという月曜日の大統領令は、欧州諸国の中でも特に、ポーランド、イタリア、デンマーク、フラ…

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米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ…

 米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズの自動運転車が、米アリゾナ州の公道で試験走行中に歩行者をはね死亡させた。死亡事故が起きたのは初めてだ。  車載カメラの映像では、車両は自転車を押して道路を横切ろうとした女性に近…

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ロブスターの人道的殺し方

地球だより  ロブスターを生きたまま熱湯に入れて料理してはならない。なぜならば、ロブスターは複雑な神経系を持ち、その痛みは想像を超えたものだからだ。今後は料理前に電気ショックで神経をマヒさせるか、包丁で命を絶たなければな…

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フランス、再びテロの脅威に直面

 昨年11月に非常事態宣言を解除したフランスで、再びテロ事件が起きた。フランス南部でイスラム過激思想に傾倒するモロッコ人の若者が警官を含む4人を殺害し、多数を負傷させ、フランスは再びテロの脅威に晒(さら)されている。過激…

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日本の外交はどうあるべきか

元在ウィーン国際機関日本政府代表部大使・元駐ニュージーランド大使遠藤 哲也 国際協力と協調推進を 中長期的な目標設定が必要  このような大上段に構えたテーマについて意見を述べるには、いささかじくじたる気がするが、筆者は5…

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両陛下がお忍び散策

皇居外で桜楽しまれる  天皇、皇后両陛下は2日朝、皇居周辺を「お忍び」で約10分間散策された。両陛下は朝に皇居内を散策するのが日課だが、敷地外に出ての散策はまれ。天皇陛下は皇后陛下と腕を組んでゆっくりと歩き、ときおり笑顔…

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自民、9条改正へ見切り発車

2項をめぐる党内の溝深く  自民党(総裁、安倍晋三首相)は3月25日の党大会で、自衛隊の明記(9条改正)、緊急事態条項、参院選の合区解消、教育の充実―の4項目について、憲法改正推進本部(細田博之本部長)がまとめた条文たた…

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退位・即位儀式、御代替わりをつつがなく

 天皇陛下の退位と皇太子殿下の新天皇即位に関連する一連の儀式の大枠が決まり、きょうにも閣議決定される。御代替わりという大行事が整然と、かつ国民と共にある皇室にふさわしい形で行われるために、皇室の伝統と象徴天皇の在り方との…

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ICT教育充実へ、整備目標などの推進計画を

超党派議連が地域格差解消で法案の概要をまとめる  学校教育での情報通信技術(ICT)活用を目指す超党派の議員連盟(会長・遠藤利明元五輪担当相)は、ICT環境の充実に向けた法案の概要をまとめた。  コンピューターなどの整備…

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文科省、国公私立大を一体運営する制度案を示す

地域ごとに新法人を設立、効率的な運営を可能に  文部科学省は3月27日、地域の国公私立大が新法人を設立し、一体的に運営できるようにする制度案を中央教育審議会の部会に示した。少子化で地方の大学を中心に経営が厳しくなる中、複…

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全国「家庭教育支援チーム」が報告会

虐待予防に訪問型支援充実を、全国「家庭教育支援チーム」が報告会

 子育て家庭を教育支援する「家庭教育支援チーム」が発足して10年。子供が育つ家庭環境が複雑化する中、学校・家庭・地域をつなぐ支援チームの役割は増している。3月15日、全国「家庭教育支援チーム」の関係者が集い、家庭教育支援…

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「ゆとり教育」の核心

 入学シーズンだ。大きなランドセルを背負ったちびっ子たちの姿はほほ笑ましい。そのランドセルの傾向として、軽量化が進んでいる。「脱ゆとり教育」で教科書が厚みを増して重くなったからだとか。教科書の厚さだけを見れば、脱ゆとりが…

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佐川氏証言の「拒否回数」ばかり数え「詳報」はずさんだった朝毎読日

◆産経の阿比留氏指摘  55回(毎日)、50回(日経、読売)、40回超(朝日)。何の数字かというと先週、国会で学校法人「森友学園」の国有地売却に関する財務省の決裁文書改竄(かいざん)をめぐる証人喚問があった。その際の佐川…

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「初蝶(はつてふ)来(く)何色と問ふ黄と…

 「初蝶(はつてふ)来(く)何色と問ふ黄と答ふ」(高浜虚子)。近くの林の中の散歩道で「おや、こんな所で」と驚きつつ、その優雅な胡蝶(こちょう)の舞にしばらく見とれていた。モンシロチョウやキチョウはよく見掛けても、アゲハ類…

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閣僚は本来の職務果たせ

米コラムニスト マーク・ティーセン 国家安保チームを刷新 大統領補佐官にボルトン氏  トランプ大統領が、ジョン・ボルトン氏を国家安全保障担当大統領補佐官に、マイク・ポンペオ氏を国務長官に指名したことを受けて、批判の声が上…

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中国の軍事活動への対応

元統幕議長 杉山 蕃 対艦誘導弾の充実図れ 射程延伸と監視網の統合を  平昌五輪パラリンピックが無事終了し、この間、北朝鮮の両大会への参加を契機として、南北対話さらに米朝首脳会談の機運が醸成され、これに備えて北朝鮮の金正…

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ネパール、中印との外交バランス重視 エクナト・ダカール氏

元ネパール和平復興相 エクナト・ダカール氏に聞く  ネパールのエクナト・ダカール元和平復興相(43)はこのほど来日し、世界日報のインタビューに応じた。ネパールでは、2015年に成立した新憲法下で初めて行われた選挙の結果、…

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拉致問題、米と連携し取り組み強めよ

 北朝鮮による拉致被害者家族らは安倍晋三首相と面会し、今月中旬の日米首脳会談の際、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談を予定するトランプ米大統領に、日本人拉致被害者の救出を働き掛けるよう首相に求める決議文を手渡した。 …

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「劣化する伝統宗教」寺院・神社界の“暗部”を暴き出すダイヤモンド

◆頻発する生臭い事件  近年、“終活”という言葉を頻繁に聞くようになった。人口減少による高齢化社会の中で、人生の最期をどのように迎えるか、を真剣に考える人が増えたことによるのだろう。そもそも終活とは、読んで字のごとく人生…

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東日本大震災で家族を失った遺族ら4人が…

 東日本大震災で家族を失った遺族ら4人が、地元の宮城県名取市に対し「市は広報車による避難誘導を実施しなかった。災害対応に落ち度があった」などとして損害賠償を求めた訴訟の判決があり、仙台地裁(高取真理子裁判長)は請求を棄却…

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天皇と憲法について考える

哲学者 小林 道憲 慣習や法にこそ主権存在 統治権の総攬者としての天皇  来年は、天皇の代替わりがある上に、憲法の問題も議論されているので、憲法上の天皇の地位などについて考えてみたい。  「日本国憲法」第1条では、よく知…

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中国軍、米石油企業システムに侵入

USTRが大物ハッカー名指し  米通商代表部(USTR)は中国政府の不公正な貿易慣行に関する最新の報告で、人民解放軍(PLA)の将官が、米石油・ガス企業などに対するサイバースパイ活動を指揮していたことを初めて明らかにした…

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